続・仕事
前回のあらすじ
フェリクスが仲間になってしまった。
〜休憩中〜
「死ぬかと思った。」
「久々に命の危機を感じた。」
「にしても、多かったですね」
「ワフゥ〜」
「あの量って大丈夫なのか?ギルド的に」
「さぁ、まぁ私が焼き払ったからな今更どうこう出来まい。」
「でもあいつらの親はまだ生きてるかもしれないだろ?」
「あいつらの親玉か…一体どんな奴なのやら。」
「とりあえず、クエストこなして、帰ってギルドに報告しておこう。」
「しかし、証拠がありませんよ?」
そう言われて、来た方向をみると、野原が黒く焦げてる。
「ちょっと探してみようぜ?」
「私は無理だ。魔力が底をつきそうで」
「私も、あれを見た後で、気分が少し…」
「すまないが、俺もだ。武器といい、自分もだが、重くてな。」
ムムム。俺1人か?
「ワン!」
「おっ。ロボルはついて来てくれるか。ありがとうな。」
というわけで、文字通り焼け野原を探索中。
たしかにあんだけいた奴らだが、1匹残らず焼けてる。
「ワン!」
「ん?なんか見つけたか?」
とロボルをみると、口に魔石を咥えてた。
「魔石か…なぁ、もう少し取って来てくれないか?10こほどあればいい。」
「ワン!」
魔石にはその持ち主の情報が刻まれてるらしい。
ギルドではそれが判別できる(どうやってるかは秘密)ので、あの蜘蛛の魔石を10個程持っていけば証明にならなくもないはず。
と20分くらいして、かなり集まった。この魔石を取るのが意外と面白く、個数は30個程までのぼったわ魔石ホリダー、おそるべし。
それを袋に入れて、みんなのところへ戻った。
「これだけあれば十分だろ。」
「そうですね。では、クエストをちゃちゃっと済ませて、帰りましょう。」
俺たちが受けたクエストは平原に出るイノシシのようなモンスターの角を5個取ってくること。なんでも漢方薬になるんだとか。
治癒魔法でどうにかならないのかと思ったが、難病に効く魔法は使える者が限られるし、それなりにお金もかかるので、庶民は割と漢方薬を使ったりしてるそう。
じゃあカミラさんは?ってなるんだけど、エヴリーヌがフベルトに口利きしたらしい。それで言うこと聞くフベルトもどうかとも思うけど。
クエストの方は1時間ほどで終わった。さして強くもなかったしね。
んで現在帰り道。
「また、出てきたりしませんよね?」
「やめろディアナ。本当に出てきたらどうする。」
「しかし、もしそうなった時、さっきのように、うまくいくかはわからないぞ?リョウタロウ。」
「つっても、逃げる以外の選択肢なんて、森ごと焼くくらいしかないぜ?」
結局、帰りは会わなかった。
そしてギルドにて。
「はい。クエストの角。」
「はい。たしかにお預かりしました。こちらが報酬です。」
「ありがとう。あともう一つあって。平原に行く途中の森で、小さい蜘蛛がバカみたいにいたんだが。」
「小さい蜘蛛ですか。具体的には、どのような?」
「ああ、これくらいでかなりの量だった。一応、襲ってきた分は倒したんだ。これが奴らの魔石。30個程ある。」
「わかりました。こちらで調べておきます。何かあった時のために、滞在先などありましたら、教えていただけますか?」
「わかった。子鹿亭と言う宿だ。」
「子鹿亭ですね。わかりました。」
「で、どうだった?」
「とりあえずは調べてもらえることになった。大事にならなきゃいいが。」
「さぁ、帰ろう。カミラのご飯が食べたい。」
「そうですね。フェリクスさんはどうするんですか?」
「俺は魚屋の方はもう村に戻ってしまってるからな。出来れば、みんなと一緒の宿に行きたいのだが、空いているか?」
「ええ。まだ部屋には空きがあったはずですから、大丈夫だと思います。」
「そうか。では俺もそこに。」
チッ。魚屋の奴らはせっかちだったか。
「お帰りー。あら?またお友達が増えて帰って来た。」
「えっと、お邪魔します。」
「オーケー。一名追加ねー。やーエヴが来てから商売繁盛で嬉しいわー。」
「ふふん。とそれより、早くご飯をくれ。今日は疲れた。」
「はいはい。今から作るから、待っててね。」
とようやくベッドまで戻ってきた。
最近マジ忙しすぎぃ。
もう体もたないわー。
あー。ロボルをモフッてる時しか心が安らがないっておかしいよー。
それにしても多かったな〜
一生分の蜘蛛見た気がする。
〜翌日〜
「すまない!冒険者のリョウタロウはいるか!」
もうヤダ。明日と明後日は休みだ休み。
どうやら大事になったらしい。
頑張ってもっと書かねば。




