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ゲー4(元)  作者: 鬼雨
4人揃って?
148/194

スクランブル

名前変えてからpv数結構増えててびっくり

前回のあらすじ

やったか?はフラグ




しばらく飲み続けてる。

正直限界が来てる。

お酒を口に入れてからそのままコップに戻したりして誤魔化してるけど勇麟さんの底なし具合がやばい。

一緒に飲み始めてから二時間経ったと思うけど、その間ほぼノンストップで飲み続けてるのに変化なし。

そろそろ撤退したい…

「あの…そろそろ俺友人が待ってるので行きたいんですけど…」

「あん?なんだい、もう限界かい?男のくせに弱っちいねえ!」

いや、あんたが化け物なんだよ。

はぐらかされて次の店に行く途中、遠くの左の方から大きな音が聞こえた。

見てみるとでっかいミミズ?が暴れてる。

そしてそいつの近くを飛ぶ和服の羽のある男。

シラトだ。

きっと戦闘中なのだろう。

今しかないと思った。

「勇麟さん、じゃ!」

「え!?ちょ…!」

すぐにシラトの元へ向かう。

するとそこにいたのはミミズではなくいわゆるワームとか呼ばれる怪物。

でっかい口に電車のように長い胴体。

近くにはクウもいた。

「あ!翔!良かった…うちのメインアタッカーが来てくれて。って、その顎どうしたの?」

「それは後で説明する。てか、あれは何!?電車お化けって訳じゃなさそうだけど!」

「わかんない。でも周りの人襲ってたから迎撃してる。でも、火球が全くきいてないみたいなんだ。」

すると飛んで注意を引いてるシラトがワームの攻撃を避けながら叫ぶ。

「こんな地下だ!きっと地熱で毎日ホッカホッカな日々過ごしてるんだろうさ!…あっぶな!」

どうやらイーネス達は避難誘導してるようだ。

「ところでリョウは?」

「さぁ?流石にこの騒ぎだから来てくれるはずなんだけど…」


その頃リョウタロウは

「クッソ!だからこいつのお守りは嫌なんだ!」

リョウタロウはベロベロに酔っ払ったディアナに絡まれながらみんなの元へ向かっていた。

「えへへ。リョウタロウしゃーん!」

「だー!もう、腹立つ!帰ったら当面の間禁酒だからな!おい!足にしがみつくな!」


とりあえず剣で斬りつけようとするが、あまり近すぎると危険なのでひたすら岩の塊を飛ばす。

「しっかし硬いな!矢も大して通じないぞこれ!」

「チッ、キリがない。シラト!下がれ!俺がやってみる!」

「食べられないようにしろよ!」

半獣化して大剣の方を取る。

逆にシラトが半獣化を切り、援護に回る。

突貫して叩っ斬る。

刃は通るが、あまり効果が見られない。

「ダメか!」

「翔ちゃん!避けろよ?」

横に飛ぶと、クウの作った爆発矢がワームを捉えた。

刺さった所の内側を爆破出来たのか、効果があったようだ。

だが、未だ健在だ。

と、そこでリョウが来た。

「遅いぞ!」

「酔っ払いの相手が意外とね!」

「ディアナさんは?」

「ロボルに預けた。意外と叫んだら聞こえるもんだわ。帰ったら説教しなきゃな!」

リョウが機動力を生かして攻撃を避けながら斬りつけまくる。

皮膚が厚いのか、血が出ない。

「ダメだ。一向に終わりが見えない。何か手を考えなきゃ。」

「涼ちゃんさ、あの話してくれたドラゴン倒した時みたいにまた腹のなかで…」

「嫌だよ!あれどんだけしんどかったかわかってねえだろ!ウベルいなかったら今ごろペーストになってるわ!」

クソ、斬撃、打撃共に効果が薄いとなると消耗戦か?

そう簡単に潰れるつもりはないけど…

と色々考えてると、後ろから声をかけられた。

「あ!いた!おい翔!逃げることないだろ!」

「げっ!勇麟さん!?」

「「「いや誰や。」」」

「全くあたしから逃げやがって。ほら、続き飲むぞ。」

「いやいやそれどころじゃないでしょ!あれ!」

「ん?あーあれか?待ってな。」

すると勇麟さんが走って行って、飛んだと思ったらワームの顔側面を殴った。

「オラァ!」

すると丸い口だけの顔がぐにゃっと凹み、吹っ飛んだ。

「「「「うそーん」」」」

ワームはそのまま地中に逃げて行った。

しかし、俺たちは勇麟さんの化け物っぷりに開いた口が塞がらなかった。

「ったく、しつこい奴だ。さ!翔、飲むぞ。」

「ちょ、待ってください。しつこいって言いました?」

クウが勇麟さんの発言に待ったをかける。

「あぁ、つい最近になって出てきた奴でな?その度に何回か殴り合ってるんだよ。体は硬いから殴り甲斐あるけど、口周りはそうでもないんだよ。あれ。てか、誰?」

その時昔にみた実況動画を思い出した。

曰く、「エイリアンでも顎は弱い。」

まさかあれが本当だったとは…

それから、リョウ達が自己紹介していると、閻羅さんが衛兵のような人たちを連れてきた。

「あぁ、勇麟か。またやってくれたのか。ありがとう。」

「あ、おっちゃん。」

おっちゃんて…と思ったが、それは置いておこう。

「あの、閻羅さん。あれについて教えていただけます?」

「あぁ、君たちか。話は聞いたよ。避難等ありがとう。ここで話すのもあれだし、役場まで来てくれ。」

イーネス達を宿へ帰し、そこから動かないように言った後、俺たちは役場へ向かった。


次回、奴の名は。


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@kisame_novelist

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