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神から語られたこと

遅れました!すいません!めっちゃ書くの大変です!

「あっそう。」


俺の反応は案外あっけないものだ。


ある程度予想できるだろう、術式無しでの回復魔法、しかも六人一気に行使でき、異世界の事情まで知っている。

神か賢者程度しかできないことじゃないか。


「あっそう、って。まあ、ある程度神だと予想がついていたってことかい?」


普通の人間だったら、神だと知ったら、たまげて即倒しそうだが、あくまであっそうと受け流す俺に苦笑している。


「そうだな、異世界の事情を知っていて、教えてくれるのは神だけだろ?」

「そうだね……」


もう、呆れるのはやめたと言わんばかりに苦笑いしたあとに、真剣な表情になり、言う。


「じゃあ、話そうか。…世界について__」


そこから、衝撃を隠せないことが次々と明かされていった。


♢♦♢♦♢♦


まず、…そうだね、なにからはなそうか。

まずは、異世界について話そうか。

地球の、ロシアにあると言われている異世界へのゲートがあるだろう?あのゲートの先は、世界線が違う、地球なんだ。名前をサンドネレラという

どういうことか。大昔に隕石が落下してきただろう?その時に隕石と一緒に生物が地球に住み着いたんだ。そいつは魔力を全身から放つ、生物だった。

ここからは予想がつくだろう。大体の生き物が魔力を取り込めるようになった。そして、モンスターなど、魔力の制御に長けた生物も生まれていった。

それが異世界と呼ばれているところだ。君たちがスキルや魔法を使えるようになったのは、その全身から魔力を放つ生物がこちらの世界にやってきたからだよ。其の生物がサンドネレラでは失踪していたんだが、いやはや、見つかってよかったよ。管理するのは僕だからね。僕が怒られちゃう……おほん。

それで、なんでこっちの世界に来たか…だよね?

1つ目がその魔力を放つ生物……イントラと言うんだけど、其の生物がこちらの世界へやってきたから、捕まえるため。2つ目が領土不足に陥っていたため、領土を確保したかったということだ。

大抵のサンドネレラの生物はこれを目的に地球に侵攻している。

だが、一部の上流貴族や王族の目的は違う。

地球には、賢い人がたくさんいるし、技術も発展している。強力なスキルを保持しているケースも少なくない。

ということで、地球の人間を捕らえ、いらないものはポイ、使えるものは捕らえて奴隷にして働かせる。そういったことをしている。

そこに危機感を抱いた騎士団連合は地球に行き、貴族の息のかかった冒険者などを捕らえたりし、なんとか地球の民が奴隷になることを防いでいる。

それが、この前の騎士団だ。理解していただけたかな?

良い返事だ。このまま続けていこう。

他に聞きたいことは……

ああ、彼女たち、神についてだね。お安い御用さ。

突然だが、僕の名前を知っているかい?

そうだよね。知らないよね。それが普通だからね。

君は、リヴァイアサンやサタン、等々をガチャスキルが目覚める前に知っていた?

それは肯定だね。

やはり……

君のガチャスキルは、名前を知っている神を呼び出す…という能力になっているようだ。一部、悪魔や神竜もいるけれどね。まあ、そこは誤差ということで。

つまり、君のガチャスキルは、君の知識量に性能を左右される。

おそらく、ガチャから出るものは君の知っているものばかりだろう。食材に関しても、君が知っている最高級のはずだ。しかも、料理等々も君の知っているもの、全てだろう?

だから、君は知識を育てるところから始めるといい。君の知識が、いつか彼女を救うだろう。

あ、ぼく?僕の名前はね、イクシュトリートア・ファインブレッドだよ。覚えてね。ガチャスキルで呼び出せるんだったら呼び出してね!

あと、聞きたいことはあるかい?

ないか。

あ、あと、今起こっていることを話そう。

今、世界各地にインザールゲンで言う、『迷宮』のような場所が出現している。迷宮がモンスター等々を生み出し、それを手懐けてインザールゲンではモンスターとともに暮らしているんだが、其の迷宮のようなものが地球にも生まれている。僕等がいるここもそうさ。幻覚に密林。それを乗り越えて、仲間を助け出す…というのがこの迷宮の目的だろう。

最近、この世界の迷宮が活動を始めた。今までにない異色の方法でね。それが、転移さ。こいつがかなり厄介でね。僕たち、神は迷宮から人間の脱出する手助けをしているんだけど、こうも多いとなかなか捗らなくてね……ああ、大丈夫さ。僕には分身体がいるから、僕がサボっていても大丈夫さ。

そしてその混乱を利用して、貴族たちが攻め入ろうとしている。

どういう仕組みか分からないが、貴族たちは有益なスキルを持っている奴らのリストアップに成功しているみたいだ。だから、君たちにも魔の手は迫るだろう。

だけど、慌ててはいけない。異世界の貴族はあまり強くないからね。だけれど油断していたら罠に貶められるから。気をつけな。

僕が言えることはこれぐらいだ。

もうそろそろ彼女たちが起きるだろうから、僕は帰るね~



………

妹を


頼んだよ


♢♦♢♦♢♦


イクシュトリートは手を振りながら霧の中に消えていった。俺はそれを見送り、後ろを振り向いた。

そしたら、いつの間にかリヴァイアサンはおきていた。


「リヴァイアサン、もう大丈夫か?じゃあ、他のみんなを___」

「…ご主人さま。」

「ん?__なんだ?」

「あれ、いま、霧の中に消えていった人と話しましたか?」

「…ああ、話したよ、少しね。」

「イクシュトリートって名乗りませんでしたか?」

「……なんで知ってるの?」

「それは……」


リヴァイアサンは口ごもっていたが、意を決したように言った。


「私の……実のお兄ちゃん、事故で死んだはずの、人間のお兄ちゃんだから…です。」

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