ふたりのせかい
私はかなえ隣にいるのはさりな双子の妹
今日は二人の誕生日プレゼントをもらった
さりなはクマのぬいぐるみキーホルダー前からほしそうにしていたからすごく喜んでいた
でも私はあまり気に入らなかったチークとリップを貰ったんだけど色があまり好みではなくて折角の誕生日だけど気分が最悪だった
拗ねてさりなを抱き抱えて家を出た少し歩いて公園に着くと鍵が落ちていた何も特徴がない普通の鍵だった
でも私はとてもその鍵を気に入った
駄目だとわかっていてもその鍵を持ち帰ってしまった
家に帰る道のりがとてつもなく遠く感じた時にはもう手遅れだった
どれだけ歩いても歩いても家につかないまっすぐ歩けばすぐ着くはずなのにと感じても引き返せないイヤな予感がする横に歩いていたさりなは疲れ果てて駄々をこね始めたさりなはとうとう座り込んでしまった
さりな早く行くよ
声をかけたけど反応はない
恐る恐る振り返ると一つの赤色の扉があった私はこの扉に見覚えがあった実際に見たわけではない朝見たアニメに出てきた扉そっくりだったでもひとつだけ違うところがあった目の前にある扉には鍵穴があったのだ私は手に持っていた鍵を恐る恐る差し込んで見た
カチャン
音が鳴った扉が開いた目の前にはまだ見たことがないほど綺麗な星空が見えていたさりなは扉の中に駆け込んでいった
さりな待って
私の声はさりなに届かなかったどんどんさりなは遠ざかっていく
さりなを追いかけなきゃ
私はその一心で扉の中に駆け込んでいった
さりなは立ち止まってこっちを見た
何か言ってる聞き取れない
さりなにちかづけば近づくほど聞き取れてくる
うしろみて!
振り返ると何もないさっきまであった赤い扉がない
帰り道がなくなった
私とさりなは言葉が出なくなった呆然とした
振り返ると男の人いやおじいさんがいた
おじいさんはまじまじとこちらを見ていた次の瞬間おじいさんが口をひらいた
お嬢さんたちまだ若いのに迷い込んだのかい
さりながおじいさんに聞いた
あなたは誰?ここはどこ?いつからここにいるの?
おじいさんが困ったように言った
そんなに一気に聞かないでくれよ
わしの名前は水谷わたるここは夢のなかここに51年3ヶ月と29日いるんじゃよでも助かったよお嬢さんたちがきてくれたからわしはもうもどれるよ
私は聞いた
どうしてあなたは戻れるの?
おじいさんは答えた
この世界に入れるのは一人だけじゃお嬢さんたちは運がいいね二人で入れたから
私達は絶望した次の人が来るまで出られないと言われてしまった
さりなは言葉の意味を理解しなかったいや理解しようとしなかった
おじいさんは突然出てきた赤い扉の中に入って行ってしまった
さりなは突然戻る方法を探し出そうとした
私はおじいさんになぜかムカついてしまったこれまでにないほどイラついた私はさりなに帰れないよ!と強く言ってしまった気づいた時にはもう遅いさりなはかなえなんて大嫌い!と怒ってしまった
でも二人で生活しなきゃいけないのに食べ物も飲み物もない
かなえどうしよう
さりなが不安がってる
これでも私はお姉ちゃんなんだ
さりな待っててね
私はさりなに声をかけた
少し経つと目の前に大きなモニターがあった
鍵のマークがある
私はもしかしたらさっきのおじいさんはこのモニターを使って公園に鍵を落としたのかもしれないそして私達は鍵を落とす場所を決めた
なるべく人がいるところに置かなきゃいけないでも友達や親は巻き込みたくないそんな気持ちで必死に選んだ選んだ場所は岡山県岡山市のコンビニ前にしたこれで大丈夫だと思って私達は眠ったずっと起きてて夢の中にきてから一度も寝ていないから疲れが溜まっていた
どのくらいたったかわからないカチャンと音がした
扉ださっきの赤い扉
さりなに声をかける
さりな赤い扉だよ
さりなは飛び起きた
嘘でしょもうだれかきたの!
次の瞬間とびらがひらいた
これで帰れる
扉を開けたのは可愛らしい女の子だった
年齢は4歳くらいかな
私は女の子にいろいろ説明した
モニターで鍵を落とす場所を選んだりすることや
誰か来たら帰れることなど
女の子は不思議そうにこちらを見ている
多分意味を理解できなったんだろう
最後にさりなとふたりで女の子にお礼を伝えた
ありがとう
さりなはドアノブに手をかけた
ゆっくり扉がひらく
振り向くと涙目の女の子がいる
申し訳ないなと思う最初のおじいさんもこんな気持ちだったんだ
でも帰らなきゃいけない
さりなはゆっくり扉をしめた
ふたりは家に向かってトボトボ歩いている女の子に悪いことしたな二人の気持ちは同じだった
家に着いたらパーティーの準備がちょうどおわっていたところだった
お母さんが口をひらく
おかえりかなえ、さりな
パーティーが始まった
さりなは全力でパーティーを楽しんでいた
私は楽しめなかった夢の中に閉じ込められた女の子のあの悲しい顔をまだ覚えている
私が楽しんでいいのかな?




