プロローグ1
眠・・・・
また今日もいつもどうり、学校(高校)に行かなければならない。
急いで、朝飯を食べ、自転車に跨る。
幸い、家から学校まで15分もあれば着く。
それにしても、今日は、人けがない、いつもなら出勤している人ぐらいはいる。
学校が、見えてきた頃に、同じクラスで、唯一話す、『仲村照気』がいた、
「おはよ」
向こうも気が、付いたようで、
「おはよう、陸野、あれ?なんか元気ないな、どうせまた徹夜で、ゲームしてたんだろう?」
「ふっ、おかげでついに全クリしたぜ。それに、30分は寝た。」
仲村が、あきれ顔でこっちを見ている。しかしながら、こいつはいい奴だ、
うん、ずっと友達でいたい。まあ、むこうが、どう思っているのかは知らんが・・・・
「にしても、今日、朝、誰か見た?」
「いや、俺も見てない。」
とか話している内に、学校に着いた。
「あれ?学校も人がいない。」
「ま、さすがに教室には、いるだろうにしても明らかにおかしい・・・」
「まさか、神隠しとか?」
「仲村、おまえ発想がなんか、女子っぽいな、ま、いいや早く、教室行こうぜ?」
「おい、誰が女子っぽいだ!まあ、行ってみようか。」
3階の教室に何とかついた、基本、学校以外の半引きこもりぎみの足にはきつい。
「お、来た来た、これで13人か・・・」
えーと、コイツダレデシタッケ?
「おはよう、で、どうしたんだ、谷川?」
ナイス、仲村、そうそう、こいつはクラスに1人はいるイケメンリーダー野郎、
『谷川亮也(たにかわ りょうや』)だ。
「ああ、実は、」
すると、谷川の言葉を、遮るかのように、ガラスの割れるような音と同時に、
周りの景色が崩れていった。
やばい、何これ?ていうか俺浮いてね?360度どう見ても、クラスメイトと自分の
体、以外何にもない。あ、でも何もないって言っても、勿論制服はきてるよ?
「「きゃあ~~!」」
女子の、何人かは悲鳴をあげている。
そこで、きましたイケメンリーダー谷川君!!!
「大丈夫、落ち着いて!!!」
わーすごい、すごい、かっこいいー(棒読み)
大丈夫なわけねーだろ。
周りの、景色が突然真っ白になったのに。
「皆さん、お静かにー!!!」
声の聞こえる、方向を向いてみると、そこには、知らない女性がいた。
一応教員っぽい感じのスーツを着ている。
顔はなかなかの、美人さんです。
早く自己紹介しろよこの人、何故かこっち向いて、質問して欲しそうだし。
メンドクセー・・・
「すいません、どちら様ですか?」
「よくぞ、聞いてくれました。私は、『アグナル』という異世界の神、
『アル』、といいます。」
うわ、何これ凄くダルそう。