野営
ユニークの人数500超えてて驚いてたら長くなっちまったぜ。
前回のあらすじ
一週間丸々キッ◯カットしてやったぜ。
現在、リザードマンの里に向かうためにリザードマン達のキャラバンに同行中。
何でキャラバンに同行中かって?安心しろ、そこはキ◯トカットしないから。
朝のこと。
「行くとして、野営不可避だろ?道具はどうするんだ?」
「それは心配ない。魚屋の奴らが里に帰るのについていけばいいからな。」
「許可は?」
「話をしたらいつでもいいそうだ。」
いつのまにしたんですかね。まあ、いいさ。どうせ俺が何言ってもひっくり返らないんだろ?
「そうか、で、出発はいつなんだ?」
「この後だが?」
とうとうフェリクスもエヴに染まり始めたなぁ〜、何なん?あいつ、伝染病か何かか?免疫貫通ってか?働けフェリクスの細胞。
そんなこんなでいまに至るんだわ。
でもリザードマンの里に行って何しようかねー。
話の限りでは、彼らリザードマンは、基本自給自足で生活しているらしい。みんなにわかりやすくいうなら、アマゾンとかの先住民族に近い。
違うところは、魚を王都など、人間に売って、そのお金で、王都で買い物をして里に帰るってシステム。
流石に彼らといえど、製鉄技術がないので、鉄器や陶器は買わなければならないし、服とかも、布を手に入れなければならない。
でも、基本は魚や野草などを主食としており、海岸沿いに他の村などがないことから、比較的平和かつ安全に過ごしてるらしい。
長老とかもいるらしいし、里のことは年長者が決めるって感じ、でも結構その場に若者が混ざってたりしてるって。
なにそれちょー平和。人間に見習わせたいわ。
里までは二泊三日でつく。
魚を運ぶ時ほど急がないからね。また、その間のご飯はリザードマン達が作ってくれる。食材は王都で買ったものだ。
うん。普通にうまい。簡単なスープとかだけどね。
んで夜。
男女別にテントに分かれ、見張りが交代でつき、夜を越す。
1日目は何のトラブルもなく、普通に森でキャンプした感じ。
2日目は途中、ゴブリンが数体現れかけた。
かけた。というのは、奴らがこっちに来る前に、ロボルが潰しに行ってくれたからだ。よって未遂。
ロボルが森に走って行った数秒後、聞こえるは断末魔て。そんで帰ってきたロボルはスッキリした顔と。
この子そのうち国一つ滅ぼせるんじゃね?とか思ったのは秘密。実際親が親だからあり得る話だ。
ふと空を見るとドヤ顔の親狼が見えた気がした。
あいつとんだ爆弾置いて行きやがった。俺、せいぜいクマくらいがいいところだと思ってたけど、多分恐竜とかそこら辺のクラスまで行く気がする。
そんなこんなで2日目も平和だった。
そして3日目、昼頃にそのリザードマンの里に着いた。
第一印象はザ・漁村って感じ。
釣り◯カ日誌とかに出てきそうな感じののどかな村。
子供は遊び、女性が洗濯物を干して、男性は海岸沿いで漁。
平和の代名詞になりそうな感じの村。
と思っていたが、一部だけ違った。
いや違くはないんだけど、なんというか場違いというか。
俺の視線の先にはリザードマン達と一緒にいる体半分海に入ってるネ◯シー。
イメージはポケ◯ンのラ◯ラスってやつおったろやろ?あれの甲羅とってでっかくした感じ。
それが3匹おる。
後ろの女子2人が固まってるが、ちょっと怖かったのかな?
「フェリクス、あれは…」
「彼らはシークルスというモンスターの一種でな、我々と共存関係にあるんだ。名前はついてるが、あとで紹介しよう。そこら辺も含めてな。」
「は、はぁ。」
そう言ってフェリクスは俺たちを村で結構大きめの建物に案内した。
「長老、ただいま戻った。」
「おぉ、ジルの坊主か。では、彼らが。」
「あぁ、リョウタロウ達だ。リョウタロウ、こちらが、この村の長老、ツェーザル ベンノだ。 」
「ツェーザルだ。屋台の件では世話になったな。」
「あぁ、いえ。」
そう言って握手をする。
長老の印象は海の男って感じ。ワイルドなおじちゃんっていう雰囲気がある。きっと親戚に漁師のおじちゃんがいる人なら分かるはずだ。こう、船の船長的なあれ。
「長老、彼らにはあの事を話してもいいかと。」
はて、あの事とは。
「そうだな。彼らには借りがあるし、おまえが信頼しているのなら大丈夫だろう。それも含めて、招いたのだろう?」
「はい。」
「では、リョウタロウ殿、まずは謝らせてもらいたい。」
「え?いえ、別にツェーザルさんは何も…」
「話に聞くところでは、リョウタロウ殿には王都で、我々の屋台を救ってもらったな。」
「えぇ、まぁ。」
「俺が、リザードマンは魚の寄生虫を魔法でとってる。と言ったの覚えてるか?」
後ろで女子2人がまた固まっているが、どした?
「あぁ、村の者はほぼ使えるってやつだろ?」
「実はあれは真っ赤な嘘なんだ。」
「え?あっ、そうだったの?」
「あぁだが、別に騙そうとした訳ではない。そうでもしなければ、我々が下に見られるからな。」
「つまり、寄生虫は大丈夫だが、魔法ではとってないと。だが、そういう嘘をつかないと立場的にアレだったと。」
「そういうことだ。」
「でも、何で寄生虫が大丈夫なのに、そんな嘘をつくんだ?大丈夫な理由をしっかり話せばいいのに。」
「そこで、シークルスだ。」
「?」
「我々の漁は彼らの背中に乗って、海に出て、彼らに魚を取ってもらう。というものでな。ああ、ちゃんと洗ってるから安心してくれ。」
へー。つまりは昔日本でやってたあれだろ?あの、ウという鳥を使って魚を捕らせて、それを吐かせて漁をするってやつと同じ捕り方。確か、前世で動物愛護団体が酷いつって今じゃやられてないあれ。ニュースにもなってたな。
てことはこの世界にも動物愛護団体があるの?
「それで、あのシークルスなんだが、昔人間と争っててな。彼ら自体は温厚なんだが、人間が魚を取るために、昔彼らを虐殺した過去があってな。双方に多大な被害を出して、結局、人間が引いたんだ。我々はそれより前から彼らと友好関係は築いていたし、虐殺が行われたのはここから離れているから大丈夫なんだが、人間の歴史には、彼らは凶暴なモンスターとして刻まれていてな。我々の漁法上、こうするしかなかったんだ。」
はー。
人間ク◯野郎だなおい。どこ行っても自分勝手なのは変わらねえのな。この話で、唯一の救いはシークルス側が勝ったこと。これ負けてたらとんでもないことになってるだろうし。んでリザードマン達は漁で生計を立ててるが、シークルスが関わってることが知られるとアウト。
なるほどねー。全部理解した。
「でも、なんで寄生虫が大丈夫なんだ?」
「彼らは本能的にそれが見分けられるんだ。取るときも寄生虫がいない魚を取ってもらってる。」
はへー。あいつら便利やなー。流石野生の本能。最近ロボルを見てるからその凄みがよくわかる。
「そこでリョウタロウ殿にお願いがある。このことをどうか秘密にしてほしいのだ。」
「別に構いませんよ。むしろ守らなきゃいけないですし。リザードマン側には何の罪もないですし。」
「そう言ってもらえて助かります。話はこれだけです。ほれ、ジルの坊主。宿に案内してやりなさい。」
もともとは人間が悪いことだしな。同じ人間としてちょっと罪悪感がない訳でもないし。
さ、重い話はこれくらいにして、旅行を楽しもうじゃないか。
「ところでフェリクス、俺が断って、脅迫してたらどうしてた?」
「そんなやつではないと見込んで連れてきたんだろうが。」
「そうとも限らないぜ?(ニヤニヤ」
「それなら全力で殺るところだ。(ニヤッ」
「「ハハハ」」




