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第40話 襲撃 2

 「ウッド!!」


 魔法の灯りのもとで柊を見付けたのか、カラリアや、ウトレア等の顔見知りのエルフ達が集まって来る。


 「族長は居ないか?この襲撃は人為的なものかもしれない!!」


 「分かった、族長ならこっちだ!!」


 防壁の上を一団となって走り出す。


 一際エルフ達が密集してるいた場所に族長は居て里のエルフ達に指示を出していた。


 「敵は、今のところ南側の門方向からしか来ていない万が一に備えて非戦闘員は北側の門から避難出来るようにしておけ!!」


 そこに飛び込む様にして駆け込む。


 「族長!!」


 「おお、ウッド殿すまない。

 滞在中にこのような騒動に巻き込んで、非戦闘員達と共に北側の門に向かって貰えるか?」


 「何を水臭いことを言っているんですか!一緒に戦いますよ。

 それより、この襲撃は人為的なものかも?」


 「何?それは?」


 「1つ、余りにも多くの亜人系の魔物がまとまって進撃してること。

 2つ、亜人系しか居らず、獣系が居ないこと。

 これ等から魔物使いの存在が疑われます。その理由は恐らく・・・・。」


 「ここ最近、急激に力を付けて来た里を妬んだ、どこぞの間者か。」


 「推測でしか有りませんが。」


 「ふん、ならば話しは簡単だ、魔物の来ている南の国ラフレシア王国が魔物使いの育成に力を入れておる。

 その力試しという意味合いもあるのだろう。

 邪魔者が消せて、自国の力試しも出来る、一矢で2羽鳥を落とすというヤツだろう。 

 しかし、我が里はマヌケな2羽の鳥ではないことを知らしめてやらんとな!!」


 「お手伝い致します。」


 「客人に重ね重ねスマンな。」


 「何をおっしゃいます。一蓮托生。里に無くなられては困りますからね。」


 「この例は必ず。」


 「では、自分は敵の後方をかき回し、機会あらば魔物使いを仕留める班に回りましょう。」


 「何と既にそこまで読んでいたか。

 しかし、出来れば魔物使いは証拠として捕らえて貰いたい。」


 「了解しました。」


 「何時ものメンバーで行くと良い。その方が気心が効いて良かろう。」


 「気づかいありがとうございます。」


 「何々、気を付けて行かれよ。異世界の戦士殿。」




 

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次回更新は6月9日午前7時を予定しています。

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