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不死者

気がついたら、結構時間経ってました。上手く表現出来ないものです。

「俺の名はアルス、君の名は?」

 金髪さん、改めアルスの手を握り立ち上がる。

「マルゲリータ!何で僕を助けてくれたの?」

「可愛い女の子を助けるのは当然のことじゃない?」

 なんか、いつの間にか、アルスの怪我が治ってる様な気がする。回復系のスキルでももってるのだろうか?男に可愛いとか言われても気持ち悪い…

 ちなみに僕は、持ってる。オートヒール、努力により手にいれた、その名の通りの、自動回復スキルだ。けど、まだ、足は痛い。


「マルゲリータ、そういう食べ物聞いた事あるな、言いにくいから、マリーと呼ぶよ!」

 なんか、馴れ馴れしい奴だな。


 「ううっ!」


 僕は、急に寒気がして、片膝をつく。


「不快な光を出す娘ぇぇぇ!消えて貰うぅぅぅ!」


 地の底から響く様な声がする。

 声の元を見ると、全く気配なく、マントに、目だけ空いた仮面の存在がいた。僕の本能が警鐘を鳴らしてる。こいつは、やばい奴だ!!

 アルスは、モヒカンズでは、使わなかった、剣を抜き、斬りつける。仮面を弾き飛ばした。

 仮面の下には、骸骨に皮がついたミイラの様な顔があった。


「アンデッド!!」

 アルスは言い放ち、僕を突き飛ばし、構える。

「不浄な者が、何をしに来た?」

 アルスが問う。

「汚れなき光を滅するべく!その娘の不遜な縁をを解き放つ為!」

 なんか、厨二的に盛り上がってるが、全く笑えない。高位なアンデッドだと思うが、僕には何も打つ手がない。

 「消えろーっ!!」

 アルスは、手当たり次第斬りつける。容易に、アンデッドを切り裂き、細切れにし、ついには、その頭部を剣で、地面に縫い付ける。


「他愛ないな!!」


 アンデッドが動かなくなったのを確認し、アルスは尻もちをついて、へたり込んでる僕に手を伸ばした。


「あっ…」


僕の視界が急に朱に染まる。


「グボォ!」


 それが、アルスの吐き出した血だと気づくのに、しばらくかかった。


「ああああーっ!!」


 僕の口から、無意識に声が漏れる。


 アレスの胸から、アンデッドに刺したはずの剣が生えていた…



出来るだけ、速く更新しますので、よろしくお願いします。

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