未来の黒幕系悪役令嬢モリアーティーの異世界完全犯罪白書 なろうラジオ大賞版
小説家になろうラジオ大賞様用にまとめたダイジェスト版です。
本編は別にありますので、良ければそちらもどうぞ。
※死人は出ませんが、本編は惨いので、注意書きをお読みください。
ライヘンバッハで死んだモリアーティーはなんと、意外な事に魔法の存在する異世界へ幽霊として転移?転生してしまった。
彼は目覚めた時、記憶を失い、首を吊っていた。
驚愕の状況。彼はギリギリのところで首吊りを回避。したところで自分を見ると、
『気付いた彼は可憐な女の子になっていた!』
違った。彼は可憐な少女に憑依していた。
自殺をしていた少女に憑りつき、記憶喪失の彼は自殺を止めていたのだ。
彼は記憶喪失に戸惑いながらも体の持ち主から話を訊いた。
ここは貴族令嬢の集まる異世界の令嬢学園であり、自分は特待生で貴族令嬢ではなく、それが原因で虐められていた。だから自分はそれを苦に自殺を敢行した。とのことだった。
「相手は貴族の令嬢達。
味方なんていない!!
声を上げても喉が潰されるだけ!!私が結局悪いと責められるだけ!
私が逃げたって皆に迷惑をかけるだけ!逃げられない!!………なら!!
もう私には《《これしかないの》》!!!!!!!」
そう言って死のうとする彼女。
それを笑うモリアーティー。
「 全く………首吊りのなんたるかも知らない小娘が……………ククククク。
身分程度の矮小さも知らない青二才が…………ハハハハ。
《《人殺しを知らない若輩者が。》》………………………………」
「『《《これしかない》》』とは、笑わせてくれる。」
そこには英国の闇の帝王が居た。
記憶は無い。
体も無い。
しかし、彼には最高の頭脳が有った。
悪役令嬢。
笑わせてくれる。
彼には記憶が無いが、知っていた。
『悪役令嬢程度では自分を止められない。』
魔法有り、記憶なし、身体無し、学園全ては敵。
自身が見える唯一の少女。シェリー=モリアーティーの為に、彼は最凶の頭脳を以て理不尽を、悪役令嬢を、
不慮の事故で始末していく。
見せてあげよう。
ライヘンバッハの続きを。
ジェームズ=モリアーティーの本編より長い、華麗なる異世界での完全犯罪の数々を。
本編は6/21の時点では未だ製作途中です。
投稿時点で一体どうなっている事やら?
※実は作者は『悪役令嬢モノ』を一個も読んだことが無いのは内緒ですよ。