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黒と白の中独り

遅くなりました。ブックマークしてくださった方々ありがとうございます!

さて、前書きもそこそこに。

ではどうぞ!

次に僕が目を覚ました場所は見たこともない場所だった。

周りは真っ暗で何も見えない。何も聞こえない。自分の手すらも見えない場所。


『え……?』


確かにそう発音したはずなのに聞こえない。もしかしたらヘッドセットのバグかもしれない。そう思いログアウトしようとしたけど今のログアウトの仕方がわからない。

普通なら手を横に振るなりの動作か、頭で思えばすればメニューが開くはずなのに何も出てこない、出て来やしない。


『どうすれば……』


そう独り言をつぶやいてもその独り言すら耳に届かない。


もしかしたら、このままこの場所で死ぬまで独りかもしれない。そう思うとコレが絶望かという思う様な感情が心から湧いてあっという間に僕の心を濡らし涙が溢れてきた気がする。顔に手をやっても何も分からないけれど。そんな気がした。


『……歩いてみよう、ここがどこか分からないけど歩いてれば何かあるかもしれない……歩けるかな』


そう思い歩いてみると床はあるみたいだ、一歩踏み出すと床の感触が伝わる。今僕は素足なのかな、何となくそんな感じがする。


しばらくペタペタと歩いて行くとほんの少し、薄ぼんやりとした光が見えた。もしかしたら出口かもしれない。足が早まる。


どれくらいの時間が経ったのだろう、段々と光が大きくなってきた。不思議と足に疲労感はない。けれど光に近づくにつれ身体に痛みが走る様になった。何というか、身体の内側がギューっと締められるような、ズクズクとした痛みが身体に広がってく。


とうとう目の前が白一色になった。僕の身体はどうしてしまったんだろう。頭の天辺から爪先まで痛くて熱くてたまらない、だけど不思議と耐えられる。普通だったら悶絶しそうな痛みでも何故か耐えられた、足は止まらない。


体感時間で1時間以上歩いている気がする。あれから視界は白一色、眩しくはないけれど少し眠くなってきた。身体の痛みは引いたけれどまだ熱い、身体の中をナニカか蠢いている感じがする、まるで僕の身体を調べつくすかの様な感じだけど不思議と不快感はない。あ、頭に入ったかな。

視界が暗転する。


最後までありがとうございます。

ユキはどうなってしまったのでしょう。そして次回どうなっているのでしょう。次回をお楽しみに!

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