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前世と未来

 6歳の誕生日を迎えてから数日経ったある日の午後、イルムハートは自室で午前の授業のおさらいのため一人本を読んでいた。

 この世界では5歳までが幼児で、それ以上は子供として扱われる。

 そして、バーハイム王国においては6歳になれば全員初等教育を受けることが決まりとなっていた。

 読み書き計算を多くの国民にが出来るようになることで、国はより豊かになってゆくという方針から定められた制度である。

 強制ではあるのだが、国民は好意的に受け入れている。

 学校は全て無償であり、2~3年で学べる内容を5年以内で履修すればよかったので出席もそれほど厳しくはないからだ。

 貧しい家の子や家業の手伝いをしなければならない子もいることを考慮してのことであった。

 もっとも、それは一般的な平民の場合であり、より多くの事を学ばねばならない貴族や商家の子女は個別に家庭教師を雇い教育を受ける。

 イルムハートも今年から家庭教師を付けて様々なことを学んでいたが、まだ初年度ということもあり2人の姉のように午前と午後というプログラムではなく、当面は午前の部だけで授業は終わりとなっていた。

 今日は魔法についての座学で、イルムハートは今日授業で習った部分を読み直していた。

 ちなみに、読み書きについては5歳までにお付きのメイドから既に教わっている。

 貴族子女のお付きになるには、メイドとしてだけでなく児童教育の能力にも優れている必要があるのだった。


 しばらくイルムハートがページを読み進めていると、それは唐突にやって来た。

 まず最初に感じたのは、世界が少しだけ広がった感覚。

 別に部屋が広く感じられるようになったわけではない。

 上手く表現できなかったが、五感から感じ取っていた情報の量が今までより少しだけ増えたような感覚。そして、それにより自分の可能性が広がっていゆくような予感。

 だが、それが何なのかを考えている余裕はイルムハートにはない。もっと大きな変化が彼に起こったからだ。

 続いて起こったこの現象は、最初のものに比べイルムハートに与えたインパクトは遥かに大きかったが、説明するのはむしろ簡単だった。

 記憶の開放。

 前世で自分が死んだこと、神の計らいにより別世界へ転生させてもらったこと、そうして元の世界の知識を持ちこの世界に誕まれてきたのが自分であること。

 封じられていたそれらの記憶が、全て蘇ったのだ。

 「ずいぶんと簡単な・・・。」

 イルムハートは少し拍子抜けした感じで呟いた。

 これがマンガやドラマであれば、危機が迫ることでフラグが立つとか、押し寄せる膨大な情報に押し潰されそうになるとか、そんな風になるのだろうが実際には忘れていたことをふと思い出した程度のゆるい感じで記憶は戻ってきてしまった。

 もっとも、別段そういう体験をしたいというわけでもない。楽なほうがいいに決まっている。

 自由で気楽に生きる。転生する際にそう決めたのだ。

 「でも、考えなきゃいけない事はいろいろとあるかな。」

 自由で気楽にというのは、何も考えず勝手気ままに生きるのと同じではない。

 人の世で生きていく以上は何のしがらみも無しにというわけにもいかず、その中で自由を保っていくには知恵と力は不可欠なのだ。

 この剣と魔法(とモンスター)の世界における、自分の実力についてはまだ未知数である。

 元々、いわゆる ”異世界” というものについての予備知識に乏しいこともあるが、そもそも創作でしかない前世の知識がこの世界で通用するのかどうかもあやしいものだ。

 いろんな意味で異世界初心者である彼の場合、全てがゼロからのスタートになる。

 いずれにしろ、これから家庭教師にいろいろと教わりながら知っていくことになるのだろう。

 それとは別に考えなければいけないのは、この世界より科学の進んだ元の世界の知識についてである。

 もし世に広まればこの世界の価値観を一気に破壊してしまうこともあり得る、そんな異世界の知識を彼は持っていた。

 それを公言することは論外であろう。

 知識を独占しようとする者、あるいはそれを悪しき物として排除しようとする者。そういった連中は必ず現れる。

 様々な欲望と陰謀が渦巻き、その中心にいる人物に平穏な日々など訪れるはずがない。それは避けなければならないだろう。

 平凡に生きたいというわけではないし、人生それなりに刺激は必要だとも思う。ただ、面倒事はご免だった。

 波乱万丈は必要ない、ありふれた日常の中で新しい人生を楽しんでいければそれでいい。

 この件は決して口外せず秘匿すること、イルムハートがこの世界で望む通りの人生を送るためにはそれが大前提だった。


 「イルムハート様、お飲み物をお持ちしました。」

 ドアをノックする音と女性の声に、イルムハートは我に返った。

 本を読み始めてまだ少ししか経っていないつもりでいたが、休憩を挟むほどの時間は過ぎていたようだ。

 「どうぞ。」

 そう答えると、メイド服に身を包んだ女性がワゴンを押しながら入って来た。

 「そろそろご休憩なされてはいかがですか?」

 「そうだね、エマ。そうするよ。」

 彼女の名はエマ・クーデル。イルムハート付きのメイドである。

 赤銅色の髪にうす茶色の目をした娘で、居ずまい正しく落ち着いた感じは大人の雰囲気を醸し出してはいるが、実はまだ18歳の少女であった。

 彼女は街の商家の娘で、3年前 15歳の時に行儀見習いのためこの家にメイドとしてやってきた。

 最初は家事一般の手伝いをしていたのだが、穏やかな性格と高い教育を受けていたことから、すぐにイルムハート付きメイドの補佐となった。

 やがて、元々のお付きメイドが結婚のため職を辞した際に、正式にイルムハート付きとして抜擢されたのだった。

 イルムハートに読み書きを教えてくれたのもこのエマである。

 「お勉強のほうはいかがですか?」

 「うーん、先生に教えてもらうと分かりやすいんだけど、自分で読むと本に書かれている言葉は少し難しいかな。」

 6歳児としてのイルムハートが感じていたことを答えた。

 前世の記憶が戻った今となってはそう難しくもない内容なのだが、それを正直に言うわけにもいかない。

 とは言え、理解出来るのはあくまでも言葉の意味だけではあるのだが。

 魔法など見たことも使った事もない前世の記憶が戻ったところで、魔法そのものに対する理解度は実のところ6歳児と大差ないと言ってもよかった。

 「ご無理をなさることはありません。ゆっくり憶えていけばよいのですよ。」

 エマはそう言って優しく微笑みながら、オレンジ・ジュースの入ったガラスのポットとグラスをテーブルの上に置く。

 主家と使用人という立場ではあれど、彼女にとってイルムハートは歳の離れた弟のようであり、イルムハートにとっても彼女は優しい姉のような存在だった。

 「ありがとう。」

 飲み物と、そして優しい応援の言葉に礼を言いながら、イルムハートは机からソファに移動した。

 貴族の中には使用人に礼を言うなど沽券に関わると考える者もいるが、この家ではそうではない。感謝は伝えるべきと教わって育つ。

 人材活用こそ領地経営の柱であるとする代々の教えがそうさせているのかもしれない。

 尤も、おそらく一般人であったであろう前世の記憶が戻った今のイルムハートには、高慢な態度をとる方が逆に難しかったが。

 その後、エマが注いでくたジュースを飲みながら今日の授業の話をした。

 他愛のない話ではあるのだが、イルムハートとってはエマと話す時間は楽しいものであり、記憶が戻った今でもそれは変わらなかった。


 2人でしばらく話をしていると、やがて遠くのほうから鐘の音が響いてくる。

 15時の午後の鐘だ。

 この国では朝の6時を開始として夕方まで3時間おきに5度鐘が鳴る。

 6時の日の出の鐘、9時の朝の鐘、12時の昼の鐘、15時の午後の鐘、そして18時の日暮れの鐘の5回だ。

 この鐘の音を基準として、だいたいの生活が営まれている。

 ちなみに、この世界の1日は25時間で元の世界とは若干のズレがあるが、正午を12時として区切っているため転生者であるイルムハートでも特に違和感なく暮らしていけるだろう。

 それは割と重要な事ではあるのだが・・・今の彼はそこまで考えを巡らす事が出来ないでいた。

 15時の鐘。それは彼にとって他の重要な意味を持っていたからだ。

 「・・・お姉さま方の授業が終わったようですね。」

 鐘の音を聞き固まってしまったイルムハートに、エマが少しだけ気の毒そうな口調で語りかける。

 そう、15時の鐘は家庭教師について勉強している2人の姉が午後の授業を終えたことを意味するのだ。

 この後、2人はここへ押し寄せてイルムハートを構いまくるのが日課となっている。

 イルムハートは子供らしくない深いため息をついた。それは転生者としての彼ではなく、紛れもなく6歳児の彼のものだ。

 別に2人の姉が嫌いなわけではない。父も母も、そして2人の姉もそれはそれは彼を愛してくれている。

 そんな相手を嫌うはずがない。彼もみんなが大好きなのだ。

 ただ何というか・・・2人の姉の場合、愛情がかなり過剰なのだ。

 いったん彼女たちにロックオンされれば、片時も離れることなく話して、触れて、そして抱きしめるといった行為が繰り返される。

 彼女たちが授業を受けている間だけなんとか一息つくことが出来るのだが、それ以外の時間は逃れることが許されない。

 それはもうトラウマ・レベルで、苦手意識を持つのも無理ないことだった。

 がしかし、今日からはただの6歳児としてのイルムハートではないのだ!と考え直す。

 成人であった(と思われる)前世の記憶が蘇った今、たかが子供2人に振り回されることなどありえない。

 大人の余裕であしらってしまえばいいのだ。

 (そうさ、今の僕はもう姉さんたちに振り回されることはない・・・はずだ・・・たぶん・・・きっと・・・)

 だが、徐々に近づいてくる気配が強くなるに連れイルムハートの自信も少しづつしぼんでゆく。

 どうやら姉たちに対する苦手意識は前世の記憶が戻った程度では解消出来ないようである。

 やがてノックもそこそこに部屋のドアが開かれ、2人の少女が入ってきた。

 「イルム、お待たせ!」

 「イルムくーん、寂しかったでしょ!」

 待ってもいないし寂しくもない、などとは言えるはずのないイルムハートに2人は駆け寄り抱き着いた。

 それは貴族令嬢としてはいささかはしたない行為ではあったが、このような行動を取るのはあくまでプライベートな場所だけで、しかもイルムハートに対する愛情の発露である以上、強く咎める者はいなかった。

 少しだけ背の高い方の少女が4歳年上のマリアレーナ。

 母親譲りの金色の髪を背中までストレートに伸ばしている。

 これまた母親と同じ空色の瞳と美しい顔立ちは、わずか10歳にして将来社交界の華となることを約束されているようなものだった。

 もう一人の少女が3歳年上のアンナローサ。

 姉と同じく金色の髪と空色の瞳を持つ彼女は、髪をお団子に編み上げたシルエットが姉より少しふっくらとした印象を与えていたが美少女であることは紛れもなく、こちらもその将来の美貌を疑う者はいない。

 しかし、いくら絶世と言っても過言ではない程の美少女であっても実の姉である。そうベタベタされても照れ臭くて恥ずかしいだけだった。

 「あの・・・姉さん、そうやってすぐに抱き着くのもどうかと・・・。」

 「あら、遠慮することはないのよ。私たち姉弟なんですもの。」

 「照れてるイルムくんも可愛いわー。」

 イルムハートの精一杯の抗議も姉たちには全く届かない。

 そもそも嫌がってる可能性など微塵も考えていないのだから当然である。

 (これは・・・どうあがいても勝てる未来が見えない・・・。)

 ”自称” 大人のイルムハートも、さずがの姉たちには早々に白旗を掲げるしかなかった。

 まあ、実際に大人だったのかどうかは正直定かではない。自分自身に関しては一切記憶がないからだ。

 なので、知識はあっても精神的な部分は実年齢に引っ張られてしまうところがあった。

 つまりは、2人の姉との力関係は全く変わらないということ。

 「今日は舞踏会”ごっこ”をしましょう。新しいステップを教えていただいたのよ。イルムにも教えてあげるわ。」

 嬉しそうに微笑むマリアレーナの言葉に、イルムハートの顔が思わず引き攣る。

 こういったことは前にも何度かあった。彼女たちはマナーやダンスについて教わると、それをイルムハートにも教えようとするのだ。

 それだけを聞くとそれほど嫌がる事でもないように思うかもしれないが、問題は姉たちは(当然ながら)”女性”であるということだった。

 と言うことは、教わるダンスもマナーも女性のためのものになる。

 そう、彼女たちはイルムハートに女性がする挨拶の仕方やダンスの女性パートを教え込もうとするのだった。

 しかも、自分たちのお古のドレスを着せて。

 もっと幼い頃ならばともかく、6歳の男子には恥ずかしいことこの上ない行為である。

 ましてや前世の記憶が蘇った今となってはもはや拷問に近い。そんなことになれば黒歴史確定である。

 「えーっと、僕はちょっと用事が・・・」

 この場を逃げ出そうと立ち上がったイルムハートだったが、姉たちは見逃してはくれなかった。

 2人の姉に両腕をガッシリと捕まれ、もはや逃げ道もなくなる。

 「大丈夫よ、そんなに難しくはないから。」

 「イルムくんならすぐ覚えるよ。」

 呆然とするイルムハートを後ろ向きのまま引きずるようにして連れ出す2人の姉。

 救いを求めるようにエマに視線を送るイルムハートだったが、使用人であるエマが2人を止めることなど出来るはずもない。

 いや、使用人でなくとも無理かもしれない。たとえ当主たるウイルバートでも。

 今の2人を止められるのは、おそらく母親のセレスティアだけであろう。

 力なく首を横に振るしかなかったエマが最後に見たのは、この世の終わりのような表情をしたイルムハートの顔だった。


 「まったく・・・今日は危ないところだった。」

 一日が終わり、ベッドに横になったイルムハートは今日のあの悪夢を思い出す。

 2人の姉に着せ替え人形のごとく女装を強いられそうになった事をだ。

 さすがにイルムハートが受けるであろう精神的ダメージを危惧したエマが、唯一2人の姉のストッパーたり得る母親のセレスティアを呼んできてくれたおかげで、何とか最悪の黒歴史を刻まずに済んだのであった。

 だが、その際に不満げな姉2人をなだめながら

 「でも、気持ちはわかるわ。イルムは可愛いものね。」

 そう言ってウフフと笑うセレスティアの目に姉たちと同じものを感じたイルムハートは、今後の不安を抱かずにはいられなかった。

 「お母様も姉さんたちと同類だったとは・・・。少し体も鍛えたほうがいいのかな。」

 別に腕力をもって姉たちの行動を抑止しようというつもりはない。

 ただイルムハートの場合、元々女性的な顔つきに加え華奢な体格が彼女たちの感性を刺激している可能性は多分にある。

 なので、もう少し男児らしい体つきになれば、さずがに女装させようとは思わなくなるだろうという一縷の希望を込めてのことだった。

 家庭教師からは歴史や政治・経済の他に、いずれ剣や魔法も実技として習うことになっている。

 だが、イルムハートの授業プログラムはまだまだ初級レベルで魔法も座学のみであり、剣の授業に至っては当分先の話になる。

 それとは別で、体づくりだけでも早めに始めてみようかと考える。

 女装回避策の意味もあるが、それだけでもない。この先の身の振り方を考えてのこともある。

 今はまだ子供で親の庇護の元で暮らして行けるが、いずれ成人になり独り立ちするためには、剣や魔法の実力を上げておく必要があるだろうと。

 通常、第3子ともなれば家を継ぐ可能性はほとんどなく、やがて独立して生計を立てなければならない。

 だが、辺境伯とういう上級貴族の家に生まれたイルムハートにその心配はなかった。

 貴族もこのクラスになると、自分自身の爵位の他に部下に授けるための爵位をいくつか持っている。

 中央や他の貴族との交渉においては爵位が無いと軽く見られがちであるため、代官などを任命する際に対外的な肩書として子爵や男爵としての地位を ”貸し与える” ことがあり、そのためのものだ。

 また、一族の者に与えて分家として家を興させる場合もある。

 イルムハートもそのような形で爵位を受けることは可能であるし、それ以前に辺境伯の息子ともなれば婿入り先に不自由はしないだろう。

 しかし、彼にそのつもりはない。

 まだ6歳児でしかなく家族や親族くらいしか知らない彼には、貴族社会がどういうものか良く分からなかった。

 それでも、今の彼にとって息苦しい世界であろうことは想像出来る。それを避けるためには家を出て自立するしかない。

 では、どうやって?そう考えた時、ひとつの言葉が思い浮かぶ。

 冒険者。

 前世のファンタジー物ではよく出てきた職業だ。そのくらいの知識は彼にもあった。

 そして、この世界にもそれはある。

 冒険者について、今のイルムハートが知っているいることはそう多くはなかったが、国家から独立した組織である冒険者ギルドに所属し世界中を回って様々な依頼をこなす自由な職業、その程度には理解していた。

 実際には言うほど華やかでもなく、考えるほど自由というわけでもないのだろうが、それでも彼を惹きつけるには十分だった。

 「決まり・・・だね。」

 方向は決まった。

 これからは冒険者になるべく剣か魔法か、或いはその両方で力を上げること、それを当面の目標とする。

 そう結論が出たことでひと安心したのか、イルムハートは急激な睡魔に襲われた。

 前世の記憶が戻ったところで、彼の肉体はまだ6歳児のそれなのだ。既に子供は寝る時間である。

 (詳しいことは・・・明日でいいか。)

 そのまま眠りに付こうとしたイルムハートだったが・・・ふと何か心にひっかかるものを感じた。

 もうひとつ何か考えなければいけない事があったようなそんな気がしたのだが、それがハッキリとした形になることはなかった。

 睡魔には抵抗出来ず、彼は深い眠りの中に落ちていった。

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