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陥落寸前!?

作者: エル

短編:孵化の続き!

どっちから読んでも平気ですが、孵化から推奨(笑)

隠すという概念を持たず、見せるという意識もない。

ありのままに、浮かべたい、浮かんだ感情だけを表情に表す彼女は…綺麗だ。


初めて出会った時は色のない少年の姿をしていた。

白い肌に白い髪に服、瞳だけが濃い紫だったけれど、感情は見えない。

そんなどこか妙な…今考えると”ちぐはぐ”だった。

器と魂…実の父と体が入れ替わって成長したのだから、ちぐはぐのはずだ…。


神々の血を引く仙士は本当に多種多様な存在がいるが、

現在最大の予想外は彼女は母で、次が絶対彼女だ!

…今まで育ての親でもある師匠を非常識だと思ってたが…世界は広い。


「紅軌!何してるの?」

「…ちょっと人生について振り返ってたよ。」

「振り返る?楽しいのそれ?」

「伽羅…君はもう少し色々振り返るべきだと俺は思うよ。」


不思議そうに小首を傾げるのは…絶世の美女。

白と黒のコントラスを生み出す白い肌と黒髪に、あの紫の瞳。

誰かが、髪を高く結いあげるのは馬の尻尾のようだと言っていたが、

伽羅に関しては馬のほうだって恐縮するほどの美しい黒髪は母親譲りで、

入れ替わっていた時と変わらない紫の瞳は父親譲り。


かつて感情を感じなかった瞳は、ただ興味がなかっただけ。

興味さえあれば子供様な目でこちらを見ていた”彼”の瞳と、

今目の前で、楽しげなのに妖艶さを自然と滲ます”彼女”の瞳との違いが怖い。


”紅軌が欲しい”

と突然告げ、あまつさえ押し倒してきた彼女が怖い。

例の事件で体が変わってから、仕事は一切問題がないのに、日常がおかしい。


地上を管理する、という大義名分を掲げる組織『天』。

主に妖魔退治が多い関係で戦闘も多い。

だが、それこそ全く齟齬がないのは、仙士が身体能力に左右されないから。

あくまで神力と経験こそが仙士の強さだ。


だからこそ目の前の小柄で華奢な美女はあっさり妖魔を一刀両断できる。


”彼”の時も小柄で華奢…現在のほうが目線は上。

けれど困るのは今の伽羅だ…。

平均的なサイズより大きいと思われる胸とか、

むき出しの太ももとか、俺の肩あたりから無意識に見上げる上目づかいとか…。

それこそ思わず身構えるほどの露出過多で来るな!

なんでスリットの位置が腰なの!?胸の切り込みが臍まであるよ!?


「伽羅…。」

「何?」

「とりあえず俺の上着貸すから着て、今すぐ着て。」

「…いや。」

「笑顔で拒否るなー!」


無邪気に笑ってひっついてくる…。

うん…胸とか足とか色々当たってるとか、甘い匂いがするだとか…脳内から消したい。

完全に拒絶できてないのが、陥落するのを時間の問題と脳内で誰かが言う。


…本当は、陥落を隠すのも時間の問題なのかも知れない、だけどね。

偏った成長:身長が小柄なのに巨乳。

というわけで伽羅(名前やっときた!)は小柄巨乳な美少女寄り美女でした!しかも露出系の服が好き!動きやすいから!

紅軌は長身中肉?身長高ーなんですが、ほどほどにしか鍛えてない感じ。

…術師で着込んでるので細見にしか見えないけどね(笑)

というか紅軌視点なのであんまり紅軌に触れてないね…次はまた伽羅か第三者視点かなーリクエストあります?(笑)


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