シルクハットの男
あ、幕間の物語投稿したの、気づいていらしゃいます?
6月14日 PV10000突破!評価ポイント244!ありがとうございます!読者の皆様の励ましのお陰で今があります!ちなみに、投稿遅れたのは、定期テストです……今回は特に厄介だった……
俺は収まった光の中心にいた__人物を知っていた紅蓮の髪、そして小さめの背丈に、活発そうなポニテ、そして、最近気に入っているらしい、メイド服に身を包み倒れていたのは__紛れもなく、そう__
「ヘファイス……トス……?」
俺は絞り出すように声を、発した。それは弱々しい声だったが、たしかによく響いた。ヘファイストスが、中心で、倒れていたのだ。
「ゼウスも……オーディンも……そこで…何してるん……だよ…」
倒れ伏す、仲間たちを見て、俺は猛烈な後悔と焦りが生まれて生きたのを感じた。
(もしかしたら、全部幻術だったのか……?俺はモンスターに見せられた3人と戦っていたのか……?もしかしたら…三人とも…死んでる……?…いや、そんなの……いやだ…!!)
「ヘファイストス!!オーディン!!ゼウス!!起きろ!おきてくれ……頼むから……一生の願いだから……おきて……くれよ……!おい!ドッキリなんか……心臓に悪いことすんなよ……!!!」
俺は三人に駆け寄って、揺すったりする。
俺は必死に胸のうちによぎった嫌な予感を否定する。そんなわけがない。だってコイツラは神なわけで……
(……ティアナとリヴァイアサンも神だ。じゃあ、一般のモンスターに倒せるはずがない……神は神しか倒せない……)
「ッ!?」
(なら本当に俺がコイツラを殺したってんのか…?ヘファイストスも、オーディンも、ゼウスも……俺が…?)
全員を見渡すと全員息が絶え絶えだった。死んでいないのが奇跡といった状態だ。
どうするべきだ……!?俺は…何をすればいい……!!!!
俺は自分に自問自答した。パニックを起こしていたせいもあり、だんだんとそれは自責に変わっていった。
そして自責に夢中になっていたせいで、俺は一切気配察知スキルを使用していなかった。あまりに大きすぎる気配を感じ取ったのは、10m以内に侵入させてからだった。
「……この世界がなぜ、こんな風になってしまったかを、キミは知っているだろうか。」
「ッ!?」
俺はとっさに戦闘態勢を整える。だが、振り向いた先にいたのは素手で立っている、謎の男だった。
だが、なんというのだろうか、すごく黒幕臭いというか、なんというか…謎の雰囲気をまとっているように感じた。
シルクハットにサングラスを掛け、整った顔立ち、茶色の外套に身を包み、ちらっと見える髪の毛は何やら銀色に見える。
少し警戒しておく。だが、戦うならば、あまりにも態勢そして、状況が不利だ。神様たちを守って戦わなければならない……となると、かなり難しい。
と次の行動をどうするか悩んでいた時、相手から声をかけられた。
「ああ、そんなに警戒しなくていいよ。私は__まあ、敵でもないし、味方でもないと言ったところかな?」
「………で、何のようだ?俺は、今は生憎、あんたみたいな暇人と話している時間はないんだ。」
精一杯強がる。相手に舐められないように、精一杯強がる。すると、男は意外そうに目を少し見開いた後、態度を軟化させ、話しかけてきた。
「ああ、ちょっと聴いてほしい。私は本当に君の敵ではない。まあ、味方……と言い切りたいのだけれど、僕がそう言ってしまうと、立場上色々危ないところがあるんだ。」
「…何を聴けと?」
「異世界…異なる星の世界と、ここに侵攻している理由……かな。聴いてくれたら、そこにいる君のお仲間たちを起こしてあげるよ。」
男はシルクハットを外し、くるくると指で回す。その表情には、笑みが浮かんでいる気がした。
俺はコクリとうなずいた。
男は再びシルクハットを被り直すと今度は真剣な表情になって言った。
「じゃあ、話していこうか。お約束どおり、君が聴いてくれるという意思を示してくれたからね。そこの6人は回復しておいた。だが、しばらく起きるまでに時間がかかるだろう。それまでの間、僕が君に、今なぜこうなったかを_説明していこう。」
そして俺たちは適当に倒れていた木株をイスにして、男の話を聞くことにした。
男は記憶を呼び起こすように少し目をつぶり、瞑想するようにじっとしていた。
すると、ゆっくりと目を開き、俺に言った。
「……うん、OK。」
「いや、何がだよ」
「あ、ううん、こっちの話。少し話の整理をしていたんだ。」
「そうか。」
そして男はゆっくりと口を開いた。
「……僕は、神だ。」
幕間の方も見てみてくださいね~




