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ゲー4(元)  作者: 鬼雨
4人揃って?
142/194

城内掃除

前回のあらすじ

喧嘩売る相手を間違えたね!




さて、俺はシラトと一緒に城内で宝物庫を探すことになったわけだが…

「どこ探す?」

「さぁ?」

とりあえず、出来る限り殺さないという制限がある以上地道に探すしかない。

とりあえず襲ってくる敵は体の下半分を土で埋めてしまえばオーケーなので片っ端から埋める。

シラトは矢先を潰して弓矢を撃ちまくる。

というか宝物庫探さなくてもよくね?って思わなくもないけどね。

ま、お金があるのは良いことだ。

「あ、そういえば、前の女王幽閉されてるって話だっけ。」

シラトが思い出したこの話。

昨晩リョウが仕入れた話だ。

「だとしたら?」

「国家転覆の瞬間に立ち会わせてやろうかと。」

「あー敵討ちの瞬間に?」

「うん。」

「いってら。俺宝物庫探す。つってもある程度でやめてこいとは言われてるけどね。」

「涼ちゃん本気出したらもう終わっててもおかしくないからねー。」

ということでここからはシラトと別行動だ。

女王は隣接する塔に幽閉されてるらしいのでシラトはそこまで飛んで行った。

そういえばロボル達が暇してるはずだし、掃除の手伝いを頼もう。

ということで頼んだ。

出来る限り殺さないようにと指示も出した。

ただ、ベアードには部屋にいても良いと言った。

無理させるのも悪いしな。

そういえばベアードについて四人でついこの前話した。

「でも、その翔ちゃんの姐さん? はめっちゃハッスルなわけでしょ? なんでこうなっちゃったの? 初孫できたおばあちゃんじゃあるまいし。」

「でも甘やかしちゃったんだなぁ。でもよく考えると俺で一世代挟むって考えたら初孫なのかも。」

すると頭の中に姐さんが話しかけてきた。

『夢の中でも見ただろうが私はまだピチピチだぞ!年は取ってるけど…とにかく!弱ってたのはベアードに力を渡してたからで!』

「はいはいすごいすごい。」

『流すな!』

と、こんなやりとりがあった。

まあ、優しい子に育ったと思うことにしよう。

と、衛兵を土に植えるのも疲れてきた。魔力的に。

なので計画変更。

剣の二つあるうちの鉈の方に岩石を纏わせる。

これで斬撃武器から打撃武器に変わった。

つまりちょっとやそっとじゃ死なない!

…はず…

剣で切り進めて(薙ぎ倒し進めて)しばらくするとどうやら地下への階段っぽいものを見つけた。

(もしかして宝物庫じゃね?)

そう思い、進んでみる。

時間も時間だし、ここ探したら帰るか。

しかし、宝物庫ではなく地下牢だった。

だが、案外すっからかんだ。

「誰だ!」

そう叫んできた衛兵もボコって終わり。

帰ろうとしたその時に鎖の鳴る音がした。

猛獣でも飼ってるのかと思ったが、どうやら違った。

少し奥を見ると、牢の中に二人の人影があった。

二人とも手足を鎖で縛られている。

片方は背中から白い翼が生えてる。

片方は褐色肌で耳が長い。

「なんだ、貴様…とうとう私を殺しにきたか?」

褐色の方が喋った。

「いや、別に?ただ、特徴から、あんたはダークエルフなのかなぁって思ってたんだけど、場所(ゲームや漫画)ではウッドエルフって呼ぶところもあるし、でもやっぱりダークエルフなのかなって思ってるんだけど差別用語だったら失礼で気分を害すかな?とか考えてただけ。」

「私はダークエルフだ。」

「あ、やっぱりそうなんだ。でもそっちの方は違うでしょ?待って当てるから…烏天狗じゃないとすると…白鳥天狗。」

「わたくしは天使族です。」

「あ、すいません。ところで、なんで捕まってんの?」

「私はただ街を歩いてただけで目障りと捕まっただけだ…」

「わたくしは、珍しいからと…」

服の汚れ具合とかからするに割と最近だな。

しっかしあの王様とことんダメだな。

ま、今頃死んでるかもしれないけど。

「あー、助けてあげようか?」

「は!貴様のような輩の手を借りなくとも平気だ。…くっ…」

「もちろんです。この薄汚れた森ネズミと意見が合うのは心外ですが、あなたごとき人間の手を借りなくとも…つっ…」

「二人とも怪我してるのに?」

ダークエルフの方は腕。天使の方は足を怪我してる。

「あー、俺今この城襲撃?してるんだよね。それで、今こそ逃げ出す絶好の大事な大事なアタックチャ〜ンスだと思うよ?第三者の目から見て。」

「「…」」

あー、頑固だ。仕方ない。助けてやろう。

大剣の方を構えて、牢をぶっ壊す。

衛兵から鍵をくすねて、鎖を解く。

「俺の仲間が怪我治せるから、ついてこい。そのあとは好きにすればいいさ。」

「助けてなんて一言も言ってませんわ!」

「私もだ!」

「はいはいそうですね。てか、お前歩けないだろ。肩貸してやろうか?」

「「…」」

「なら選べ。ここで捕まったままか、逃げ出すか。」

少し間を置いたあと、二人とも逃げる決心をしたようだ。

素直じゃねーの。

さて、天使一名、ダークエルフ一名を連れ、大広間へ戻ることにした。


リョウはもう片付いてるかな?




一方、ミナトの方は。


「あー、お付きの人も全員警戒するのは分かるけどさ。あのマルコとか言う王様多分そろそろ死んでるぜ?一応外の衛兵も片付いてるけど、一応ご子息の様子見に行った方が良いんじゃない?」

部屋に入った瞬間お付きの人たちが肉壁のごとく立ちふさがったせいで、話すのも大変だ。

だが、付いてくるようだし、良しとしよう。

あー、階段めんどい。


次回、裏表。

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