真昼の襲撃と若き冒険者の活躍
「うーん、完全に予想が外れたな。」
窓から差し込む朝日に目を細めながらイルムハートはそう言って頭を掻いた。
「そうですね、てっきりここで仕掛けて来ると思ったのですが。」
そう言ってケビンも意外そうな表情を浮かべた。
すると、あくびを噛み殺しながらジェイクが口を開く。
「もしかして、次のデルアで襲って来るつもりなんじゃないのか?」
「その可能性も無い訳ではないですが、デルアは代官の屋敷もある大きな街なので警備隊もそれなりの数がいるでしょう。
そんな監視の目の多い場所より、ここみたいにこじんまりした町のほうがずっと動きやすいはずなんですけどね。」
「多分、何か理由があったんじゃないか?」
「どんな理由ですか?」
「そんなの、俺が知るわけないだろ。」
「……聞いた僕がバカでした。」
どうも寝不足のせいか、ケビンの突っ込みにキレが無い。
「まあ、とりあえずは何事も無かったことを喜ぼう。
これで安心というわけではないが、ひとまず最初の山場は越えたと言うことでね。」
ジェイクの言う通り敵はデルアでの襲撃を狙っているのか、それともそもそも襲撃があるという予測自体深読みのし過ぎなのか。
あまり楽観的になるのは危険だが、オクタバでの襲撃が無かったことでイルムハートの心も少しだけ後者の方に傾きかけていた。
しかし、現実はそう甘くない。
それほど時間が経たない内に皆はそのことを思い知らされるのであった。
朝食を終え程なくして一行はオクタバの町を出発した。
フリオ以外の全員が昨晩は一睡もしていなかったものの、そこは治癒魔法がある。そう何日も続けてというのはさすがに無理だが、魔法で体内の疲労物質を除去すれば2~3日くらいなら睡眠を取らずとも何とかなるのだ。
なので決して睡眠不足の状態という訳でもない。
にもかかわらず皆の集中力がやや散漫になってしまうのは、おそらく昨晩と予想されていたはずの襲撃が実際には無かったことが原因だろう。
油断禁物。それは十分解かっているのだが、安堵からつい気が緩んでしまうのだ。
そして、そのせいで敵の待ち伏せを察知するのが遅れる。
まあ、相手も隠蔽魔法の魔道具を使って自分達の存在を隠してはいたわけだが、普段のイルムハートならその微妙な違和感にも気付けたはずなのだ。
「これは……油断してたな。」
攻撃魔法阻害の結界が自分達を包むことでイルムハートはようやく敵の存在に気付いた。と同時に、疑問にも思う。
「でも、何故こんなところで?」
オクタバの町を出てまだ僅か数時間。そこは真昼間の街道なのだ。
確かに気の緩みもあったが、まさかここで襲って来るとは誰も思わない。それなら昨晩夜襲を掛けていた方が作戦的にはずっとましなはずだからだ。
だが、これには訳があった。
襲撃者達も最初はオクタバでの夜襲を計画していた。
しかし、”旦那”の手の者を経由して監視役から連絡があったのだ。一行には夜襲を警戒している節がある、と。
確かに、予想していた高級宿ではなくわざわざ格の落ちる宿を取ったのも罠を警戒してのことだとすれば説明がついた。
となると、状況は変わって来る。
向こうが襲撃を予測しているとすれば逆に罠を仕掛けられている可能性もあり、そこへ突っ込んでいくのはあまりにもリスクが大きい。”仕事”を確実に成功させるためには急遽計画を練り直す必要があった。
そこで考え出されたのがこの作戦である。
おそらく、夜襲を警戒していた彼等はそれを回避出来たことに安堵し気を緩めるだろう。しかも、徹夜したことにより集中力も落ちているはずだ。そこを突く。
監視役の存在を知らないイルムハートからすれば不思議に思えても、実際にはそれなりに考えられた襲撃だったのである。
道の片側は林になっていた。
襲撃者達はそこに身をひそめていたようで、そこからイルムハート達一行の前後へと一斉に呼び出して来た。
気配を読んでみるとその数は合わせて15~6人。こちらの3倍近い。
それが馬車の前後を半数ずつで取り囲んだため、前方をイルムハートとジェイク、後方をケビンとその援護のレンゾという形で護ることになった。
あくまでもレンゾはフリオの側に、と言う当初の予定とは違う形になってしまったがこの場合仕方あるまい。
(これは、随分と高く評価してくれているんだな。)
そんな襲撃者達を見てイルムハートは思った。
こちらの手勢は騎士であるレンゾを除くと、後は年端も行かぬ少年少女だけなのだ。容易な相手と侮られても仕方ない状態である。
なのにこれだけの数を集め、しかも攻撃魔法阻害の結界魔道具まで準備すると言った周到さだった。
それは、襲撃者達がイルムハート達の実力を高く評価し用心しているからこそだと、そう考えたのだ。
まあ、それは必ずしも間違った観測ではなかった。彼等は十分に警戒していたのである。
但し、あるひとりの人間だけをだ。
「剣士か、こっちはハズレだな。」
襲撃者達を前にして剣を抜くイルムハートとジェイクの姿を見て、ひとりの男が嘲るような声でそう言った。
それから数人の仲間に対し指示を出し始める。
「こっちは俺達だけで十分だ。お前達は後方へ行き魔法士の相手をしろ。そいつが一番の強敵だからな。」
その言葉に頷き、4人ほどがイルムハート達を無視して後方へと回り込もうとした。
「ちょっと待ちやがれ!」
すると、その前にジェイクが立ちはだかる。
「俺達をシカトとは随分ナメた真似してくれるじゃないか?」
そう言ってジェイクは剣を構えた。
それは相手に侮辱され憤慨した感情任せの行動にも見えるが、実のところ真っ当な行動なのである。
せっかく相手が戦力を分散してくれているのだ。それを、再び合流させてやるほどこちらもお人好しではない。
と、イルムハートは思ったのだが、それにしてはジェイクの反応が少しばかりおかしかった。
「魔法士?ケビンのことか?
確かにアイツは性格も悪いしイケ好かないヤツだから皆でボコろうって気持ちは解かる。
だがな、アイツが一番の”強敵”ってところだけは納得いかん!取り消せ!」
(そこ?)
そんなジェイクの言葉にイルムハートは唖然とする。
(って言うか、それ絶対ケビンに聞こえてると思うけど?)
後方でもどうやら探り合いの状態らしく、まだ戦闘は始まっていない。なので、おそらく今のジェイクの台詞もケビンの耳に届いているはずだ。
彼が大人しくそれを聞き流すはずが無い。後々どんな意趣返しが待っているやら。
正に自爆とも思えるジェイクの行動にイルムハートはただただ呆れるばかりだった。
「おっと、それどころじゃないか。」
とは言え、今は呆れている場合でもない。イルムハートは我に返る。
「コイツ等は人を殺し慣れている連中だ、油断するなよジェイク。」
相手の様子からして人殺しを躊躇う気配は微塵も感じられなかった。おそらくはそれを生業としている連中なのだろう。
命の取り合いにおいて躊躇いが無いというのは強い。時にそれは実力の差すら埋めてしまう。
実のところイルムハート以外のメンバーは今だ”人”を手に掛けたことが無い。闘ったことはあっても命を奪ったことはないのだ。それはこちらにとってハンデとも言えた。
なので注意を促したのだが、実際にはそれほど心配することも無かったのである。
勿論、ジェイク達としても人を殺すことに抵抗が無い訳ではない。
だが、この世界はイルムハートが元いた世界に比べて人の命の価値が遥かに軽かった。法は存在するが必ずしも自分を守ってくれるとは限らず、己の身は己で守るしかないのである。
そんな世界の価値観の中で育った彼等にとって敵と味方の命が同等であるわけもなく、そのことを迷うはずも無いのだ。なので、いざと言う時になれば決して躊躇ったりしないであろう。
その意味で言えば前世の価値観を引きずったままのイルムハートよりも彼等の方がずっと心が”強い”と言えるのかもしれない。
4人の襲撃者達は無言のまま目配せをしてジェイクを取り囲んだ。その顔には既に嘲りの色は無い。
最初こそ”ハズレ”だと嗤いはしたが、いざ闘いとなればどんな相手にも気は抜かないと言うことなのだろう。
その様子にジェイクの顔付きもまた変わる。
普段の彼にはどうしても初めのうち押され気味になってしまうという欠点があった。決して油断している訳ではないのだろうが、要はスロースターターなのだ。
だが、今回は違った。
口ではお茶らけたことを言ってはいても、実のところこの”暗殺”と言う行為そのものにえらく腹を立てていた。なので、最初から闘気全開である。
そんな中、ひとりの男がジェイクに向かっていきなりナイフを投げ付けた。
ジェイクがそれを躱すと、その隙にもうひとりが背後から切りつける。
成る程、さすが暗殺部隊だけあって剣士とは違うトリッキーな戦闘を得意としているようだ。
しかし、ジェイクは剣士であると同時に冒険者でもある。人とは全く異なる闘い方をする魔獣相手に腕を磨いてきたのだ。この程度の不意打ちは彼にとって不意打ちとしての意味を成さない。
ジェイクは背後の敵を振り向きざまに切り捨てると、そのまま流れる様な動作で死角へと入り込もうとしていた別の敵に迫り剣を振るった。
「なんだと!?」
あっと言う今に2人が倒され、残る2人が驚愕の声を上げる。
話が違う。騎士以外で厄介なのは魔法士だけのはずではなかったのか?
それが彼等の本音だった。
確かに年端のいかない少年など物の数ではないと侮る気持ちもあったが、だからと言って油断した訳でもない。
にも拘らずこれはどういうことだ?一体何が起こっている?
彼等が戸惑いを覚えるのも尤もではあったが、闘いの場でのそれは致命的だった。何しろ相手は”スイッチの入った”正真正銘本気のジェイクなのだ。
戸惑いから我に返る間もなく、もうひとりがジェイクの剣の前に倒れる。
残ったひとりは呆然としながらジェイクを見つめた。
(何なのだ、このガキは?)
血にまみれた剣を握り襲撃者を見据えるジェイク。そこには怒りも殺気も感じられなかった。ただあるのは目の前の敵を排除しようと言う強い”意思”のみ。
襲撃者はそれに恐怖した。
憎悪や殺意には慣れている。この仕事をしていれば嫌でも向けられる感情なのだ。だからその程度で臆したりはしない。
しかし、目の前の少年はまるで魔獣でも狩るかのように、それを当然のこととして自分達を倒そうとしている。
これではまるで自分達暗殺者と同じ、いや相手を”悪”と断じ迷いがない分もっと厄介で危険な存在だった。襲撃者はそのことに恐怖したのだ。
今の彼はもはや”殺しのプロ”ではなくなっていた。ただ相手に怯え助かる方法だけを考える。
そんなザマでジェイクの相手になるはずもない。
結局、開始から10分もかからずに勝負は決し、4人の襲撃者は地面に横たわることとなったのであった。
「やるじゃないか、ジェイク。
いつも最初からそのくらい力が出せれば言うことは無いんだけどね。」
闘いを終えたジェイクに対し、イルムハートがどこかほっとした表情を浮かべそう声を掛けて来る。
ふとジェイクが見ると、イルムハートはとっくに敵を倒し既に剣も鞘に収めてしまっていた。
これにはジェイクも唖然とする。
今回はかなり上手く戦えた自信はあったのだが、イルムハートに比べればまだまだだったということなのだ。
「何か、お前に言われると嫌味に聞こえてくるな。
って言うか強すぎだろ、お前は。」
「別に嫌味なんかじゃないさ。
4人も相手にこれだけ見事な闘いをして見せたんだから自慢していいと思うよ。」
「まあ、お前のシゴキに比べれば全然たいしたことなかったしな。」
ジェイク達は時々イルムハートから特訓を受けているのだが、今回の闘いはそれよりも遥かに楽なものだった。
多分、あのシゴキに比べればドラゴンと一騎打ちするほうがまだマシかもしれない。冗談でも何でもなく、ジェイクは本気でそう思う。
「それよか、もう剣を仕舞っちまっていいのか?
まだ後ろの敵がいるだろ?」
自分達が倒したのはまだ敵の半数でしかない。残りの人数は後方でケビン達が相手をしているはずなのだ。
それを気遣ってのジェイクの発言だったが、それに対してイルムハートは少しだけ肩をすくめてみせた。
「もう向こうも終わったみたいだよ。」
言われてみれば後方も既に静かになっている。
「ファーゴさんが加勢してくれているのもあるだろうけど、何よりあっちにいるのはケビンだからね。」
「ああ……確かにケビンがいるもんな。」
イルムハートの言葉にジェイクはちょっと複雑な表情を浮かべる。ケビンを相手にしなければならなかった敵に少しだけ同情したのだ。
襲撃者達は魔法士対策として攻撃魔法阻害の結界を張った。そのこと自体は間違いではない。
ただ、彼等の過ちは魔法士なら必ず攻撃魔法を使ってくると思い込んでいたことだろう。
だが、闘いの際にケビンが使用するのは攻撃魔法だけではないのだ。むしろ、もっとえげつない魔法を使った時こそ彼の本領が発揮されると言っても良い。
果たして襲撃者達はどんな目に会わされているやら。
そんなことを考えながらイルムハート達が後方へと回り込もうとした時、馬車の扉を開きライラが顔を覗かせた。
「終わったみたいね。みんな無事?」
そう問い掛けて来はしたが、それほど心配している様子でもない。皆を信頼しているのだろう。
「ああ、問題ない。
それより、君達はまだ馬車から出ないようにしてくれ。」
イルムハートはライラにそう告げる。
確かに危険な状況は脱したのだが、その結果として辺りは血の海と化してしまっていた。こんなところをフリオには見せたくない。イルムハートはそう考えたのだ。
一瞬、馬車の前方に目をやったライラはすぐさまイルムハートの意図を理解する。
そして
「解ったわ。じゃあ、後は任せるわね。」
そう言ってライラは再び扉を閉じた。
「うわ。こいつはまた、エラいことになってるな。」
馬車の後方に広がる惨状を目にしたジェイクは思わすそう呟いた。
後方から襲い掛かった敵は7人、そしてその全員が倒れている。
但し、前方の状況とは異なり血は一滴も流れてはいない。皆、無傷のまま倒れていた。少なくとも一瞥した限りでは。
「何と言うか……魔法士にはこういう闘い方もあるのだね。」
イルムハート達に気付いたレンゾはどこか戸惑ったような表情を向けてくる。
彼が驚くのも無理はない。敵は全員、状態異常の魔法で仕留められていたのだ。
地べたに横たわる襲撃者達は皆どす黒い顔色をし、口から泡を吹いている。中にはまだぴくぴくと全身を痙攣させている者もいた。
「お前、一体何をしたんだ?」
恐る恐るといった感じでジェイクが尋ねると、ケビンは実に清々しい笑顔を浮かべながら答える。
「まあ、色々とです。
詳しく聞きたいのならじっくり教えてあげますよ?」
「……いや、いい。」
そこはさすがに辞退した。倒れている連中を見る限り、聞いていて気持ちの良い話でないことは確実だからだ。
「しかし、相変わらずエグい真似するよな、お前。」
「何しろ僕は性格が悪くてイケ好かない人間ですからね。」
ジェイクの言葉にケビンはより一層笑顔を深めてそう返した。
はやり先ほどジェイクが放った台詞はしっかりとケビンに耳に届いていたようだ。
これにはジェイクも今更のように慌て出す。
「い、いや、あれはだな、連中にシカトされたんでついその場の勢いでと言うか何と言うか、別にお前の悪口を言うつもりだったわけじゃなくて……。」
「良いんですよ、気にしないで下さい。
むしろ、ジェイク君が僕をどう思っているか良く解かりましたので、これからは態度を改めようと反省していたところなのです。」
”態度を改める”。ケビンはそう言ったが、必ずしもジェイクにとって良い方向に改まるとは限らない。と言うか、今よりもっと酷くなるに違いなかった。
そう考えるジェイクの顔には冷や汗が浮かび始める。
「べ、別に無理して変える必要もないんじゃいなか?
今のままでも良いと俺は思うんだが……。」
「そうはいきません。それでは僕の気持ちが収まりませんからね。」
(俺の人生……終わったかも。)
絶望に打ちひしがれるジェイク。
そんな毎度のやり取りをさらりと聞き流しながらイルムハートはケビンに声を掛けた。
「その話は後でゆっくりしてもらうとして、ちょっと手を貸してくれないか?
前方の連中の中にはまだ息のある者もいる。彼等に治癒魔法を掛けてやりたいんだ。」
すると、その言葉にジェイクが不満そうな声を上げる。
「助けてやるってのか?俺達を殺しに来た連中だぞ?」
まあ、その気持ちも解からなくはない。
だが、そこまで割り切れるものでもないし、ジェイクにしても本気で見殺しにしろと言ってるわけではないのだ。ただ、襲撃への腹立ちがまだ収まりきっていないだけなのである。
「助かる者を放っておくわけにもいかないだろ?
それに、彼等には色々と聞きたいことがあるしね。」
「……まあ、仕方ないか。」
確かに、彼等には首謀者が誰なのかを聞き出す必要があった。
ほぼほぼ予想は付いているにしても、それを確実にするための証言が必要なのだ。
そのことに不承不承ながらジェイクが納得したところへ、ケビンがまた恐ろしいことを言い始める。
「了解です。
でも、自白させるならそのための相手を用意してありますよ。ひとりだけかろうじて自我が保てる程度に手加減してありますから。
もはや心も折れているでしょうから簡単に話してくれると思います。」
ひとりだけが”かろうじて”自我を保っている。
と言うことは他の6人は一体どんな状況になっているのか?既に精神崩壊しているということなのだろうか?
とりあえずは生き残ったことが彼等にとって果たして幸運だったのか不幸だったのか……。
「そ、そうか。」
これにはイルムハートもさすがにちょっと引いた。
「まあ、その辺りは任せるとして、先ずは前方の連中を何とかしよう。
あと、ジェイク。君にはオクタバへ戻って警備隊を呼んで来て欲しいんだ。この連中を捕らえてもらわないといけないからね。」
「えー、また戻るのか?
面倒臭いな。」
ちょっと不満げにそう言ったジェイクだったが、イルムハートの次の言葉でその表情は一変することになる。
「なら僕がオクタバまで行って来るので、君は連中から話を聞き出していてくれるかい?
ケビンと2人で。」
「いや、やっぱり俺が行く!行きます!行かせてください!」
ケビンと2人きりで襲撃者の尋問を行うなど罰ゲームでしかない。彼がどんな手段で口を割らせようとするのかを考えると背筋が寒くなる。
勿論、そのことを口に出したりはしなかったが、先ほどの言葉を撤回しジェイクは必死にそう訴えたのだった。