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前世は猫でしたので  作者: KAE


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卒業パーティー

前話がほぼ説明状態だったので話が進まず申し訳ありません。もう一話投稿します

卒業パーティーの日を迎えた。

昼に卒業式が執り行われたいつもは厳かな雰囲気の王立学院のホールは今は華やかに設えられ学生の卒業を祝っている。

卒業生は思い思いに着飾ってパートナーを伴い王立学院のホールに吸い込まれていく。

ルークと私も互いをパートナーにホールに入って行った。今日の私達は他の卒業生同様に着飾っている。

ルークはネイビーの生地に金糸で刺繍の縁取りをしたフロックコートにシンプルなネイビー一色のパンツ。薄いシルバーグレーのシャツにグレーのベスト。シャツと同じ色のクラバットにはお父様からプレゼントされたブローチが光っていた。

私はシルバーグレーに金色と水色の糸で拠った糸で裾に緻密な刺繍を施したドレスに長い黒髪はハーフアップにしてお父様からのプレゼントの髪留めをつけた。


ホールに入ると皆の視線がチラチラとこちらを向く。

「ルーク、女の子がチラチラ見てるわよ。気をつけてね」

「ティナこそ…気をつけろよ。狙われてるぞ」

「あら、私声なんてかけられた事ないわよ。気にしすぎよ」「僕だって同じだよ」「侯爵家の嫡男っていうだけでもモテるのに、今日は一段と格好良くなってるわよ。お気をつけあそばせ…うふふ」「勘弁してくれよ」と軽口をたたきながら会場の隅の方へ移動する。


学院長の会式の挨拶の後、国王陛下の祝辞に移る。

国王陛下は王妃陛下と共に宰相を伴い入場し、壇上で卒業生に祝いの言葉を送る。静聴し大きな拍手で祝辞に応えパーティーが始まった。


「ダンスでもどう?」とルークに誘われ、皆のダンスの輪に入った。ダンスなんて久しぶりだ。

ダンスを踊りながらルークが「明日からだね。本当に気をつけて動いてよ」と言った。

「うふふ。ありがとう、ちゃんと気をつけて任務を果たして参ります!へへッ」

「笑い事じゃないよ…はぁー」

「でも、何が起こっているんだろうね」

「わからないから余計に不安になるんだろうな。ティナが領地で何か見つけてくれれば少しはこの不安は払拭されるかもね」

「そうね。しっかり探してくるわ」

「身の安全が第一だからね」

「はい。それはもう充分承知してます。うふふ」

「ねぇ、デニスはまだクビにしないの?」

「うん、まだだね。主人の物を盗んで売ったという証拠は手に入れたからいつでもクビにできるんだけど、本来知りたい事はまだわかってない」

「そうか…誰と繋がっているか早くわかればいいわね」

「全くだよ」


バートからの報告によれば、あの日盗んだ侯爵の物を質屋に売り金を手にした後、酒場で飲みそれから賭場に行ったらしい。そして持ち込んだ金を全て失ってさらに借金までして賭け事にのめり込んでいたようだ。

賭場の主人によるといつもかなり借金をするらしいが返済もしてくれるので良い客らしい。

しかし借金返済の額はデニスの給金では賄いきれない。不思議に思いながら賭場の主人の話を聞いていると、どうやらデニスを支援する者が時々現れるらしい。その支援者は不定期に現れる為その日は接触できなかったらしい。引き続き監視を続ける事になった。


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