プロローグ
この中で出てくるアニメは全てでっちあげですので、気にしないでくださいw
タラッタータタラー
テレビからは毎週土曜日の朝からやるアニメの終了の音楽が流れていた。
夜月
「いやぁ〜、やっぱり、”けのけの”は楽しいわぁ〜」
けのけのって言うのは、結構昔にやっていたアニメなのだが、それが人気でリメイクされてけのけの2ndとかいうのができた。
主人公”けの”は魔王を倒すため旅に出るという、よくあるストーリーである。
京介
「そんなことはどうでもいい、それより、何で俺の家にお前がいる!」
夜月
「ん?ウチがここに居る理由?そりゃあ、京介起こすためにきまってるやん」
同じクラスでお隣に住んでいるので、学校の日は、起こしてもらっているのだが、今日は休みだ・・・
京介
「休みなのになぜ起こしたし…」
夜月
「今日メルロ(アニメ)の新しいCDとか、いろいろ、でるから一緒にいこうって昨日ゆうたやん!」
そういえばそんなことを言っていた気がする…
まぁ、俺もメルロのCDはほしかったので、いいのだが
京介
「そうだったな、んじゃ、着替えるから外で待ってろ」
夜月
「ん?ウチにかまわず、着替えてええで?ふふふっ」
危険な笑みを浮かべている夜月を外に放り出して、着替えを済ませて、町に出た。
京介
「おっ!!!おおおおおっ!!!こ…これはっ!!!限定版メロ(メルロのヒロイン)のフィギアっ!!!」
夜月
「なんやてぇ!うぅ…こんなん売ってるんやったらもう少しお金おろしてきたらよかったぁ…」
俺の通っている学校で唯一趣味の合うやつだからこそ、ここまで盛り上がるんだが、しかし…
腐女子ってのもどうなのだろう…
まあ、そんなことはどうでもいい!!!
うふふと言いながらサイフを広げた
京介
「…100円たりねええええええッ!!!!ちきしょおおおおっ!」
惜しい…さっきやったメルロのガチャガチャが仇になるとは…結局ガチャガチャでは全部モンスターしかでねぇし…
京介
「夜月さん?あのぉ100円貸していただけます?」
夜月
「100円くらいなら、ええで、ホレ」
そういいながら100円を投げつけてきた
京介
「サンキュー!」
夜月
「その代わり、ウチにも、観賞させてやぁ?」
京介
「わかってるよ」
すぐさま店の中に入り、商品を頼む
店長
「ほれ、よかったな兄ちゃん!!これで最後だぜ」
京介
「まさか、こんなの売られてるなんて、運がよかったですよ〜」
店長
「また、良いの仕入れたら、教えてやるよ、ホレ、俺のメアドだ」
そういって、紙切れを渡してきた。
俺もお礼をいい自分のメアドを教えた
夜月
「よしっ!かえって鑑賞会でもしようや」
京介
「賛成!その前に食べ物買って来るわ、先帰っててくれ」
そしてそこで分かれた
京介
「ふう、これで1週間は大丈夫かな…
ただいま〜」
夜月
「おかえりぃっ!さぁさぁ!メロの鑑賞会はじめよ〜」
そういって、メロの入った箱をきれいに開けて、中にあるメロを取り出した
夜月
「お・・・おぉぉぉ!!すごいつくりやなぁ…」
京介
「お、特別DVDとかいうのが付いてる、見てみるか」
DVDに電源を入れて、ディスクを入れた
夜月
「なんやろぉ〜」
ザザッ…ザァー…
テレビ画面に映ったのは砂嵐だった。
京介
「…はあ?」
夜月
「なんやこれ、イタズラ?ただの砂嵐やん!」
DVDを消そうとした瞬間にメルロのOPが聞こえた
夜月
「おっ!始まった!!」
京介
「本当だ、どんな話なんだろう」
OPがおわると、そこには黒い画面に白い字が現れた
ミッション1
メルロの世界の異変を解決せよ
京介
「ミ…ミッション1?なんだこれ…」
夜月
「あれ…?京介…体が透けてる!!」
そういわれ自分の手を見ると、たしかに透けていた
京介
「ど…どうなってんだ・・・?」
夜月
「わ…わからへんけど、このDVDの性やとおもう…」
そんなあほなこと・・・有り得てる今なら、そうとしか思えない…
京介
「ん?夜月!お前も透けてるぞ!」
夜月
「えっ!?ほ・・・本と…」
ほんとと聞えたところで、俺は意識を失った。
今回は戦いがありませんでしたが、次からはありますのでお楽しみに〜