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谷間の形と角度で見分けろ

勇者召喚まで1ヶ月、準備は大急ぎで行われた。

私は勇者のハーレム要員の美少女を集める為、勇者接待の為に私に付けられた部下達を使い、条件に合う美少女達をスカウトさせることにした。

「格闘技連盟ではどのような美少女を探せば良いんですか?勇者様のパーティーメンバーになるんですから強い娘がよろしいですよね。」

「強さはどうでもいいよ、勇者様より強かったら駄目だし。強気で勝ち気だけど、心は乙女な娘がいいのよ。最初は勇者に勝ち気で突っかかってたのに、勇者様に鼻っ柱を折られて乙女な部分を出して勇者にベタ掘って役柄だからね。」

部下のフォレス君は真面目な青年だ。

私の条件に引いているのがよく分かる。

ごめんね、キモい上司で。

でもコレは私の発想じゃなくて、勇者様ハーレムのテンプレだからね。

「じゃあ、私は教会本部で優しくておっとりした癒し系の美少女を探せば良いんですよね?成人向け小説に出てくるような女性登場人物で考えれば大丈夫ですね。」

話が早い。

この部下のパディーちゃんは頭の回転が良いようだ。

しかし、エロい小説なんて読んでるのか?

真面目なフォレス君が凄い目でパディーちゃん見てんだけど。

「その条件に付け足して、巨乳か貧乳のどっちかだと更に良いんだけど。」

「貧乳は難しいですが、巨乳だったら詰め物入れれば大丈夫でしょ。男に、まして童貞の勇者様にニセ物かどうか判断出来ると思わないんですけど。」

「確かに。偽乳の巨乳でもわからないか。」

「偽乳って、言い方がちょっと。まぁ、そういうわけで。実際に私も偽乳?って奴ですし。」

「うっそだああぁぁ!」

ふん!と胸を反らして偽乳を告白したパディーの横で、フォレスが嘆き叫んだ。

フォレス君、真面目だけどただのムッツリですか。

あと童貞は確定したね。

他の部下達にもそれぞれの美少女設定を説明し、美少女集めをしてもらった。


その間に美少女達に演じてもらう勇者ハーレム要員の役柄についてのプロフィール作成と衣裳デザインに追われていた。

前世で読んだ俺TUEEE小説の美少女達や某アイドル育成ゲームやハーレムアニメの記憶を元に、12名の美少女キャラを作り上げた。

衣裳デザインの際には児童福祉局や衛生管理局から、児童虐待やら衛生に悪いだとか横槍が入ったが、あくまでハーレム要員を演じて貰うための物で、私の趣味嗜好ではない。

防御力皆無の破廉恥防具も、乳袋の形に作ったぴったりな神官服も、又下3センチの動けば下着丸見えなスカートも、全ては勇者ハーレムの為。


こうして勇者召喚の準備は進んでいった。

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