第七話
流石の最弱勇者君もそれにはツッコミますよ。
「それ絶対間違ってると思うんだけど…」
「そうか?旅に出て最初の町で会った人に教えてもらったんだが…」
こいつ、絶対頭悪い!そしてその会った人ってのも頭悪い!!
「絶対その人間違ってるって。もぅ…」
言葉とは裏腹にレーヌの顔には笑顔が浮かんでいます。
「で、今日はどうするんだ?野宿か?それならいい場所知ってるぞ!」
「なんでそうなるのさ。それにまだお前と一緒に行くなんて言ってないぞ」
「えー、いいだろ…?」
捨てられた子犬の様な目で見上げてくるネックスに溜め息を吐いてレーヌは言いました。
「…はぁ。せっかく旅行費が出るんだからいい宿に泊まろうよ」
「!じゃあ、一緒に旅してくれるのか!?」
レーヌの言葉を聞いた途端、泣きそうだった顔を輝かせるネックス。
「どうせ僕だけじゃ外歩けないからね。一緒に旅するからには覚悟しておいてよ。僕何もできないから」
「あぁ、覚悟しておく!じゃあ宿の心配しなくていいならもっと飲もうぜ!おやっさん、もっといいやつ!!」
ネックスは笑顔で言うので、レーヌは逆に心配になりました。そうこうしている内に夜は更けていきます。
「うぅ、ぎもぢわるい…」
「お前飲み過ぎ!宿代から酒代出すってどういう事だよ!?」
酔いつぶれたネックスに肩を貸しながらレーヌは大通りを歩いていきます。時折ネックスがウッと声を出すと、レーヌはビクッと肩を揺らして立ち止まります。
「すまん…。つい嬉しくて飲み過ぎた」
「これっきりにしてよね。…旅一緒に行ってくれてありがと」
レーヌはボソリとそう呟きました。
「ん?何か言ったか?」
「別に…って、ちょ、こんな所で吐かないでよね!?」
「無理…」
慌てて宿に向かったのは言うまでもなく。
こうして最弱勇者君に仲間が出来ました。
こんな遅くなってすいません!
今日から学校が始まったのでなかなか書けませんでした…。
まぁ、そんな事は言い訳にしかならないんですが。
ようやくひと段落しました!
次の話からきっと王都の外に出られると思います。