ガチャ4回目! 上限突破
今回は説明回…?かな。
回想シーンは俺が書きたかったタイプです!多分、めちゃくちゃ矛盾すると思いますが、よければ暖かい目でお願いします!
伏線です。(言っちゃいけないやつ。)
俺は飯を食い終わったら、風呂に入り寝た。
俺のマンションはなぜかわからないが、水、電気、ガスどころか、部屋を一つも傷つけられてないので、普通に生活することが可能だ。しかも今はオーディンの結界のお陰で魔物は入ってこれない。
おれたちのマンションはすごく安全だ。
ちなみに風呂は別に誰とも入っていない。一人ぼっち風呂だ。童貞は一生そんなもんだろ。
今日はいろいろなことがあった。と思いつつ、睡魔に身を任せる。すぐに眠りの波が押し寄せてきて、俺を夢の中へと導く。
ゴブリンが、大量に来ている。
後ろにヘファイストス、リヴァイアサン、オーディンにゼウスがいて、震えている。
神様もやはりあの量を見ると生理的悪寒が走り、動けなくなるものなのか。
なら俺が倒すべきだろう。
たしかに罪悪感はある。
だが、彼女らを守るためなら…!
◇◇◇
ゴブリンを殲滅し、殲滅し、殲滅する。何も考えずに、型を連発する。時折ダメージを食らう。だが、竜神の防具の特殊効果で俺の防御力はエグいことになってる。
行ける…!あとゴブリンも50匹ほど。最初は千、いや万ほどいたゴブリンを殲滅し、50ほどまでに減らした。
こんだけになったら逃げそうなものだが、何故か逃げない。
そして妙なのは彼女たちが全く魔法を使わないことだ。支援魔法くらい打てるだろうに。
残りの一匹も気を抜かず倒した。
だが、流石に精神が限界だったらしい。地に膝をつく。
肩で息をする。ろくに木刀も振ったことがなかった俺には少しハードルが高かったな……
そう思った後、彼女たちは無事か。という判断に至る。
「だいじょう___」
そして俺の視界に映ったのは、
いつの間にか後ろに回ったゴブリン共約20匹ほどに彼女たちは串刺しにされている。
俺は何かが切れた。それは言うまでもなく体のリミッターで、怒りにより、何もかもが赤く、黒く染まり、理性は蒸発した。感情的に暴走する___いわばBerserk。
彼女たちはかけがえのない……友達、いや、親友、いや……家族だった。
そして屑どもは俺の家族を…ころした
最低な屑だ。
俺は__剣に炎、氷、疾風、雷をまとわせ、叩き切る。
『聞け!われこそは聖剣エクスカリバーに認められし勇者!この聖剣の前に貴様ら屑はひれ伏せ!』
“約束された 勝利の剣”
聖剣エクスカリバーは直径が約50m程になり、ゴブリン共をもろとも消し去る。
俺は急いで彼女たち__リヴァイアサン、ヘファイストス、オーディン、ゼウスのもとに駆けつけた。
リヴァイアサンはまだ生きていた。だが、オーディンとヘファイストスにゼウスは、もう息絶え絶えだった。
俺は治療魔法をかけた。なぜ使えるのだろうか。さっき倒しまくったゴブリンから体質がスキルや魔法に変えたのだろうか。
だが、間に合わなかった。3人は、俺の目の前で___
「はっ!!」
夢。
分かっている。
すべてが夢だと。
だが、
どうしても拭えない。不安。
いつか__
俺が彼女らを守れたのに、護りきれずころしてしまう日が来るんじゃないのか……そう思ってしまう。
俺の……悩み
こういうときは一回スライムを狩ってこよう。
俺の場合スライムごときだとかすり傷も負うことができないので、格好の敵だ。
スライムを叩き切る。
レベルが上がった。
スキルを獲得した。
それも全てどうでもいい。
が、憂さ晴らしにはなった。スライムの革も結構高値で売れる。スライムは攻撃力こそ低いが、防御力は高く、初心者の場合、1時間ほどかけ倒すと聞いた。それを5秒ほどでポイポイ割っているため、かなり金にはなる。しかも魔晶石も30個ほど手に入れた。
帰った後、食品ガチャを引いた。食品ガチャは魔晶石一個で10連というか、一回の食事で必要なものをすべて得られる。
今日の朝はソーセージ、野菜サラダに牛乳やコーンスープ、そしてご飯というものだ。
ちなみに☆5のソーセージになってくると、1本で1000円するらしい。高いな……まあ、魔晶石は売ったら2万だから、結構釣り合うのかもしれない。
ソーセージ、米、野菜、牛乳、ありとあらゆるものが最高級食材。特に驚いたのは、ご飯だ、もちもちで、コシヒカリとかいうやつだろう。ちなみに、料理をしたときに余った食材は、異次元ボックスに入れておける。これはメニューを開き、アイテムボックスというボタンを押し、宝箱のようなものが出てきたらそこに入れるというものだ。
これで昨日の回鍋肉で使った肉なども余った分、保存してある。
仕込みをしていると、神様たちが起き出す。
一番最初に起きてきたのは以外にもゼウスだった。
どちらかというと寝坊しそうなイメージがある。
「おはよう。ご飯もうちょっとでできるから、待っといて。」
「……ん。」
寝ぼけているのか、返事をしても、しばらくはぼーっとしてた。
が、しばらくしたら我に返り、俺に聞いてきた。
「ねぇ。ご主人さま」
神にご主人さまと呼ばれるのはなにか変な気分だ。
「て、照れるから、普通に呼んで。」
「貴様。」
「まあ、それでもいいよ。」
「いや、やっぱりだめ。……お父さん…?」
「クロノス神に殺されそうだからやめて。」
「……んー。やっぱりご主人さまがいい。」
「ま、まあ確かに。それでもいいけれど。で、何か用?」
「ご主人さまの料理を食べたらステータスが上がった。あれはどういう仕組?ちなみに他の三人はステータスが上がったことに気づいていない。」
さすが最高神、ゼウス。気づいていたか。
「ああ。俺は料理人というスキルを何故か急に獲得して、使用したら料理を食べるとステータスがアップするようになった。しかも永続的に。」
「……それは多分レベルが上がったから。人間はレベルが上がると様々な特典がある。ご主人さまは多分、人間の中で珍しいステータスは上がらずに、スキルを手に入れられるタイプだと思う。だけど、設定をいじったら、ステータスにも変えられると思う……」
「人間では珍しいってことは、他の種族では多いのか?」
「エルフはスキルや魔法を使って戦うことが多いから、ステータスは上がらなくていい。ドワーフも。逆に人間族は自分の力量で物事を解決しようとしたからステータスが多い。ステータスアップ型になっている人間はだいたい凶暴。それは魔族でも当てはまる。」
「へぇ……」
かなりゼウスが饒舌に喋ってくれた。こんなに喋ってもらえるなんて……
という心が読まれたか、ゼウスは顔を真っ赤にして、
「……っていうこと。つまり、ご主人さまは性格が温厚ということ。」
「はぁ……分かった。」
俺の性格が温厚…ね…確かに思い当たる節はあるけれど…
と考えていたらゼウスは自分の部屋に戻っていった。もともとは俺の部屋なんだが。
俺は意識しないうちにガチャを見ていた。
そしたらゼウスやヘファイストスを当てたガチャが何回も引けることがわかった。
同じ神様を引けば引くほど神様の能力が強化されていくらしい。
じゃあ、引いてみるか。
でも、これは本人の同意が必要だ。
後にしよう。
♢♦♢♦♢♦♢♦
「おはようございます~」
「ふわぁ……この世界のベットは柔らかいから、ついつい寝すぎちゃった……」
「……お、おはよう……ござい…ます……」
3人が起きてきた。ゼウスはさっきから本を読んでいる。
ということで全員揃ったし、朝ごはんにする!
◇◇◇
そして食べ終わった。めっちゃうまい……
「あ、そうだ。君たちを引いたガチャでさ、もういっかい君たちを当てると、君たちの能力を強化できるって言ってるんだけど、それって本当?」
「あー。それは語弊というか……」
「?」
「私達を引いたら、私達の元々いた☆5枠は空いて、代わりに☆2~4の枠に私達にしか使えない強化素材というものが入りまして、それを引くことで私達の上限を開放することができる……と言った感じです。☆2,3はLVを上げるもので、だれにでも使えるのですが、☆4が各それぞれ違い、レベルの上限を開放するものです。レベルの上限は40→50→60→70→80→90→100→150→200→210→220→230→240→250……250からは10刻みです。」
なかなかに特殊な感じだな。
「じゃあ、それを引くけれどいい?」
「その前にご主人さまは他の☆5を引いてしまいそう……」
「確かに。」
「全部の☆5を引くと、新しい☆5が出るガチャが出現する。あと、季節限定で特別なガチャも出現する。」
「へー……じゃあ、とりあえず引いてみるか。」
おれはがちゃをタップした。演出はスキップし、結果を見る。
☆5:サタナエル
☆5:デュランダル
☆5:ティアナ
☆5:強化素材SSRレア×10000
☆4:能力強化剤 AT
☆4:能力強化剤 DF
☆4:強敵推理小説
☆4:かわいいぬいぐるみ
☆4:灼熱のリボン
☆4:キュートな雪だるま
…………
「「「「………」」」」
これ、どういう状況…?
どんどんソシャゲに似てきてしまっている……!
でもいいですよね!