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ゲー4(元)  作者: 鬼雨
また離れて、再開を目指す
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剣術の授業

北海道、最近、気温、急低下、我、風邪気味也。


いや、マジで寒いっす。

でもやっと冬だなぁと感じる今日この頃。

ストーブにはまだ早い。

前回のあらすじ

先生は止まらない




と、不法侵入者を始末し、教室に戻る。

「さて、んじゃ授業の続きを…」

と言いかけたところで鐘が鳴る。

「あー終わっちまったか。よーし、それで、体育館だっけ?」

と、コンラートの方を向く。

「え?あ、いや、今日は用事があるので、後日でもいいですか?」

「ん?まあ俺はいつでもいいけど。んじゃ帰りのホームルームやるぞー。」


と、職員室に戻ると、少し騒ぎになった。

「イバラ先生!やり過ぎではないのですか!?」

「じゃああのまま放っておいても良かったんですか?私兵ごと突っ込ませて生徒1人拉致されても?」

「そ、それは…」

校長もほかの先生も黙ってしまった。

「学校は生徒を親御さんから預かってるんだ。名誉も、命もかけて守るのが道理じゃないのかい?少なくとも俺と湊人はそうだと思って先生の仕事やってますけどね。まだ2日目ですけど。」

ほかの先生方も渋々下がった。


「いやー涼太郎張り切ったねー。」

食堂にて湊人と昼食を食べる

「ん?まあな。でも、あれで懲りるとは思えないんだよな。」

「ほほう?つまり第二波がくると?」

「あいつ多分バカだからな。」

そう言ってパスタを啜る。

「あ、そうそう、これ生徒のプロフィール。」

そう言って紙を数枚を渡してくる。

「鳥使って軽く調べた。ちょっとした印象程度だけどね。」


女子

1、アフレア・オビーヌ

委員長、金髪、成績優秀


2、バゼーヌ・ブノワ

内気、黒髪、魔法が得意


3、カリエ・コデルリエ

金髪、天然なところがある


4、シャレット・クララック

金髪、お嬢様、


5、クーラン・キュヴィエ

姉だけど、妹より小さい、双子、おっとり


6、ハンナ・キュヴィエ

妹だけど、姉より大きい、双子、勝気


7、イェレナ・バラーシュ

黒髪、マドンナ、求婚されることが多い


男子

8、アウレール・ベイル

男子のリーダー、イケメン


9、ジェイ・ボスマン

スポーツマン、一番剣術がうまい


10、ヒュー・ブラウエル

メガネ、クール、魔術が得意


11、サラブ・クロンメリン

ひ弱、実は魔術がクラスで一番


12、コンラート・ペンデルス

オラオラ系、喧嘩っ早い


13、マレク・シャウテン

体が一番大きい、剣術は2番目


14、ロベルト・スヴァルト

ちょっとおバカだが、成績優秀


15、テオドル・ヴェイケル

一番家が貧しい(貴族の中で)が、クラスからの信頼はある。


昨日、湊人に頼み、1人に1羽鳥を付け、家の位置と、性格を軽く調べた。

「結構詳しくないか?」

「一部メイナードさんからのメモより。」

「納得した。」

その日はそのまま特になにもなく終わった。


翌日、みんなの体育、つまり剣術の授業を見に行ってみた。

剣術は男子のみで、女子は礼法の授業を別でやっている。

先生はハールという名前で、割と腕が立つらしい。

そこそこな熱血指導だが、内容は型ばかり。

つまり演舞向きの動きばかりだ。

「ハール先生、型ばかりですけど、大丈夫なんです?」

「大丈夫、とは?」

「とても実戦的じゃないじゃないですか。」

「ええ、それが?」

「たしか、クラス対抗の体育祭?みたいなのありましたよね。」

体育祭といっても、結構大掛かりだ。

魔術部門と、剣術部門に分かれ、クラスの代表がトーナメント方式で対戦する感じだ。

「ここにきてる子達は剣術なんて将来使わないですし、使うなら家の方で個人的に教えてもらうのが普通なので。」

「にしても手抜きが過ぎません?」

俺の言葉に男子たちが固まった。

どうやら禁句だったらしい。

「今なんと?」

「型がお粗末だと言いたいんです。演舞向きだとしてもね。そもそも剣術って戦う技術でしょう?元を辿れば人を殺す技だ。チャンバラとは違う。」

「つまり、私の指導が気に入らないと?」

「んー、少し違いますかね。先生は俺と違って正式な先生ですし、ただ、俺からすればレベルは低いですかね。」

「では、手合わせ願いましょうか。」

どうやら火をつけてしまったらしい。

「実は、昨日のをみて、少し疼いてしまってましてね

だがいい機会だ。そこそこの腕と聞いているし、ただみてるのも退屈だった。

武器は木剣、コートから出たら負け、また、相手に降参させる、相手を無力化できたらこちらの勝ちというシンプルな決闘スタイルだ。

「本気で来てくださいよ?ハール先生。」

「もちろんです。いくらメイナード先生のお墨付きといえど、容赦しません。」

と、審判の代理のアウレールが開始を宣言する。

それと同時にハール先生が突っ込んでくる。

攻撃は単調だが、しっかりしていて、隙も少ない。

たしかにこれなら大会とかでもいいところに行きそうだ。

コート外が迫ってきたのでハール先生を踏み台にコートの真ん中付近まで飛ぶ。

「無礼、なんて言わないで下さいよ?」

「もちろん。」

ハール先生の攻撃は止まらない。

スタミナも結構あるようだ。

そこで、一度攻撃を弾き、距離をとる。

「ハール先生、手抜きはよして下さいよ。」

「と、いうと?」

「容赦なし。つまり本気で来てくださいって言いましたよね?」

「ですから、しっかりと…」

「そうじゃなくて。本気、つまりは殺す気で来てくれないと。」

確かにハール先生は強い。だが、殺す気がない。

それでは100パーセントはでない。

「来ないなら、こっちからその気にさせますよ?」

剣を構え、突貫する。

無論狙うは首の一点。

ハール先生も危機を察したのか全力で回避する。

ブレーキをかけ、それを追撃する。

木剣は普段の刀より重いが、十分振れる。

見える限りのハール先生の空いたスペースに剣撃を叩き込む。

突き、斬り付け、突き、斬り付け、斬り付け、斬り付け続ける

ハール先生はそれを全力で防ぎ続ける。

しかし、その顔は必死を超えている。

と、フェイントをかけ、足を払い、ハール先生に尻餅をつかせる。

その状態のハール先生の首に剣を突きつける。

「勝負ありましたね。」

「一体、どこでこんな剣術を…」

「生きてる間、ですかね。こう見えても、冒険者なので、そこそこ色んなところは回ってるんですよ?はは。」

「負けましたよ。どうやらあなたは剣士としても素晴らしいようだ。」

「も?というと?」

「昨日の態度ですよ。1先生として、感動しました。」

「それはどうも。」

と、俺とハール先生は握手を交わした。


次回、一度あることは二度ある。


ツイッター

@kisame_novelist


新作はかなり先になります。

今はイラストのアプリで主人公の武器をなんとか書こうと必死

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