エルフうんこ奴
主人公、暴れまくります。話が進みません。
「それで、なんか用か?失礼な奴だな!エルフってばかばっかなのか?」
うんこエルフは、ぼさぼさの髪で、クールにコーヒーを飲んでる。なんかむかつく!彼女の格好は、タイトなミニスカに白いシャツ、いわゆる女教師みたいなやつだ。
「おっぱい聖女、あんたが、なんか悩んでるみたいだから、声かけたのに、なんつー言い草よ!」
「おっぱい言うなや!僻むなや!お前は、あんま、知らない人の乳揉むのか、じゃ、あそこのおっさんの乳もめよ!」
「なっ、生意気なおっぱい!そう、そう、せっかくだから、相談にのったげようとしてるのに、態度わるすぎやろ!帰ろっかなー!!」
「さっさ帰って牛乳のめや!ひんぬー!ひんぬー!」
うんこエルフは、立ち上がると、また、消えた!そうそう何度もやられるかよ!僕は後ろを向き、何もない空間を抱き締める。ちょうど、僕の胸の辺りにでてきた、うんこエルフを抱き締める。
「窒息しやがれ!うんこエルフ!!!」
あらん限りの力をこめる!うんこエルフは次第にぐったりしてくる。
「つっ!!」
僕の胸に、鋭い痛みが走る!
「噛むなや、噛むなや、こら!!」
「エルフ舐めるなよ!!牛乳っ!!!」
「牛いうなや!!」
また、後ろから、乳を揉まれる。力が抜けるが、振り絞りビンタを発る!!おっ、怯んだ!マウントを取り抱きつき、乳チョークを狙う!
「つっ!!」
「噛みつくなやこら!エルフには、プライドはないんか!こらぁ!」
…………………
「それで、言いたい事あれば、囀れや!うんこエルフ」
気がつくと、僕らの回りには、人垣ができてる。
「はいはい!今のところうんこエルフ優勢!オッズは2対1!はった!はった!牛乳に張る者はいないかねー!締め切るよー!」
なんかいつの間にか賭博も開かれてる。娯楽に飢えてるのだろう。そろそろ、僕たちはこのカフェを出禁になるのではないだろうか?
「おう!牛乳今度こそは、そのひんだれた、乳を剥きだして、揉みしだいたるわ!!!」
うんこエルフは、カップに入った多分コーヒーをあおると立ち上がる。次こそは殺る!!
………………
僕とうんこエルフは、互いの健闘を讃え合いしっかりと握手をしている。7勝9敗、負け越してはいるが、なんか清々しい。勝敗は、途中から、カフェのマスターがジャッジしてくれた。有り難い!
それで、僕は今まで何をしてたのだろうか?
とりあえずテーブルにつき、コーヒーを二杯たのむ。うんこエルフも座る。集まってた人々も、イベントの終わりを悟ったのか、各々散り散りになる。
「お前、何してるんだ?仕事、大丈夫なのか?」
運ばれてきたコーヒーを、一口含み、問う。カフェインが、落ち着く。
「あーあ、あんたのせいで、給料半額カットだわ、とりあえず、払いなさいよね!」
うんこエルフが、若干動揺しながら、口を尖らせる。
「自業自得だろ。」
「あたしたち、ギルド職員はね、目かけてる冒険者が出世したら、自分も出世すんの。だから、困ってるの見つけたら、フォローしてんのよ。」
とてつもなく、現金なやつだ。
「お前、魔法や呪いに詳しい人知らんか?」
「やっぱ、その乳、呪いなのね、ホルスタインになんか恨みかってるの?」
「知るかボケェ、牛に知り合いなどおらんわ!てめーこそ、ひんぬーの呪いかかってるんちゃうのかよ!」
「殺すぞ!われー!」
「上等じゃ、かかってこいやー!」
僕たちは立ち上がる。いかん、エンドレスだ!いつの間にか増えたカフェのお客さんが、僕らを注目してる。男しかおらん。
なんだかんだで、僕はおっぱいはみでそうになってたし、お尻は、ほぼほぼ丸出しだったしな。ロリワンピースも、いろんなとこが、破けてる。服としてなんとか機能してるが、どうも、ブラジャーは、紐が切れてるような気がする。うんこエルフも似たようなもんだ、服のあちこちが破け、ほつれてる。
「止めよう、とりあえず座ろうか!」
僕たちは腰掛ける。思い起こすと、僕は初めて女性に触りまくった筈だけど、なんとも思わない。男と相撲してた感じだ。僕ほどではないけど、かなりの美人さんなのに。
「さっきの話だけど、いい情報があるわ!そうねー、小金貨一枚でどう?」
う、高い、小金貨一枚は、だいたい一万円位だ。しかも、こいつの話だから、がせの可能性もある。だから僕は!
「知ってることを、洗いざらい話せ!有益だと思ったらこれをくれてやる!」
大金貨をテーブルに叩きつける。だいたい十万円位だ。エルフの目が点になる。
「それと、服と下着をよこせ、普通のやつをだ!」
「そういう趣味なのね!服は、勘弁して!」
うんこエルフは、立ち上がり、スルッとパンツを脱ぐと、僕の前に差し出す。咄嗟に受け取ってしまう。汗でしっとりしてる。エルフって馬鹿なのか、脳みそ腐ってんのか?
「ボケェー!貴様の下着なんぞいるかー!!履けー!履けー!」
僕はうんこエルフの顔にパンツを投げつけ、首を絞める。
「冗談よ!冗談!!ちょっと体張ってみただけじゃない!」
「女子が、体張るなや!どん引きするだけやろがーー!!」
カフェに僕の怒号がこだまする。
嗚呼!不毛だ…………!!
カフェには、行かず、お魚買って食べました。