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46話 救出

 クロネコの作戦とはギルドにグリフィンの卵を回収させることだった。

 だが、それには大金が必要になり、ユーリたちは融資を集めギルドへと以来を流す。

 果たして、うまくいくのだろうか?

 あれから、クロネコさんのお陰で僕……って言うか、あの時見ていた人は死んだことにされており、依頼の方もなんとか前金を集めることができ、彼の知人の手によりギルドへと出された。

 そして、数日後……

 酒場で僕たちが待っていると、一人の男性が店に入って来て、クロネコさんになにか耳打ちをしている。

 彼は話し終わると、クロネコさんに一礼をしてから酒場を去って行く……

 彼が酒場から出たのを確信すると、おもむろにクロネコさんは口を開いた。


「今、ギルドの連中が大人数で街を出たらしい、持っていた装備からして、グリフィンの卵を取りに行ったのは間違い無い」

「じゃ、早速……今から攻めるとしますかねぇ」

「馬鹿か? 攻めるなら夜に決まってるだろうが」


 うん、僕もそれはそう思う……


「ああ? もう居ないなら攻めたって変わらないだろ!」


 でも、やっぱり……テミスさんは納得できないみたいだ。


「テミスさん落ち着いてください、今出たばっかりと言うことはまだ近くに居るんです。万が一、気が付かれたら戻って来てしまう可能性があるんですよ」

「そんなの、夜だって変わらないんじゃないですかねぇ……」


 まぁ、それはそうなんだけど……


「夜なら、もう野営をしているはずだ、距離も離れてる。騒ぎが分かったとしても帰るまでに時間が掛かるってことだ。そんなことも分からねぇのか?」


 僕もその考えだったんだけど……一言余計だよクロネコさん……


「ああ!? んなの最初から気がついて、街の近くに潜伏されてれば関係ないと思うんですがねぇ!?」


 ほら、案の定怒っちゃったし……


「ま、まぁ……その可能性もあるけど、安全なのは夜だよ? 取りあえずこっちも準備をして……夜まで待とうか?」


 テミスさんは多勢に無勢と判断したのか、盛大な舌打ちの後に腕を組みそっぽを向いてしまった。

 夜の方が遠くに居る可能性が高いから安全性が増すって、言えば良いのに……うん、クロネコさん言葉を考えて欲しいです。


「さて、夜に行くことにするが……まず、お前らが例の場所に攻め込め! そうすりゃ残ってる奴らはお前らの方に行くからな、その間に俺が金を回収する良いな?」

「でも、それじゃ……僕たちが囲まれてしまうんじゃ?」


 最初はそれを懸念してたわけだし、出来れば囲まれるのは避けたいんだけどなぁ。


「安心しろ、俺が別口で冒険者を雇った……お前らと入れ替わりで俺のところに冒険者が向かってただろう、あいつらをな。これで、ギルドの連中はお前らを挟み撃ちしたと思わせて、逆に挟み撃ちになるって訳だ」


 おお、わざわざ、そこまで手を回しててくれたんだ。


「それで、私たちが中に居る敵を倒して、現場を押さえちゃえば良いんだね?」

「珍しく物分りが良いじゃねぇか馬鹿犬、まぁ、そういうことだ……許可も取らずに奴隷を扱ってたとすりゃ、領主が動いてギルドは潰れる」

「でも、ギルドって本当に潰して大丈夫なんですか?」


 確か、街と判断されるためには、ギルドがあるか無いかだったはずだけど……


「ああ、ゴロツキの受け入れ先がなくなるだけだ」


 そう言うと、クロネコさんはカウンターをトントンっと叩き――


「リラーグにも、ここ龍狩りの槍を初めとした冒険者が居る酒場が腐るほどある。ギルドがあろうが殆どの住民は酒場の冒険者に依頼をするからな、なにも変わらねぇよ」

「それに、リラーグは錬金術と医学の街だからねぇ、ギルドなんかは必要ないねぇ」


 いや、僕が聞いたのは街じゃ無くなってしまうんじゃ? ってことなんだけどな。

 シンティアさんたちもなにも言ってこないし、クロネコさんが言ったとおり酒場がいっぱいある所じゃ……ギルドの扱いってそんなものなのかな?

 気にはなるけど、どうしたって依頼を終わらせるにはギルドに攻め込む必要が出てくるわけだから、ここは仕方が無いって思うしかないよね?


「良し、その様子なら、納得は出来たようだな? 今夜、お前らはギルドへ攻め込んで奴隷たち確保しろ、俺はその情報を明るみにしてやる……」


 僕たちはコクリと頷くと、クロネコさんはそれ以上なにも言うことは無いと言うかのように腕を組んで黙り、飲みかけのお酒を煽る。

 因みに先ほどフィーナさんが……


「お昼から呑むなんて、良くないよ?」


 と言ったら。


「夜に仕事をするんだから昼に呑まなきゃ、呑めぇだろうが!」


 などと供述をしてたのは言うまでも無い。

 いや、その通りなんだけど、良くそれで真面目な話が出来るなって感心したよ今……

 そして、報告から数時間後、すっかり日も暮れて外は真っ暗となった頃……

 僕たちは、いよいよギルドへ向け出発することにした。


「皆、気をつけるんだよ、ちゃんと戻ってくるように」


 ゼファーさんはそう言って、僕たちをわざわざ送り出してくれた。


「俺は別行動で行く、馬鹿犬ヘマするんじゃないぞ?」

「クロネコも途中で見つからないように、ね?」


 なんで、この二人はこんなにギスギスしてるんだろう? というかフィーナさんに、なにがあったか聞いてみたいけど、怖くて聞けないような……


「では、私たちも行きましょう」

「うん、皆……特に二人は危ないって感じたら、すぐに逃げれるようにね?」


 シンティアさんは頷き、テミスさんは面倒くさそうな素振りを見せると……


「分かってる、そん時はちゃんと自分たちの安全を確保するよ……後でウチらの所為にされるのは、かなわないからねぇ」


 フィーナさんにそう言葉を返した。


「よし、ユーリ、シュカも大丈夫?」

「うん、こっちは平気だよ。行こう!」


 あの時、僕を助けてくれた声の持ち主は……まだ無事なんだろうか?

 どうか、無事でいてと焦る気持ちを抑え、僕たちは闇夜の中を進む。

 




 

 奴隷たちをつめている部屋の外、女は苛立ちを見せ……ローブの男に掴みかかっていた。


「どういう意味だい? もう一度言ってみな」

「だから、何度も言っている……ギルドは今、グリフィンの卵に熱心だ……なんでも、破格の依頼が来たと言うことでな……腕の利くのはそっちの仕事をやっている」


 その言葉を聞くや否や、女は掴んだ腕をグイッとそのまま引き寄せると……犬歯をむき出しにしたその顔を男へと寄せた。


「なんで、今頃になってそれを言うんだ!? 一つ教えといてやるよマヌケ、奴隷ってのは生物(なまもの)だ。若い男なら力仕事が出来るし、賭け試合もさせられる。そして、若い女ってのは趣向次第では男以上の高く値が付く、グリフィンの卵なんか、目でも無いぐらいにねぇ?」


 女は男を以前睨んだまま言葉を続ける。


「だが、奴隷共が自分の値を下げる方法を思いつくってこともあるんだ。現に一人、手が血塗れになっているからねぇ、ありゃ自害してもおかしくない」

「しないように見張るのが、お前の仕事だろう」

「ああ? そうだねぇ……だが、最も楽なのはする前に売ることだ。売っちまえばこっちのもん、後はどうなろうと、どうでもいい分かるかい?」

「なにが言いたい?」


 男は顔を寄せられているのにもかかわらず、静かに返した。


「人手不足なのは……もう言っても仕方が無い、だが、あの奴隷は売っておきたい……幸い、まだ処女だ値が付くはず。明日売りに行く」

「つまり、俺に護衛と搬送をしろということか」

「ああ、その通りだよ」

「仕方が無い、引き受けよう」


 男はそう言うと、女に紙で包まれたなにかを手渡した。


「お前の主人からだ……」


 その意味が分かったのだろう……女は少し顔を綻ばせ、それを奪うように手に取った。


「ふん、今日の見張りはお前が代わりと言うことかい? まぁいい、あの人は部屋にいるのかい?」

「ああ、待っていると言っていた……それだけ言えば、お前なら分かるともな」


 男の言葉に女は反応もせずに足早にその場を去っていく……その背が小さくなったのを確認し男は……


「どいつもこいつも、どこでも関係無しにクズばかりだ……」


 呟いた……






 この二日間で僕たちはギルドに三回も足を運んでいるわけだけど……


「このまま、入る? 空から?」

「ユーリは空から入る案を出してたけど、このままの方が良いんじゃないかな?」


 それは、フィーナさんが空が苦手だから、行きたくないってだけじゃ?


「べ、別に空が苦手とかじゃないよ!? ほら、シンティアも居るし、きっと魔法で飛んだこととか無いよ?」


 僕が言わんとしたことを分かったのか、慌ててそう言葉にしたフィーナさんだけど、確かに言われてみれば……シンティアさんが居るんだし……って――


「シンティアさんとテミスさんは天族(パラモネ)だから……普通に飛べるんじゃ?」

「ええ、飛べますわね」

「……あ」


 あって……フィーナさん。


「……大丈夫、シュカ、行って来る」

「へ? 行って来るってどこに!?」


 僕の質問を余所にシュカは扉へと近づいていく、すると耳を当て、なにかを聞いているようだ。

 ……暫らくそうした後に彼女は僕たちの方へと戻ってきた。


「誰も、居ない、多分」


 多分って……でも、この裏口を見つけられたのもシュカだし、今は他に方法が無いわけだし、空から行ってもフィーナさんが地上から潜入しそうだからなぁ……


「分かった……入ってみよう」


 僕の言葉にコクリと頭を振ると、シュカは再び扉へと向かい耳を当てる。

 一応の用心ってところなんだろう、僕たちが扉に近づくと耳を離し、再び頷いた。


「カギ、掛かってるよね?」

「そんなの、ウチには関係ないけどねぇ」


 テミスさんが僕たちを押しのけ、扉へと手をそえると……


「物質変換……」


 一言口にすると、扉は跡形もなく消え、彼女の手には大槌が握られていた。


「ま、武器の一つはあった方が良いからねぇ……」


 そう言えば出会った時も同じようなことしてたよね、でもあの時は剣だったと思うんだけど……


「前は剣だったのに、ハンマーで大丈夫なの?」

「正直に言いますと……テミスは振り回すことしかできませんので、あれが一番いいのですわ、脅す時には刃物を良く使いますけれども」


 なるほど……武器が上手く使えないなら、自分にあった使い方の武器を選ぶって言うのは頷ける。

 僕もそうしようかな?


「よし、扉も開いたし入ろうか? でも、なんか暗いね? ユーリ、ルクスをお願いできる?」

「うん、分かった」


 そう答えたものの、気になることがある……暗い、暗すぎる……

 人が居る場所とは思えないほどだよ……もしかして、もうどこかに連れて行かれたとか? いや、まだ見て確認したわけじゃない。

 万が一のことを考えて、人が居ないと見せかけてるだけかもしれない、事実あの部屋からは光は漏れてなかったんだし……


「……我が往く道を照らせ、ルクス」


 光を作り出した僕はその光度を絞り、ルクスをギルドの内部へと入れる。


「行こう」


 中に入り辺りを見渡すと、階段はすぐに見つけることができた。


「あれ、だね? 私が前に行くよ」


 フィーナさんはそう言うと階段に足をかけ、上り始める。

 上り始めてどの位、経ったんだろう? 音は僕たちの足音だけだ。


「変……」

「うん、静か過ぎる……」


 なんか逆に不気味だよ……


「グリフィンはそれほど強敵と言うことでしょうか?」

「……うーん、いくらグリフィン相手だからって、ここの警備が居ないなんてこと無いはずだよ?」


 そうだよね、もし、本当に強敵だから、警備を手薄というか無くしました。

 なんて言ったら……余程ばれない自信があるのか、ただ……なにも考えてないのどっちかだよ。

 僕だったら前日、気が付かれたことも考慮して警備は残しておく、なのに……


「ふぅ……さ、さすがに疲れましたわ……」


 階段を上りきり、部屋の前だと言うのに……僕たちの目には警備らしき人は映ってない。


「……本当にここなのかねぇ?」

「間違いないはずです、もしかして他の場所に?」


 僕の不安を余所に、シュカは階段のそばにある鉄扉へと聞き耳を立てる。


「……駄目、なにも聞えない」


 厚い鉄扉なのかな? とにかく、開けるしか中の様子は分からなそうだ。


「どうしようか? 開けて敵がいっぱいって……こともありそうだよね?」

「んなの、開けてから決めれば、良いと思うんですがねぇ」

「へ!? ちょ、ちょっと、テミスさん!?」


 危ないですよ! そう告げようとした時には、もう鉄扉へ手をそえて……先ほどと同じように呟くテミスさん。

 だが、僕の予想とは違い、そこにはまだ鉄扉が存在していた。


「あ、あれ?」

「鍵とかを潰した、これでゆっくりと開ければ……案外ばれないんじゃないですかねぇ?」


 有能ですね、錬金術。


「な、なんでも、出来るんだね?」

「いや、素材によっては出来ないんですがねぇ、純正の物だったら大体、出来る」


 そういう物なんですか……まぁ、良かったのかな?


「開けてみるよ?」


 フィーナさんは一言口にすると、少し間を置き……ゆっくりと扉を開けていく……

 すると、どうだろう? 中からは小さくすすり泣く声がいくつも聞えた。


「まだ、居るみたいだよ?」


 良かった……まだ無事だったんだ。


「でも、気を付けて――」


 魔法使いが居る、そう言葉にしようとした時――


「その……声は……」


 かすれてはいたけど、聞き覚えのある声がした。

 あの魔法使いの声は正直憶えてない、でも、会話したこの声なら聞き覚えがあった。


「静かに……ばれるとまた……」

「だ、大丈夫です、先ほど……外に出て行ったの」


 やっぱり、この時間にして良かった……今の所シュカが階段を睨みつけて、見張ってはくれているけど……早く逃げてもらった方が良さそうだ。


「他に見張りは?」

「居ません……それよりも、無事で良かった……」


 よし、なら膳は急げって言うし……


「フィーナさん!」

「うん、皆、一応……扉から離れて?」


 僕たちが扉から離れ構えるとを確認すると、フィーナさんは剣を引き抜き、扉を勢い良く開ける。

 あの子は居ないとは言ったけど……まだ、居るかもしれない見張りを警戒してのことだったんだけど……


「……大丈夫、みたいだね?」


 余計な心配だったようだ。

 一応、安全を確認出来た、僕たちは部屋の中へと恐る恐る足を運ぶ。

 だけど、襲い掛かってくる様子の人は見当たらず。

 本当にさらわれた人たちだけのようで、中に居るのはほぼ女性、中には男の子もいるが……まだ、小さい子供だ。

 こんな子たちまでさらってたんだ……酷いな……

 中にいる人たちは僕たちを怯えた目で見てきて……恐らく、ギルドの人間だと思ってるのかな?

 彼女たちを安心させる為に、フィーナさんたちは武器をしまい部屋の奥へと進む。

 そんな中シュカが森族(フォーレ)の女性へと近づいて行った……


「……クルム、良かった……まだ、居た」

「シュカ!? 貴女も無事だったんだね?」


 声から察するに僕を助けてくれた人だ。

 シュカと知り合いだったんだね、ってことはシュカの言ってた約束って、この人との約束だったのかな?


「で、どうするんだい?」

「クロネコさんに騒ぎを起こせ……って言われてることもありますし……」


 ここに居ないってことは、ギルド内部に冒険者が居るってことでもあるし……仕方が無い、危険ではあるけど、僕はルクスの光を徐々に明るくし……


「テミスさん壁に穴を空けてください、浮遊魔法(エアリアルムーブ)で逃げてもらいます」

「分かった、お安い御用だねぇ」


 口角を上げ笑みを作ると、テミスさんは壁に大きな穴を作ってくれる。


「もしかして、私たちも空から?」

「いや、それはしない、僕たちはここに来た人たちを食い止める役だよ」


 僕の言葉にほっと息をする、フィーナさんだけど……


「でも、不味くなったら我慢してね?」

「う……」


 一応、覚悟だけしておいてもらった。


「よし、じゃぁ……皆さんは僕が合図をしたら一斉に逃げてください……テミスさんとシンティアさんは、この人たちの護衛をお願いできますか?」

「ユーリ様たちが残るのであれば、私たちも残りますわ」


 いや、そうは言っても……


「危険だから逃げて……ではなくて、その人たちの護衛です。中には上手く飛べない人も居るでしょうし、二人がついてくれれば、僕たちは安心なんですけど」


 さっき飛べるとも言ってたし、万が一に備えて戦えるであろうテミスさんと避難を優先させるシンティアさん、良い案だと思うんだけどなぁ……


「確かに……はい、後は自由に逃げてください、じゃ無責任すぎるけどねぇ? 魔法はどのくらい続くんですかねぇ? 落ちたら笑えないぞ……」

「僕がその場に居れば大丈夫だけど……離れたら十分が良い所ですね」

「分かった、ウチらに任せておきな、お姉ちゃんユーリが言ってることは嘘じゃない、足止めする奴も逃がす奴も必要だからねぇ」

「ぅぅ……分かりましたわ」


 うん、これで……とりあえずは良いとして……


「フィーナさん、シュカ! 誰か来たら教えて、我らに天かける翼を……エアリアルムーブ」


 僕は捕まっていた人々に魔法をかけると……二人の言葉を待つ。


「……来た」

「ユーリ!」

「逃げてください!!」


 僕の言葉と、ほぼ同時にすでに開け放たれたドアから部屋へと入ってきた男たちはたったの二人だった……

 確かクロネコさんの雇ってくれた冒険者が居るって話だったけど……それを抜けて来れたのが……たったの二人?

 いくらなんでも少なすぎる……僕たちとしては、運が良かったって思えるけど……


「おおおおい、ど、どどどどうなっている!? ああああれらはワ、ワワシの商品だぞ!?」


 一人は小太りで色々と金品を身につけている男、空へと逃げる人たちを見て、慌てたように隣に居る男へ訴えかけている。


「チッ!!」


 苛立ちを見せ、舌打ちをする男は……


「仮面のローブ……」


 アルムで聞いた、見た目そのままの男だった。

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