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ゲー4(元)  作者: 鬼雨
4人揃って?
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お隣さんはどちらさん?

前回のあらすじ

お酒はまだ早かったようだ。




翌日、クウさんをロボルに乗せアリスターまでひとっ走り。

朝に出てなんだかんだで昼に帰ってきた。

大体三回ほど空間転移の魔法で行き来出来るそう。

しかし、その三回の度に小休憩が必要なのだとか。

まあ、無理もない。

クウさん曰く、そこらのジェットコースターより怖かったらしい。

まあ、ロボルも育ったしな…

出会った頃はリュックに入りそうな子犬だったのに。

今ではベアードの指導係も務めるお姉さんだ。

まあ、まだ幼さは残るが。

それはそれとして、俺、ショウ、ミナト、クウさん、エヴ、ロボル、ベアード、ヤタ、ルナでアリスターに戻った。

残りは神社でお留守番だ。

とりあえず、アリスターの家に戻った。

クミナが出てきてご挨拶。

クミナは神社へはついてこなかった。

というのも、種族上、家からあまり離れたくないらしい。

一泊したのち、エヴは王城へ。

その間、アリスターを案内した。

ギルドや商店街などなど。

驚きなのは通貨レートがほぼ一緒だったこと。

種類は違うが、数え方が一緒だった。

やはりシステム的な都合なのだろう。

と、それは置いといて、その日の午後に出発した。

護衛として、私兵を数人と俺たち。

なんでもヤタ達は本格的な戦闘をしたことがないらしい。

休憩の合間に模擬戦をロボルとやらせてみるが、センスがいい。

さすが親がウベルと同レベルなだけある。

問題なく人一人殺せそうだ。

ただ、ミナト曰く、ヤタは少し頭が弱いらしい。

楽感的なところが多いようだ。

一方クウさん曰く、ルナはおしとやかすぎるらしい。

エレガントということにしておこう。

そして野営中はお互いの相方について話した。

俺のウベル、ショウの姐さん、ミナトのカラちゃん、クウさんの玉さん。

それぞれクセが強い。

改めて自分たちは似た者同士だと気付いた。


その後二日かけて隣国のローデ王国についた。

なんでも最近王様が変わったらしい。

この後は一泊した後会食があって条約締結らしい。

なんでも今回は貿易関係での条約らしい。

このローデ王国はアリスターから南西に位置していて、距離的にもリザードマンの集落より少し遠いくらい。

環境もアリスターと大して変わらない。


城について、お出迎え。

部屋に通され、そこで休憩。

ちなみに今回はエヴと王様と女王様の三人が護衛対象だ。

アルノルトのおやっさんとはもう顔見知りだ。

ルイーズさんは…すこし苦手だ。

ミナトから見た茶子さんと言ったところだ。

一応エヴの部屋にはロボル、おやっさんのとこにはベアードとヤタ、ルイーズさんのとこはルナを置いてある。

俺たち四人は同じ部屋だ。

そしてこれから明日までだいぶ暇が出来た。

もう夜だが、都合がいい。

三人を残し、俺はちょいと“夜遊び”だ。


それから、しばらくして、俺は部屋に戻ってきた。

「どうだった?」

クウさんが聞いてくる。

「予想通りというか、何というか、城に来る途中に見た光景から想像できる感じ?」

「なら、明日は結構仕事多い感じ?」

ショウが寝そべりながら言う。

「うへー、めんどっちーよー。」

「そう言うなって、ミナト、帰ったらいっぱいご飯作ってやるから。」

「わーい(棒)」

「やる気なさ過ぎない?湊人。」

「ま、」

「「「「いつもなんだけどねー」」」」

そう、俺たちは自分のやりたいことへのやる気は大いに湧く。

しかし、仕事とかそういうのはあんまりやる気が出ないタイプなのだ。




翌日。

僕らは起きた後、身支度を整えて、エヴリーヌさん達と合流。

どうやら会食の場にルナ達は入れないらしい。

と言っても口笛で何が何でも来るように言っておいた。

万が一、いや、この後のためにだ。

大広間には長いテーブルと豪華な食事。

入ってすぐに涼太郎から“合図”がくる。

僕はアルノルトさんの近くに着く。

そして、奥の方からやや太めの豪華な男が挨拶をした。

「これはこれはアルノルト王、ご無沙汰しております。」

「ええ、マルコ王。では、早速。」

マルコ ローデヴェイク。

この国の王様らしい。

奥の方に奥さんと小さな息子もいる。

その他に一人、前の王様の子供の青年。

そして全員がテーブルにつくと、マルコ王が乾杯の合図をする。

「では、両国の平和を願って、乾杯。」

その後、アルノルトさんとルイーズさんは高いであろうワインを飲む。

しかし、“それ以外の人は何も口にしなかった”

すると、次の瞬間、アルノルトさんとルイーズが口から血を吐き出した。





次回、よろしい、ならば、殺戮だ!

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