第一話
昼寝してたらなんか好みの世界観の夢が出てきたので忘れないうちに書いとこうと思い書いた。
楽しそうよね。
「せ、先輩?どうして私を。」
「…可愛い後輩を守るのは先輩の役目でしょ?」
「でも先輩が死んじゃう…」
「ははは、可愛い子に心配されながら死ねるならいい最後かな。あ、でも██には悪いことしたな。喧嘩したままお別れだなんて悲しいね。」
「先輩、喋らないでください。今手当しますから。」
「いいよ、自分の体のことは自分がよく分かってるんだから、それよりほら早く逃げなよ。まだほかにもやって来るかもしれないからね。ほら、はやく。」
「で、でも.........
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「っ!」
…なんだ、夢か。やけにリアルな悪夢だったな。今日は初めてHR社に入社する日だってのになんで朝からこんな憂鬱にならなければ行けないのだろう。
「って、そんなこと考えてる場合じゃない。もうすぐ行かなきゃ時間が。行ってきます!」
そう言って私は誰もいない自宅に向けて言って、会社に向かう。道中なぜか既視感のある光景ではあったものの特に私は気にする事はなく無事たどり着いた。
「よーし、今日から頑張るぞー」
会社の前で1人頑張る宣言する変人みたいになったけど、気にせず出社した。…気にしたら負けだからね。
「今日から入る新人達です。右から順番に挨拶を。」
会社の偉そうな人がそう言うと私たち新人は自己紹介することになった。
新人が一言言い、先輩方が拍手をする。多分他のところと変わらないだろう。
昨日まで考えてたセリフを噛まないよう必死に頭の中で練習してたら私の番まで来た。
「おはようございます。本日、入社いたしました夜空 幸です。
HR社で新社会人生活をスタートできることに、大変な喜びを感じています。
学生時代に身につけた身体能力の高さを活かして少しでも会社に貢献出来ればなと思います。
まだまだ至らない点もあるかもしれませんが、ご指導ご鞭撻のほど、よろしくお願いいたします。」
うーん、我ながらつまらんね。実に普通だ。本当ははっちゃけたいが過去にそれで浮きまくって悲しい高校時代を過ごしたことがあるから無難な感じにしたけどもう少しなんか欲しかったな。
そんなこと考えながら私は先輩達の拍手を聴いていた。
なぜか、敵意を感じる視線を感じて、目で追ってみるがいなかった。多分気のせいだろう。
そんなこと考えるよりも、これからのことを考えておこう。楽しみだなぁ。
そんなことを考えていたらいつの間にか場所の説明が始まっていた。時が経つのは早いね。今いるのは…工房か。
「ここが、工房で君たち自身が取ってきた素材を渡して注文すれば武器やら防具ができるぞ。その隣に修繕室があるから壊れそうならそこで直すといい。」
「質問がありまーす。」
「ハイなんですか、金成くん。」
「取ってきたというのは?」
「いい質問だ金成くん。基本的に武器そして防具は渡すが中層付近になると支給品だけでは歯が立たないだろう。そこで今まで倒してきた相手の素材を使って武器、防具を使うことで、良くなるのだがそのためには君たち自身でとる必要があるから頑張ってね。」
「そしたらじゃ、今から指定した人たちと五人組作ってね。どの班にも君たちの先輩が一人はいるようになってるから困ったことがあったら彼らに聞いてね。明日からその5人組でダンジョンの二層まで潜ってもらうから今日は仲良く交流してね。それでは、はい集まってねぇ」
わぉ、彼さらっとやばいこと言って来たね。よりいい装備欲しければ自分で狩ってこいってことでしょ?怖いねやっぱ討伐系の会社っていうのは。弱いものは一生強くなれないってことなわけだし、うーん入る会社間違ったかな?
とりあえず指定された五人組であつまるか。仲良くなって絆を結ぼー。楽しみだなぁ
「...幸。今度はだれも失わないし失わせない。」
国語能力低めなんで大目に見てください。。。
なんかあれば教えていただけると幸いです。