空気と空気のお話
初投稿作品です;
なにかをかえたくて書きます。
なので支離滅裂な部分もあるかもしれませんが、よろしくお願いします。
「省治ー。」
「ん?」
「中じいが呼んでいた。」
「うそー…。」
中じいとは俺の天敵の先生であって、この学校で唯一俺を追ってくる珍しい先生。
多分進学できるか、できないかの瀬戸際だと言われた。
正直どうでもいい、自分のことなんて。
学校はなんとなくきているだけ。
人生もなんとなく生きているだけ。
そんなことを思っていたせいで進学が危うくなっていた。
でもけして焦りはしない。
だってなんとなくならいいんじゃないのかな、って思っているからしょうがないんじゃないかって諦めている。
人生諦めが肝心というじゃないか。
だから俺は全部諦めている。
「行くのか?」
「あは、まさか。」
「だよな。
なに今日も授業受けねぇの?」
「うん。
なにかあったらまた探してー。」
じゃあね、と言って俺はなにもはいっていないかばんを友達に預けて屋上に逃げた。
「ねぇ、そこ俺の場所なんだけど。」
「…別にあなたの場所とは限らないでしょ?」
「…うるさいなぁ。」
最近俺の場所をとる生意気な女。
いくら緩い俺の学校でもこんなに目立つ容姿をしているやつはみたことはない。
ところどころ赤い頭に眼帯、改造した制服、チェーンのついたスカート、黒のブーツ。
…大丈夫なのだろうか、コイツ。
「お前大丈夫?」
「なにが?」
「いろいろと。」
「あぁ、そう。
私別に進学もくそもないし?」
「は?」
「知りたい?」
「いや別にいい。」
「なーんだ。つまんねーのー。」
自分に心配されるくらいのどうしようもない奴なんていないと思っていたがいたし。