表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
異世界のラブストーリー  作者: てるてる
1/1

プロローグ

          〜2年前〜

いつも通りの普通の1日だった。

いつもの時間に起き、いつもの時間に仕事場に着き、いつもの時間に仕事が終わり、いつもの時間に家に帰る。筈だった、だが、いつも通りではなかった。それはニュースを見ない僕がニュースを見るほど大きなニュースがあったのだ。


「大人気家電会社社長の会見です」


テレビをつけたらちょうど始まった。


「Tengaの社長の永谷です。本日、私から皆様に重大な発表があります。


50年ほど前から日本の人口は増えており、近年、1.8億人を超えました。100年後の総人口は3億人を超えると言われています。

日本列島にはおよそ、2億人弱しか住めない状況になると言われており、土地が足りなくなっています。

それを回避するために政府と一緒に2150年から研究を何千回も繰り返した結果、先月、無事にVRの世界を作ることができました。


研究に協力してくれた皆様、この場をお借りして感謝を申し上げます。

その世界に行く為の機械の詳細は後日お知らせいたします。この度はこの会見を見ていただきありがとうございました。これからもどうぞ宜しくお願いします。」


と、締めて長い会見が終わった。

その時大人気SNSの「Asastemアスアステム)」のトレンドでは上位3位がこのことについてのことだった。


「VRの世界か…面白そうだけど興味ねえな。」


と、僕はぶつぶつと独り言を呟いていた。

もう、こんな世界になってしまったのか、僕は基本的にAIを信用していない。この件もAIが関わっており、信用する気がない。ちょっとは興味を持ったけど、AIが関わってると聞き、興味はすぐに消えた。


歴史のD.T(Digital textbook)に書いてあった話だが、2120年、日本のAIが崩壊し、日本では生活するのにはリスクが高くなって、ほとんどの人々は外国に逃げて行ったのだ、その10年後、2130年にAIが復活したものの、昔より信頼性が薄くなり、信用してる人々がどんどん少なくなっていった。

それから18年後の2148年、日本の人々が驚くほど大きなニュースがあった。それが、『日本の総人口、昨年と比べ増加、多くの研究家を覆す結果に』という臨時の新聞が配らた。以下がその新聞の全文である。


【日本の人口は2005年頃から減り始めており、2050年で1億人切り、2100年に1000万人を切り、2047年の総人口は692万人になり、このままでは500万人切るのもおかしくはないと多くの研究家が言っており、そうなるだろう、と多くの人々が予想してたが、世論調査した結果、なんと848万人だと日本政府が発表した。本日(2148.11.30)22時から会見が行われる。その時にも改めて発表される。是非その会見を見て欲しいと思っている。】


という内容だ。その翌年、また臨時新聞が発行された以下がその内容だ


   『日本の総人口、あり得ないことに』

【昨年『日本の総人口、昨年と比べ増加、多くの研究家を覆す結果に』という新聞を発行したのを覚えてるjだろうか、その時の人口は848万人と公表したが、今年はなんと、5,891万人、5,043万人増加した。このままのペースだと1億人を超すのもありえない話ではない。これからの人口については詳しく調査する必要がある】


という新聞に取り上げるほど人口問題は大きな話だった。


そして、その新聞の発行からおよそ50年後の人口は2億4522万人と正式に発表され、現実世界での人口は1億人1815万人、VRの世界では1億人2707万人という内訳になっている。



このことが原因で僕が一生やりたくなかった



恋が始まるのであったーーー

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ