剣
前回のあらすじ
ドワーフの街はロリコンうけする。
「爺さん、その子に作ってもらいたい。」
「そうですか。わかりました。ほれ、お前の初仕事だぞ。」
「待ってください!私はまだまだ素人です。そんな、大切な牙を無駄にするようなことがあったら…」
「って言われても、決めたのは俺じゃない。こいつだ。こいつが自分の勘を信じて、あんたに作ってもらいたいって言ってるんだ。どうか、聞いてやってくれ。」
「本当に、いいの?」
「ワン。」
「で、でも…」
「ほれ、シャキッとせんか。儂だっていつまでも生きとらんのだから。安心せぇ、若い頃に有名だった儂の弟子じゃろう。それとも、儂の顔に泥塗るか?」
「い、いえ!決してそんなことは。」
「なら大丈夫じゃな。見た目や装飾は儂が話をきく。お前は鍛冶場の準備をせぇ。いつかは来ることじゃろう。」
「っ!は、はい!」
「んじゃ、見た目を決めましょうかね。」
「よろしく頼む。」
「して、その要望とは。」
そう言って老人は紙とペンを取り出す。
俺は自分の思い描く剣を伝える。
長さは小太刀以上、日本刀未満で、片刃。見た目は台形で、鍔はいらない。
見た目は某有名な最後と言いつつ15までシリーズが続いてるファンタジーゲームの第7シリーズに出てくる金髪の主人公のでっかい剣を持ち手の長さまで細くした感じ。
鞘は派手ではなく、あくまで刀身を包めればなんでもいい。という感じ。
「ふむ、見た目はシンプルじゃな。だが、このサイズだと、牙の大きさに合わんぞ?なんならもう一本、小さいのが作れるくらいじゃな。」
「そうなのか?」
どうするかなぁ。まさかそんなことになるとは1ミリも…そうだ。こうしよう。
「じゃあこれくらいのをもう1本頼む。それで、鞘をつけるベルトだが、こいつに合わせてくれ。」
そう言ってロボルを抱き上げる。
せっかくだ。お揃いのを装備しようじゃないか。
「なるほど。君の、ではなく、君たちの、か。うむ。いいじゃろう。見た目は同じでいいかの?」
「ああ。それでもう一つお願いがある。こいつを二つに割って、二本のそれぞれの柄頭につけてくれ。」
「ほぉ、小さい牙か。いいじゃろう。出来る限り"対"ということを示したいのじゃな。」
「ああ。頼めるか?」
「大丈夫じゃよ。あの子なら出来る。一週間後にまた来てくれ。」
「わかった。それまで、この街を観光させてもらうよ。」
「そうかい。して、あんた、名前は。」
「イバラ リョウタロウ。冒険者だ。爺さんは?」
「儂はヨルク ニクラス。 さっきの子はコリンナ エルマ。」
「わかった。では一週間後な。最高の剣を期待してる。」
「ああ。わかった。もっとも、作るのはコリンじゃがな。」
そして、俺たちはヨルクさんの鍛冶屋を後にした。
ドルーフにて。
「へぇー、それで、牙預けて来たの。」
「こいつの親の牙だからな決定権はこいつにある。」
「でも、その娘、大丈夫なの?」
「ロボルが良いって言ったんだ。きっと大丈夫さ。フェリクスはどうだった?」
「俺の方はちょっと気になってる大剣があってな悩んでる。」
「まあ、あと一週間はここにいるんだ。ゆっくり悩めば良いさ。」
「そうだな。」
「いっそ二刀流なんてどうだ?」
「夢があるが、腕がもたないよ。」
そんな感じで、その日は終わった。
3日後の夜。
「なぁフェリクスや。」
「なんだ?リョウタロウ。」
「あれヤバくないか?」
「ああ。かなりな。」
「ワフゥ…」
そんな俺たちの視線の先にはドワーフと飲み比べをしてる女子2人。今までにないくらいはっちゃけてる。
てかディアナはすでにダウン。エヴはまだまだこれからって感じ。
「あいつらって酒飲める歳だったか?」
「王国の法律では16から飲んで良いことにはなってる。エヴリーヌは17だし、ディアナは…知らんな。」
あっそうなんだ。この世界じゃ16なんだ。まぁエヴリーヌは王女だから早いうちから慣れてた可能性もありそうだからな。ていうか。
「あれ、処理するの俺たちだよな?」
「多分な。」
「…」
「「「はぁ…」」」
「少し飲むか?」
「そうだな。コップ一杯ほど。」
翌日。2人はトイレから出てこなかった…
どこの世界も酒は恐ろしい。
酒は飲んでも飲まれるな。
未成年は飲んじゃダメだぞ?
作者との約束だ!




