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D・H  作者: ララ
93/137

皆と皆の気持ちと決意と

今何時だろ…。



腕時計をみるともう12時だった。



僕(悠太)は今日(いや、昨日かな?)家には帰らずアリスたちのとこに残った。



親にはバッチリ嘘ついてきた。



嘘ついてるのにバッチリなんておかしい?



まぁそれはおいといて。



なんのために残ったか。



それはウミと話すため。



っていうか質問?



兄ちゃんのことききたくて。



答えてくれるかわかんないけど…




いや、答えさせてみせる!!!




今僕はアリスとテントで寝てる。



その前で焚き火たきながら怜が寝てる。

(まさにアウトドアだよね)



リンは海の中で寝てる(と思う)

(すごいよね!水の術師だから水の中にいても平気なんだって)



んで、意外にもウミもその近くで寝てる。


少し和解したからかな?



うん。



きっとそうだと思う。



アリスはもうぐっすり眠ってる。



さーてテント抜けだそう。



ウミももう寝てるかな?



なんとなく寝てない気がする。



答えてくれるといいけど…。



怜起きちゃうかな?



起こさないようにそ〜っとウミだけを起こそう



外に出るとやっぱりテントの中より寒かった。



寝袋からでちゃったから外の空気は少し寒く感じた。



でも夏だからね。



平気。



…ここが夏なのかは知らないけど多分夏。

(今僕らがいる場所は世界で一番綺麗な場所らしいよ。多分無人島)




そ〜っとしのび足でウミに近づく。



ウミが気付いた!!



ウミがゴロンと顔だけこっちに向ける。




「何?」



相変わらず何かが冷たいな〜。



めげないけど。




「聞きたいことがあるんだ〜!兄ちゃんについて!!」



できるだけ小声で話す。



「聞きたいこと?悠太の兄貴のことなんて知らないよ…」



「しらないわけないよ!!!」



つい大きい声で叫んじゃった;;



注意注意っと…;;



怜が少し寝返りをうった。



あぶな〜い…。



「…?」



ウミが心底不思議そうな顔をしている。



ああ!そういえばウミに僕が悠里の弟だっていってないんだ!!



拓兄に八つ当たりした時アリスたちはいたから知らないのは多分ウミだけ。


そうだったな〜。



「あんね、僕悠里の弟なんだよ」


折角僕が小声で話したのにウミはすんごいでかい声で叫んだ。



「え!?」



怜がまたまた反応している。


だって今体動いたよ。



「え?って…声でかい;;そうなんだよ。僕の兄貴は悠里だ」



ウミはすごく驚いた顔をしている。



目なんかまんまるになって…



こんなにウミが驚いてるの初めてみたからちょっと笑いそう…。



「悠里の弟…」



まだボーっとしてる。



会話成り立つかな?




「そ。で、ききたいことがあるの」




「…何?」



ウミが少し警戒しているように見えた。



気のせいかな?



「ウミと悠里の出会いとか、悠里といた時のこととか…。まぁ思い出話みたいな?」




「思い出…。そうだな…」



ウミが少し微笑んだ。



悠里とウミって仲良かったんだなぁ…。



僕とは違って。


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