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魔法住人  作者: あおいカムイ
1/3

プロローグ

 死に怯えずに暮らしたいと、願った。


 生きたい。そう願うことは、この世界では断罪されるべき行為になる。


 この世界には魔法があり、『魔力を持つ人間』が存在していた。


 魔力を持たない、普通(・・)の人間よりも圧倒的に優れた力を持ちながら、彼らは人の目から(のが)れるように生きなければならない。


 持たざる者はいつだって、持つ者に羨望思いを抱くものだ。そして、強すぎる思いはいつしか憎しみへと変貌する。


 二十世紀。『魔法』と呼ばれる万能の力を恐れた人々は、人類史をともに歩んできた魔法使いたちを、人ではなく人類を脅かす存在。すなわち、怪物(モンスター)として扱いはじめた。


 やがて、エスカレートした迫害(リンチ)虐殺(ジェノサイド)へと変わった。



 そうして、彼らの住む世界はこの世界にはなくなってしまった——。


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