第十話 最悪の……
まじで遅れてすいません、高評価を消さないでくださいぃぃ……!!
「アンデット!?」
「不死身……なのか!?」
俺とサタンが驚愕の声をあげる。もしかしてコイツラ、不死属性を持っているのか…?
俺は訝しげに鑑定を起動する。が、不死属性はどこにも付与されていない。
「不死属性、付与されていないよ!?」
「ご主人さま、本当ですか!?」
「ああ、ない!!」
俺たちがこんな会話をしているときも、ゴブリンやオークは、こちらに攻撃をしてくるし、ドラゴンはブレスをしている。
「ッ!さっきより強くなってる!?」
「其のようですね!相手にとって不足なし!」
「………フラグ立てないでもろて」
俺は小さく、ボソリと呟いた後、飛び上がった。
それと同時に3人も空中に飛び上がる。先程とは違い、俺はゴブリンに向かうことにした。
ゴブリンは俺を敵と捕らえると、真っ先に持っている槍を振り回してきた。
「っと」
俺はそれを難なく回避すると、【絶刀“斬”】を取り出す。
そして、一回の納刀する。
其の動作はなめらかで、まるでスケートのように自然と体が動く。
「ッ!居合抜刀斬ッ!」
ゴブリンの攻撃が来ると同時に、当たる寸前で、技の無敵時間が発動、俺は無敵でゴブリンに渾身の一刀を浴びせる。
ゴブリンは怯んだようだが、まだやれるようだ。だが、結構体力が少ないのだろう、動きにキレがない。
「垂直抜刀斬りッ!」
俺は高く飛び上がり、刀を抜刀する。そして、上空から、ゴブリンに垂直に斬りを浴びせる。
それが最後の一撃だったのだろう、ゴブリンはうめき声のようなものを残すと、絶命した。
__かと思われた。
「ぐるぅぁぁあああ!」
そんな声を上げたかと思ったら、復活した。
完全に生きが止まっていたのに、なぜ復活する?
俺は其の疑問を一回頭の奥にしまっておいた。
「……ッ!?」
気配がした。俺はとっさに【絶刀“斬”】を斜めに構えた。すると、とてつもない衝撃が俺を襲う。
ゴブリンを見てみると、顔が、先程の醜い顔に比べ、幾分か血色が良くなっているし、人間味が出始めている。
復活するたびに、若返っているのか……?
と思っていたら、ゴブリンの素早い一太刀がはなたれた。
いつの間にか剣に持ち替えている。
素早すぎる。俺の目では捕らえきれない。
と思ったら、不意に死角から、剣が現れた。
「ッ!?くぁッ!」
俺が絶刀で受け止めるが、力が強すぎて、受け止めることができなく、後退りしてしまう。
そのまま、俺は吹き飛ばされ、宙を飛び、森に叩きつけられた。
「ヵはッ…!」
体格はあまり変わらないのに、このゴブリン、力がとんでもない…!
と内心、焦燥感と、戦慄にて、鳥肌が立っているところに、もっと驚愕させる出来事が起こる。
「…じゅ、術……式……を…構、築…した………ッ!?」
肺がキリキリと痛む。が、それを無視し、俺は独り言を呟いた。
なんとゴブリンが術式を構築しているのだ。
いくらゴブリンが人に似ていると行っても、限界というものが存在する……はずなのに。しかも、この間近で見ているからこそ感じる、熱。これは、上級魔法、いや、超級魔法か!?
「ハァ……ッ!!」
俺は対して、かなり落ち着きを取り戻していた。俺は手のひらに魔力の流れを感じる。発動するのは、上級氷魔法。炎は氷に弱い。これにより、炎魔法が超級魔法なのであれば、氷は上級で相殺が可能。
かなり集中する。上級魔法はまだ撃てるようになったばかりだから。暴発すると、元も子もない。魔力の流れに逆らわないように。
俺は丁寧に魔法を作り上げていった。
相手と目と目が合う。
静寂が場を包む。
ゴブリンと目が合う。
木の葉が、舞う。
遠方で大規模な爆発が引き起こる。
「はああッッ!!」
「グギャッ!!」
超級魔法を相手は打ち出す。上級魔法を俺は打ち出す。
両方とも、ビームのようなものを打ち出す。だが、かなり押され気味だった。もう、すぐそこにまで炎が迫っている。
「なんで、押されてる……ッ!?」
距離はかなり離れていたから、相手が超級で、自分が上級だったら、起こり得ない話だ。こんな結果にはならないはずだ。
だが、なぜこんな事になった……
と、おもい、考えていると、俺は気づいてしまった。
相手が超級なんかではなく、災害級魔法を使っていたことに
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