表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
4/25

ガチャ3回目 食料品ガチャ

本当に申し訳ございません!実家に1週間ほど帰省した後、体調崩しました!なんとか書きました……でも、更新遅れてしまったことはお詫びしかありません…申し訳ございません。あと、戦闘シーンありません!次回にご期待を!

俺はあるマンションの前に立っていた。

 空は暗雲によって一面覆われており、時折黒雲からバリッと雷が落ちたかと思うと、音が遅れて聞こえてくる。晴れなんてものはいつ見ることができるのだろうか。

 昔は外観としてはかなり立派だった。俺が買うため、かなりの時間を仕事に費やした。結果、俺はこのマンションの一室を何とか買うことができた。


 が、今はどうだろうか。過去の栄光と言う言葉が最もふさわしいような、そんな外見と変わり果てている。

 立ち込める暗雲にすべてを飲み込まれてしまったかのように、ボロボロだ。


 ボロボロだが、幸い、電気や水道、ガス等々は破壊されていなかったため、何とか生きていける。他の家などは、全壊状態のものも多く、住める状態ではない場合が多い。その分俺は幸運だったというべきだろう。


 マンションに一歩踏み込む。ドアを開ける。が、それを拒むかのようなみしみし……という音が響く。

 そのまま階段を上がる。途中のいたるところに魔物の臓器や血……もしくは__…が所々に散らばっている。


 階段を登りきった後、部屋の前に移動する。大きめのドアを引く。


「只今戻りました!」

「ただいまー!」


 リヴァイアサンとヘファイトスがかなり陽気に言う。

 ちなみにいつの間にかヘファイトスは敬語を使わなくなったようだ。別にいいが。


 部屋の中ではオーディンがゲーム、ゼウスが読書をしていた。

 まだ召喚されて一日も経っていないのに、どこからそんな物を持ってきたのか…と思ったら、俺の本とゲームだった。

 ゼウスの方はライトノベルを読んでいて、オーディンはSwichで遊んでいる。

 ゼウスは俺たちが帰ってきたら、「うるさいなぁ」という表情を隠しもせずに、


「……おかえり、成果は?」


 と目も向けずに言ってきた。

 あまりにも冷たすぎません!?その割にはラノベ見てて、ニッコニコなんだが!?

 まあ、ラノベ読んでいる最中だったら、邪魔するのも悪いか。


「ああ…やっぱりちょっときつかったわ……ゴブリンって蝿とか蚊ではないからな。」


 俺がそう言うと、ゼウスはこちらを向いて、


「そう……最初の方は私もきつかったわ。だんだんなれていきなさい。」


 と、慈愛が込められた声で俺を励ました。


「……まあ、魔法が使えると、殺した罪悪感とか星空に飛んでいくから。」


 すいません。それが前の言葉をすべて破壊しています。

 その後、ゼウスは本に目を落としてしまった。

 ラノベを読んでいるんだろう。

 ラノベはやっぱり神様でも読みたくなるんだなぁ……


「ま、まあ!慣れが大事ですよ!慣れ!」

「そ……そうですよ……慣れれば……そんなに罪悪感は、感じなくなりますよ……」


 リヴァイアサンとオーディンが励ましてくれる。

 オーディンが下から目線で言ってくるため、一瞬惚れかけた。が、なんとか振り切る。

 オーディンはやっぱり美女だ。


「それはそうとしてー、ご主人さまー、お腹が空いたよー!」


 ヘファイトスが飯をごねり始めた。

 もう5時半だった。時間がすぎるのは早いものだ。今日なんか3時間ぐらいしか体感では過ぎてない。


「お、もう5時半か。なら、飯作るか。でもな~、出るの面倒くさい。」


 今日は色々と疲れた。もう出たくないな……と思い、冷蔵庫を確認してみる。何もない。うん。調味料しか存在しない。わかってた。と憂鬱に思っていたら、リヴァイアサンが何かを思い出したかのような表情で言った。


「ならガチャを見てみては?」

「ん?なんでガチャ?」


 俺は疑問に想い、リヴァイアサンに尋ねてみた。


「さっきちらっと見えたんですけど、日用品ガチャみたいなものがあったような気がしたんです。一度確認してみては?」

「あ、本当だ!あった!やったー!回そ!」


 俺は歓喜してガチャを回した。

 なんとそのガチャは10連である献立の料理に必要な材料をピックアップ、そしてその食材のレア度は星1から星5だ。星1でもスーパーで売っている普通の食材くらいには美味しい…らしい。星5がおかしいほど、うまいらしい。

 とりあえず回してみた。俺はゴブリンから得た魔結晶を使って回す。

 さっきのガチャとかは、一日1回無料ガチャだったが、そうではないガチャは魔結晶一個を使って10連を引く。

 魔結晶は確率でしか出現しなく、俺が一匹しか倒さず、ゲットできたのはレアと言うべきだろう。だが、魔結晶を手に入れたら、素材を手に入れることはできないから、難しいところである。ちなみに素材はメニュー開いて、売却というところを開き、写真を取れば、なんか転送される…というサービスだった。これによってかなり金が溜まってきた。この世界はゴブリンとか、モンスターを倒せる人間が希少だから、ゴブリンの心臓や、ゴブリンの皮膚…とかでもなんと日本円の1万2千円で買い取ってくれる。魔結晶はたしか2万くらいだった。別に金がほしいわけでもないが。逆に魔結晶を買うこともできる。だけれど、モンスターを狩らないと結局生活を維持することができないわけだから、モンスターを狩らなければいけないことに変わりはない。


「お、おお。全部星5だ。」

「まあ、そうですよね……」

「ご主人さまならねー。普通と化してるよー。」


 なんか星5出すのが普通でしょみたいな目をされている。

 さあ、ここからが腕の見せ場だ。料理は誰もやってくれない。これは神様たちに力を借りるわけだし、料理ぐらいは振る舞わないとな。

 今日は…回鍋肉っぽいな。いきなり回鍋肉っすか。レベル高くね?最初はさ、日本料理とか出すんじゃないの?え、違うの?

 まあ、いいけれど。その時の反応を楽しみにすることにしよう。

 豚肉とキャベツは何故か一口大に切ってある。

 ピーマンもだ。こちらは乱切りだが。

 サラダ油をフライパンにひき、塩少々、キャベツを炒めておく。

 別のフライパンにごま油を引き、にんにくと生姜を炒め、風味が出てきたら豚肉を入れ、炒める。炒められたら豆板醤を入れる。

 キャベツなどと肉を合わせ、盛り付ける!

 はい完成。


「できたぞー!」


 全員に呼びかける。返事が聞こえてき、こっちに来る足音が聞こえる。

 今気づいたことが2つある。

 まずなんで俺、神様を家族みたいに扱ってるんだろう。ということ、

 2つ目が、俺の家広すぎねえか!?なんでこんな広いんだろ……?昔、こんな広かったか…?

 まあ、いいが。広くて困ることもないし。


「おいしそーな匂い!」

「わー!すごい!キラキラしてるわ!」

「お、おいしそう…」

「……まずまずじゃない。」


 5人に一通り感想をもらった後気づいた。

 宗教的に食べられないもの入っていないか!?と思った。が、ヒンドゥー教と、イスラム教に出てくる神様はいない…から、大丈夫だ。


「いいぞ。食べてくれ。」


 俺がそう言ったら、4人は席について一気に食べ始めた。

 表情がゆるゆるだ。すごい幸せそうだ。


_スキル、料理人が発動しました。_


 そんな声が聞こえてきた。

 …料理人?

 そんなスキル持っていなかったが。


【料理人…料理を食べさせたら、食べたもののステータスを上げられる。(永続)】


 …何このスキル。最強じゃん。

 永続って…おかしいだろ!

 慌ててステータスを見てみる。

 確かにだいたいすべてのステータスが100近く上がってる!?まだ半分しか食べてないのに…!

 俺も回鍋肉を慌てて食べる。

 確かにステータスが食べれば食べるほどに上昇していってるな……

 でも、そんなスキルどこで手に入れたんだ……料理しているときにスキル習得音しなかったしなぁ……

 あ、

 もしかして……

 ゴブリンを倒して得たスキル……なのか?

 ゴブリンを倒したときに確かにピコーンと言った。

 でも、俺、モンスターを倒したらランダムでスキルを獲得できる。っていうスキル持ってないぞ。


 もしかして、俺の体質……か?

 俺はモンスターを倒したら、ランダムでスキルを獲得できる……っていう体質…なのか…?

 俺は一人で自分の体質に驚愕していた。

 _______________________________________

皆様、本当にありがたい高評価等々ありがとうございます。もう、私はこの温かい読者様方を作品で楽しませることができたのなら、それこそが最高の幸運です!人生最大の幸運。もう、運を使い切りました(笑)

……こんな不束者の私めでございますが、今度とも、この、『幸運度極振りの俺はガチャスキルを手に入れた瞬間に最強になってしまっていた件について』をよろしくお願いします。byアルタイル

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ