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ガチャ6回目 外敵

サタナエルをなぜサタンと呼んでいるのか

A:Cole Me サタン と言ったから。

追記:4/30

個人的な理由でこの物語の細部を変更させてもらいました。

3ヶ月の間、何があったのかは……ご想像におまかせします。ということで。

(後日しっかり幕間の物語として、投稿いたします!)

サタンとティアナを引いて、俺はもう、3ヶ月がたとうとしていた。


「はぁ……」


なんか平和ボケしてしまう。

暇だ。

スライムばっかり狩り続けてLVが79になりました。其たびになんかいろいろなスキルが芽生えた。


ガチャX、剣技S、気配消去S、鑑定A、空間歩行A、弓術A、料理人A、ログインボーナスA、覇気A、LVup必要経験値ダウンA、経験値獲得量upA、ステータス強化率upA、LVup恩恵upA、魔石獲得数upA、素材獲得数upA、魔石出現率upA、気配察知B


となってしまってる。ガチャスキルにはついに測定不能を示すXが出てしまってるし、ほぼほぼのスキルがAだ。気配消去は前Dを持っていたが、レベルアップで気配消去Aを獲得したため、A=4、D=1なので、S=5になった。まあ、つまりSになったということだ。

だが、俺はもう新しいスキルがいらない気がする。

だから、次からレベルアップしたときにはステータスが上がるようにしようと思い、設定をいじった。

ぶつぶつ言いながら整理していると、いつの間にか時間が過ぎており、もう朝の7:00だった。起きたのが4:00なため、3時間経過したことになる。

早いものだ。


「よっこらせ、さあ、ご飯を作ろう。」


俺のドウデモイイ調理シーンはカットして、

♢♦♢♦♢♦♢♦

「お、美味しい~!」

「な、何だこれ……こんなもの、魔界を探し回ってもなかったぞ……恐るべし、人間!貴様、認めてやらざるを得ない……ということかっ!?くそっ!」

「やっぱりご主人さまのご飯は最高だなぁ~!」

「……ん。美味しい。けど、このほうれん草が……」

「おい、ちゃんと食べろ。」

「ぐぬぅぅ……このゼウス様に命令するとは……」

「お、おふたりとも……仲良く食べましょう…?美味しくなくなります…」

「そうですわ。ゼウス様も、しっかりと野菜は食べるべきです!生命を司っているんでしょう?」

「……そうだけど。」


今日の朝ごはんは、ウインナー3本、野菜スムージーに牛乳、ほうれん草の炒め物にスクランブルエッグ、そして味噌汁だ!

これがめちゃくちゃ美味い!

上からリヴァイアサン、サタン、ヘファイストス、ゼウス、オーディン、ティアナの感想であります。

このメンツの生活ももう3日め。そして奇妙なガチャスキルを手に入れて5日。もうこの神々は全員800Lvに凸っていた。あのあとガチャを引いたのだが、余裕で800など行ってしまった。だが、もう俺は上げるのが怖い、世界を滅ぼせそう、という個人的な理由で、上げていない。あと、同じ理由で、新しい神々様を引いていない。6人と絆を深めようと思って、という理由もなくはないが。話がそれたが、だから、今は800で留まっている。それでも十分最強だし、勝てないがな!


「はぁ……美味かった。ごちそうさま。」

「こんな飯が毎日食えるんだからなぁ……俺達からしてもあたりを引いたわ……俺の幸運度も結構高かったりしてな。」

「ふふっ……そうですよね……」

「そう行ってもらえるのは嬉しいよ。まあ、でも素材がいいからね。」


2日連続でモンスターを狩りに行っていないわけなんだが、まだ魔結晶は13個も残っている。

だが、2日前には30個あったのだ。どれだけ使っているのだろうか。

1日3回ご飯で消費し、おやつガチャで2個消費、つまりあと12個は強化素材を手に入れるために回したガチャということになる。

もうそろそろスライムでも狩りに行くか。

魔石出現率up、魔石獲得数upが発動するため、ドロップ率が80%になって、ドロップした時、一気に4個獲得できる。

これにより、効率が鬼ほど上がる。


「今日はサタンとティアナと行こうかな。」

「お!よっしゃ!行くぜ!」

「お役に立てるように頑張りますわ!」

「ティアナの足を引っ張るみたいな感じになちゃうけれど……俺も精一杯頑張る!」

「俺は何すればいい?」

「魔法の指導をして欲しい。」

「おお、OK」

「私はご主人さまの周りに結界を張ったりしますわ!」


俺たちはいつもの大草原に向かった。

ちなみにここには名前があるらしい。『古のラグナロク』という厨二病感満載のネーミングである。誰なのだろうか、こんな厨ニな名前をつけたのは。

まあ、嫌いではない。


いつも通りただ普通にスライムを狩りまくる。

何もない、平凡な日だ。唯一気になることといえば、ゴブリンが全く出現しないことだ。

ゴブリンが出現しない日の次の日は大雨になるらしい。

なぜだかはよく知らないのだが。

明日は大雨か……

スライムは魔法耐性が高いため、何発も魔法を撃たなければならない。

初期モンスターで近接系の職業の第一の試練がゴブリンで、遠距離系の職業の第一の試練はスライムといったところか。最下級魔法と言えど、5発も耐える。から、何発も連続で撃つ練習には最適だ。

その日は俺は上級炎魔法、そして下級魔法3属性を撃てるようになった。

威力としては全然だが、やれることのレパートリーは増えるだろう。

魔法のレベルは下→中→上→超→災→滅→天

というふうになっているらしく、超級を習得できれば上級魔法使いらしい。

超級を四属性の中で一個でも使える魔法使いは〈超級魔法使い〉、上級を一個でも使える魔法使いは〈上級魔法使い〉となる。


「俺は上級魔法使いか。」


俺は、なんかおもったより簡単にできたなぁ…と思い、ため息を漏らす。

すると、サタンは眉を上げながら、


「なかなかやるな!俺はちなみに上級には、確か1週間くらいかかったぞ。」

「ま、マジすか。」

「ああ、マジだ。」


白い歯を煌めかせながら俺を褒める。

だが、不思議なものだ。異世界からモンスターが来たりするだけで、非科学と一笑に付されていた魔法が、使えるようになるなんてな。

何を目的に侵略してきたんだろうか。異世界の人たちは。

モンスターを使役してまで、こちらに何の用があるのだろうか。

まあ、最低限、生活が送れれば俺は、何でも__


「っ!?ご主人、俺の後ろに!『フォアバーストガード!』」


俺がぼーっと空を眺めていると、サタンが俺の前にまで来て、結界魔法を作動する。

その直後だった。あまりにも大きい衝撃が俺たちを襲ったのは。


「大丈夫ですか!?ご主人さま!」


向こうからティアナの声が聞こえてくる。

が、それもかすれて、聞こえない。

突如として起こった出来事に俺は頭がついていかなかった。

光線の威力、サタンの結界の硬さ、どこから撃っているのか。


「空っ……、だ!」


先程の攻撃を耐えきった反動だろう、サタンがうずくまっている。


「サタン!大丈夫か!?」

「俺の心配はいい!上を……見ろ!」


俺はほぼほぼ反射的に上を見上げていた。


「っ……!?」


俺は息を呑んだ。

騎士だ。

あそこにいるのは、騎士だ。

鉄の鎧で体を覆い、顔も堅っ苦しいマスクで覆い、ドラゴンのような生物にまたがり、空を飛翔する、その姿。一人しかいない、人数ではこちらのほうが有利。なのに、圧倒的な威圧感、絶対に勝つという自信が……強い……

剣先が俺に向けられている。


「貴様、例のガチャスキルを所有したこちらの惑星の人間か。俺と一緒に同行してもらう。」


冷徹な声。感情を思わせない、機械質と言ってもおかしくない、声。

俺はパニックに陥った。

怖い。怖い怖い、怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い!!

怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い!!!!!


ドラゴンを使役している!

俺はゴブリンを倒すのにも手こずらないし、オークぐらいならば一人でも戦える。

だが、ドラゴンとなれば話は違う。

オークは強い個体でもランクはCだ。ゴブリン、スライムに限ってはD。

だが、ドラゴンはS、ランクが違う。3周りも違うのだ、そんなやつを使役しているやつに勝てるわけがない!


「おちつけ!ご主人、お前ならできる!」

「ご主人さま!逃げないで!逃げたら___」


俺は背中で聞こえている、友の声を無視し、走り出した。

その時の俺に道徳などあるわけがない。ただ、一目散に蜘蛛の子を散らすように逃げていった。

俺が狙われている、サタン、ティアナ、ゼウス、オーディン、リヴァイアサン、ヘファイストスではなく

俺が。

一瞬、俺は迷ってしまった。自分の命と、友達の命。

だが、生きていたら何だってできる。

俺が生きていたらあいつらを助けられる。

ゼウス、オーディン、リヴァイアサン、ヘファイストスを呼べばなんとかなる!

戦えるわけがない。

俺がこいつと戦って勝てるわけがない。


逃げるしかない。


そうして俺は逃げ出した。踵を返し、自分の家の方へ。

そして鈍い痛みが胸を貫いたのはコンマ何秒だっただろうか。


「……………………えっ?」


俺は体が突如動かなくなり、転び、痛みも感じず、無情に痛みのもとを見た。


俺の体を槍が


貫いていた

結構残酷だったと思いますが、これからもっと残酷になっていってしまいます……苦手な方はお気をつけください。

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