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ゲー4(元)  作者: 鬼雨
ジャパニーズソウルは異世界受けする。
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親蜘蛛

前回のあらすじ

盾とは…




別に難しい事はしないさ。

でもカードゲームとかならスゲー嫌なやり方だけど。


そのために、まずは、エヴ動かさなきゃな。

「なあエヴ。」

「な、なんだリョウタロウ。私は今すぐにでもここから逃げたいんだが?」

「奴に結構なダメージ与える魔法って使える?」

「まぁ使えるが、詠唱に時間がかかるぞ?」

「いいんだ。んで、俺が次に"バカ"って単語を喋ったら、あいつに向けて撃て。」

「いいが、先程からやってるように、糸の盾で防がれるぞ?」

エヴが言うように、魔法部隊の魔法は親蜘蛛が足と足の間に作った糸の網の盾に防がれてる。

「構わん。やってくれ。」

と、駒は揃ったし。うまくいってくれよ?


「おーい、親蜘蛛さんや〜。」

その声に反応して、親蜘蛛がこっちを見る。

「お前が強いのはわかる。だが、なんでこんな自宅で戦うんだ?お前なら、更地でもそれなりにやれるだろう。」

冒険者達が何事かと、俺を見る。

「それとも、更地じゃやっぱ蜘蛛らしく、地を這うだけってか?」

その言葉に反応して、親蜘蛛が襲ってくる。

冒険者達が「あいつ正気か?」と口々に言う。

やはり俺の予測はあってる。

この世界の大半のモンスターは人の言葉が喋れなくても、理解できる。ロボルと過ごして、何となく勘付いていたが。

これは即ち、奴らに口による挑発が効くということ。

これはかなり使える。

親蜘蛛の攻撃は決して遅くはない。気を抜けば、体を真っ二つにされそうだ。

でも避けれてるのだから大丈夫だろう。

「ずいぶん必死だな?図星だったか?」

とさらに挑発する。

親蜘蛛もそれなりにキレてきた。

そうして躱しつつ、みんなと距離をとらせる。

そして、俺は糸の壁まで追い込まれた。

みんなは親蜘蛛を挟んで向こう側にいる。そろそろいいかな?

「そんなに怒るとはなァ〜やっぱあいつらの親といえど、人間よりは辛抱弱いってか?フンッ、やっぱこの世のモンスターはみな"バカ"ってことか。アハハハ。」

これで、俺は奴の逆鱗に触れた。親蜘蛛は、両腕の鎌を一緒に振り下ろしてくる。

俺は自慢の脚で、その間を飛び越え、みんなを背にした。正面には奴の尻。そのままバックステップで距離を取り、横にはける。すると、真横を特大の火球が飛んでいく。親蜘蛛は、後ろを向いているので、当然当たる。

「ロボル!」

「ワン!」

俺は着弾を確認して、ロボルに合図する。

親蜘蛛が苦しみながらこちらを向く。

するとその目に飛び込んでくるのは、親蜘蛛の目を潰さんとするロボルの姿。

魔法が効いたのか、反応に遅れ、ロボルに目を噛みつかれる。両前足が鎌なので、むやみに払おうとすれば自分を斬ってしまうことをわかってるのか、必死に振り解こうとする。

が、そんなのでロボルは離れない。次々と目を潰し、ついに離れた時には8つの目のうち、6つが食い千切られている。

ロボルも惨いなぁ〜。やっぱ遺伝かな〜。すごい清々しい顔してる。寝顔は超絶可愛いのに。


さて、そろそろ締めだな。

「なんだ。大したことないな。所詮は蜘蛛か。ゴブリンの方が手応えがあるぜ?」

親蜘蛛も怒りが頂点に達したのか、また鎌を振りかぶって来る。

俺は両手のナイフに延刃をかけ、右を残り2つの目の1つに投げる。それなりに接近してたので、親蜘蛛は避けきれず、目がまた一つ潰れる。

おそらく、さっきのことより、上には逃げれない。横も、鎌のせいで無理。じゃあどうするか。


下があるじゃないか。

親蜘蛛はそれなりのスピードで突進してきてる。

俺は、親蜘蛛に向かって飛び出し、そのままスライディング。

抜けざまに左のナイフを振り抜き、鎌の足を片方飛ばす。

そして俺は親蜘蛛の下を通って脱出。

親蜘蛛はというと、足を一本持ってかれたことに驚き、スピードが制御できず、自分で作った糸の壁に突っ込む。


ちなみに蜘蛛というのは、巣を作る時にくっつく糸とくっつかない糸で巣を作る。蜘蛛達はそのくっつかない糸を足場に巣を移動する。つまり、奴らもそのくっつく糸に引っかかるということ。でないと、くっつかない糸を使う意味がない。


さっき飛ばされた盾役達を見る限り、壁に当たると、いくつかの固定してる部分が外れ、獲物を糸で包むようになっていた。

親蜘蛛にもこれは適応され、親蜘蛛は自分の糸で動けなくなった。


カードゲームにおいて、嫌がられる戦術、というか、ルール違反。


相手の手札を使うこと。


城を攻める時もそうだ。

撤退をほのめかし、追撃を出来るだけ釣り、別働隊が城を占拠。その城の設備を使って残党狩り。

人間相手だとよほどのアホでなければ通じない手だが、相手がそこまで考えられないモンスターなら話は別だ。


糸で動けなくなった親蜘蛛はもうなす術なし。なにせ壁に当たった奴は動けなくなるように、自分で作った城だ。あとは煮るなり焼くなり好き放題できるわけ。

「フェリクス !」

「なんだ?」

「あの鎌凄い切れ味いいよな。」

と視線の先には俺が飛ばした鎌腕。

「そうだな…」

「なぁ、フェリクスよ。」

そう言って、フェリクスに向き直り、鎌腕を指差し、首を切るジェスチャーをし、グッドサイン。

「なるほど。わかった。」


んじゃ俺は怪我人の様子を見てきますかね〜。


後ろで、何かが斬られる音がして、俺は気分が明るくなった。














ユニークの人数が300人だーって上げた後見たら、400人超えてるって。

速すぎぃ。

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