表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
1/3

退屈な陸上生活

「・・・やっと着いたなあ!」

災難続きの航海だった。嵐に見舞われたり、お宝をその拍子に海に落っことしたり。だが、船は良いものだ。人生と同じ、気まぐれで刺激に満ち溢れている。

 久々に寄港した港の感覚を踏みしめながら俺はそう思った。まぁ、これから少し退屈な陸上での生活が待っているわけだが。


「あ~!おまえたち、お宝をどっかにもって行くんじゃあねぇよ。」

 「は、はい!お頭。けっして、お宝を売って綺麗な女と・・・・・」

 「・・・あのなぁ、もう少し言葉に気を付けろ。おまえらのやりたいコトがバレバレじゃあないか。」

この、頭の足りない奴め、とため息を吐きながら軽~くコチンと部下の頭を殴った。部下の言いたいことが解らない訳ではない。酒と綺麗な女と、有り余るほどの金銀財宝があれば、身も心も空腹に襲われることはないだろう。一生、遊んで暮らせるし、壊血病で仲間を失うこともないだろう。




ー今日も俺は夢を見る。いつかは、誰にも手に入れられなかった『極上の宝石を手に入れる』と。


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ