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ゲー4(元)  作者: 鬼雨
4人揃って?
138/194

再開(リアル)

前回のあらすじ

方や荷物を抱え、方や体で支払い…




リザードマンの村を超え、海沿いに進んでいるが、結構な距離がある。

俺はベアードの上に乗って楽しているが、アリスター王国を出てから四日経っている。

リザードマンの村までは見知った道なので二日目でつけた。

そこからなのでそろそろのはずだ。

その間、結構な回数モンスターに襲われた。

が、俺やリョウやロボルの前には雑魚の集まり。

それにこのキャラバンに積まれたキャンプ道具も充実しているのであまり苦労せずに過ごせている。

何より夜が静かなのが良い。

今日も今日とて同じ旅。

しかし、周りの植物やモンスターが少し変わり始めたので案外近いのかもしれない。

そういえば松茸生えてたな。

リョウが喜んで集めてたわ。

やっぱ犬系の鼻はよく聞くのかかなりの量をゲットしている。

着いたら松茸ご飯にしてくれるらしい。


その日の昼過ぎごろ、リョウが木に登り先を確認したところ、街が見えたらしい。

どうやら今日中につけるようだ。

しばらくして、おそらく最後のモンスターの襲撃。

その少し前に一匹のカラスが上を飛んだ後、街の方へ行ったのを見た。

というか、感覚でわかる。近くにいるな。

戦闘開始からまもなく、リョウも同じ考えのようで、後ろのキャラバンから少し離れて戦闘をする。

案の定、キャラバン本体に攻撃がいく。

しかし、そのモンスターは脳天を矢で貫かれ即死した。

やっぱり見てやがった。

ついでに違うモンスターも火だるまになって死んだ。

戦闘が終わると奥の方からシラトとクウが出てきた。

「翔ちゃんさ、わざと向こうのほう放ったらかしたでしょ。」

「さあ?なんのことかな?」

「涼太郎も翔も久しぶり。と言っても一週間経ってないけどね。」

俺たちが再開を喜んでいると後ろのキーラ達がポカンとしている。

そこでリョウが二人を紹介する。

「あー、こっちがミナト、こっちがクウセイね。前に話した離れ離れになったお友達。」

「白鳥湊人です。これから宜しくねー。涼ちゃんの奥様方。」

「戸波空成です。二人がお世話になってます。」

そこから二人の案内で街までいく。

その間、二人から街について色々聞く。

「治安良すぎないか?本当に成り立ってるの?」

リョウが不思議そうに聞く。

「それが意外といけてるんだよ。涼ちゃんたちの方は?」

「「人の失踪なんてしょっちゅうよ。」」

「あはは…普通はそうなんだけどね…僕らの方が異様なだけで…」

「そういう頭になってるあたり俺たちの世界がどんだけ汚れてたか…ま、警察も頑張ってるんだけどさ。」

「あ、そういえば、涼太郎の好きだったあの俳優、麻薬で捕まったんだよ。」

「え!?そうなの!?残念だわ〜。」

「そういえばあの漫画もアニメ化されたぜ?涼ちゃんがいなくなったあと。」

「俺めっちゃ損してるやん…」

「そういえば、俺の遺品どうなった?」

「それが整理も中途半端になっててさ。多分俺たちの後はお袋たちがやったんじゃないかな?」

などなど話は尽きない。

キーラたちが置いてけぼりになってるのはわかっていても止まらない。止められない。

某駄菓子のようだ。

街に入ると大所帯すぎて目立つので街の外から、家のある山を登る。

ちゃんとこの日のために道も整備されていた。

そして着くと大きな神社があった。

「お帰りさない。空成さん。その方たちが?」

「はい。二人とも、この人…厳密には狐だけど、稲美さん。この神社の神主さん的な人。」

「「空成を婿に選んで頂き、ありがとうございます!!!」」

「ちょ!?」

「いやー、こいつ恋愛経験がないので将来が心配だったんですよ!」

「本当に鈍くて鈍くて…奥さんが出来るなんて…良かった…本当に…」

「だよね!空成に奥さんが出来るなんて…本当に良かった…」

そう言って三人で感動をわかちあう。

そこからそれぞれの紹介があり、お辰さん、識さんにもお礼を言った。

危うく燃やされそうになったのでそろそろ辞めておこう。

と、言ったところでご飯を作るために稲美さんが台所へ行く。

それにすかさずついていくリョウ。

少しして奥から「味噌だァァァ!」や「醤油ゥゥゥ!」などと叫び声が聞こえて何よりだ。

しばらくして、豪華な料理が並んだ。

松茸ご飯に魚の煮付け、酢の物に肉じゃがやお吸い物などだ。

キーラたちは箸が使えないので持ってきたスプーンなどで食べている。

そして一同がその味に驚いている。

それもそうだ。

リョウはリョウの母親のベルズキッチンを生き残った数少ない人なのだから。

マジであの頃は大変そうだった。

昼寝してる時とか寝言でレシピとか注意事項喋って魘されてるし。

俺やシラトたちも「これこれ。」という懐かしい感じを味わう。

その日の晩は男と女で別れ、それぞれ会話を楽しんだ。

正直女性陣の会話が恐ろしい。

というか、シラトの奥さんの一人が記者でめっちゃ質問くらった。

主に弱点とかそっち関連。

リョウがノリノリで喋るもんだからそのお姉さんも近くに寄ってきた。

しばらくは賑やかな日々が送れそうだ。

次回、再開の喜びは尽きず。

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