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ゲー4(元)  作者: 鬼雨
目指すは再開、出会いは豪快
131/194

劇的ビフォ(以下略

前回のあらすじ

雀のお迎え




雀庵は天狗屋の方で掃除などを引き受けさせ、テナントが入るまでは空き家になる。

俺が由美華に頼んだのだ。

荷物をまとめ、蓮子さんと神社に行く。

空成に頼んで結界は開けてもらってある。

そこで蓮子さんに稲美さん達について教える。

織さんとは面識があったらしく、すぐに馴染めるだろう。

だが、荷物は庭先の風呂敷の上におかれ、みんなで庭に集まっている。

と、空成が稲美さんにそこについて聞く。

「なにがはじまるんです?」

「第三次対s…「違うでしょ。」…うん。」

ついコマ〇〇ーのネタが出かけた。

「改築です。」

と、稲美さんが答える。

「大工さんが居ないんですが…」

「これから“出す”んです。」

「「だす?」」

すると稲美さんは手を合わせて妖術を使う。

と、次の瞬間、周りの至る所から煙がボンッと立ち上がり、そこから体長1メートル程の直立二足歩行の無数の狐達が現れた。

狐達は家から荷物という荷物を次々と運び出し、どうやら事前に建てておいた倉庫に入れていく。

「空成、あれってアイr…「違うよ。あれは猫だもの。狩りの手伝いもしないしね。」…うん。」

「稲美さん、あれは?」

「式神みたいなものです。結構な力を使うので、ほら。」

そうやって九本から三本に減った尻尾を振って見せる。

その後ろでちゃぶ台やら何やらを数匹一組で担いで運ぶ狐達。

「空成、あれってピグミn…「違うよ。あれは地球外生命体だもの。自分達で増殖もしないしね。」…うん。」

蓮子さんも驚いている様子だ。

するとお辰さんも手伝い始めた。

それにつられ、いつしか俺たちも揃って手伝う。

そして夜。

あらかじめ建てておいたであろう小屋に全員入る。

狐達はまだ働いている。

「あれってどれくらいかかります?」

次の家が建つまで現世では結構かかる。

「二、三日くらいですかね。結構な数が居ますしそれくらいだと思います。」

(早いっすねー。)

小屋は結構な狭さだ。

まあ平気なんだけど、寝室が二つしかないのはなんでだろう。

ていうかいま布団の中だけど蓮子さんよく隣でぐっすり寝れるね!

俺が寝れない理由?

隣で蓮子さんが寝てるからじゃないぜ?

隣の部屋から夜のプロレスの音が聞こえてるからだよ!

場所関係無しか!この野郎共!


そして三日経った。

新しい家はあっという間にできた。

しかし、ここ三日ほど寝れてない。

理由は、分かるね?

新しい家はちゃんと人数分部屋がある。

今も広いし、風呂など全体的に広くなった。

台所はるろ〇〇剣〇にあったような、廊下から二段ほど下がっており、真ん中に机、かまどの上に鍋など前より料理しやすくなった。

さらに囲炉裏がついた。

これから暖かくなるので本格的な作動はまだ先だが、リアルで初めて見た。

小屋や倉庫も解体され、新しい物置に収められた。

もちろん鳥居の正面は神社のようになっている。

あれ?もしかして楽園のステキな巫女とか住む?

金髪の魔法使いとか来る?

あの弾幕ゲー疲れるんだよね。

蓮子さんもだいぶ馴染んだようだ。

その日の晩はご馳走だった。

そして熟睡できた。

布団は新しく狸の茶子さんのところから買ったものだが、すごい良い布団だ。


次の日、目が覚めたのは昼だった。

空成に「遅かったね。」

と言われて、つい、「誰かさんが夜元気なせいでね。」

と言ったら「ごめん…」

と、帰ってきた。

あ、お前も自分からじゃないのね。

ご苦労さん。

その日、俺は昼から出勤した。

由美華には相棒がハッスルしたと伝えると、察したように、「わかった…」

と、チャラにしてくれた。

こういう上司が現世にもいっぱいいればいいのに。

さて、これで日常が戻ってきた。

あとはしばらくレベリング兼特訓して涼さん達に胸張って会えるようにしないとな。

だが、涼さん、空成はとっくに大人になったぜ…

「余計だよ!」

と、いうツッコミが神社から聞こえてきた気がした。

次回、好奇心は烏おも殺す?

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