4話: ゴブリンとの死闘!!!
俺は「索敵」に反応した、人影に近寄ってみた。
はっきり言おう。
それは人影なんかじゃなかった。断じて、そんな甘っちょろいもんじゃなかった。
それは・・・・『ゴブリン』だった。
ただのゴブリンじゃない、身長175㎝はある、ガチムチのゴブリンだ。
ボディービルダーのおっちゃんに角(とんがり○ーンみたいなの)を生やして、
全身を緑色にして、腰巻を巻いただけの露出狂みたいな感じだ。
あれ?ゴブリンってもっと小柄な、雑魚じゃあなかったっけ?
明らかに、強そうだ。たかが裸族の分際で!
とりあえず、「ステルス:Lv3」を使って不意打ちだ。
卑怯だって?そんなの知らん、安全第一!敵を殺れればすべて良しだ!
さあ!ゴブリンよ、覚悟!貴様の罪は、存在違反だ!
俺は、ゴブリンの首めがけて思いっきり剣を振り下ろした。
すると「キンッ」と乾いた音を立てて、ゴブリンの皮膚に弾かれた。
「ふえ?」
思わず、変な声が出てしまった。
ヤバイヤバイ。
ゴブリンめっちゃ、こっち見てる。いや、俺のことは見えてないはずなんだけどね!
ゴブリンは、拳を握りを振りかぶった、
あ、これはまずいな、一時退却!
俺は、全力でその場から逃げた。そして、「ドゴン!」という音が聞こえた。
そこには、ゴブリンが作ったと思われる、穴が開いていた。
あっぶね~~~!あれくらったら軽く死ねるよ?
なんだよあれ、剣は弾かれるし、攻撃くらったら即死だろうし。
一体どん位のレベルなんだよ。相当Lv高いだろ、絶対。
ん?レベルが、高い?ってことは・・・・
「ふっふふ」
思わず俺は、笑ってしまった。
そう、Lvが高いそれはつまり、倒した時の経験値も高いってことだ。
あいつらをどんな手を使ってでも狩りまっくて、Lvを一気に挙げてやる。
さあ、作戦会議だ!(一人だけどね☆。)
*10分後*
さて、これから、ゴブリンの狩り方を説明する。(たかが、ゴブリン1匹にここまで・・・)
まず、錬金で毒草から毒を取り出して、その毒を「ステルス:Lv3」を使用して後ろから、這いより
ゴブリンにかける。そうして、毒が切れるまで待つ。
そこで、ゴブリンが弱ったところに、一つ実験もかねて「ある魔法」を使用する。
「ある魔法」が何かは、使ってみてのお楽しみ~♪
残りMPが少なくなっているので、失敗しないようにしたい。
それでは準備に取り掛かる。解散!(俺しかいないけどね☆)
*更に10分後*
毒の準備は完了した。
手で直で触ると危険なので、物質形状変換魔法で石をコップっぽい形にして、そこに入れた。
そこで、「ステルス:Lv3」を発動して、剣で切りかっかた時みたいに、後ろに這いよった。
そして、ゴブリンの頭の上から、毒を流した。
「ごるあぎゅらーーーーー!!」
ゴブリンは奇声を発しながら、地面を転げまわっている。
おお、苦しんでる苦しんでる。その苦しそうな声いいね。
にしても、あの毒すごいな、あそこまで強い毒だとは思わなかった。
ゴブリンは、だんだん動きが鈍くなってきた。
お、来たかこれ瀕死ってやつですね、分かります。
今こそ「あの魔法」を使うときか。
俺は、自分眉間の前に指を、二本構える。(魔○光殺砲みたいな感じです)
そして、二本の指先に太陽光の集まるイメージをする。
すると、指先が光に包まれ、エネルギーが二本の指先に集まるのが感じられる。
そして、俺はエネルギーの溜まった二本の指をゴブリンの心臓のあると思われる、場所に向けて、
俺は、叫んだ、
「魔○光殺砲!!!!」
すると、指先から一直線の光が伸びゴブリンを貫いた。
ゴブリンは、もうピクリとも動かない。殺ったね。
何で、こんな魔法を使えたかって?
そう、あれは中学校2生の頃。
おれは毎日のように鏡の前で、自分は神から選ばれた、伝説の勇者と思い込み、「メ○ミ」や「亀○め波」そして「ブリ○ガ」を練習していたあの痛々しい、暗黒時代があったからだ。
まあ実際、女神から選ばれたんだけどね。
そして、俺は初めて「ありがとう、俺の暗黒時代」と思った。
それは、置いといて、どれくらいレベル上がったかな~♪
リクト《陸野 敬》 人族
職業:ボッチ 17歳
Lv:33
HP:500
MP:5/530
筋力:170
防御:190
すばやさ:200
賢さ:500
スキル:無詠唱、 ステータスオープン、 寿命UP:Lv100
ステルス:Lv4 索敵:Lv2 錬金:Lv1
魔力操作:Lv1 火》属性魔法:Lv1 水》属性魔法:Lv1
風》属性魔法:LV1 光》属性魔法:Lv1
ユニークスキル 物質形状変換魔法:Lv1 〈使用可能回数 あと2回〉
え・・・・
ゴブリン一匹倒しただけで20Lv上がっただと!?
何それ!上がりすぎだろ!どんだけ、Lv高かったんだよあのゴブリン!?
しかも、賢さ500っておい!俺そんなに、頭いいの?
俺が色々考えている内に気が付くと、
「あ、もう日が暮れてんな。野宿の準備か・・」
その日の夕食は、サラダ(毒抜きした雑草)と水(スライムの体液)でした。
そして、食事中に気が付きました。
「あ、ゴブリンを単純に、火》属性魔法で、焼き殺せば良かった」
すいません、
まず、錬金で毒草から毒を取り出して、その毒を「ステルス:Lv4」を使用して後ろから、這いより
ゴブリンにかける。
の「ステルス:Lv4」だった所を「ステルス:Lv3」に訂正しました。