皆と皆の気持ちと決意と
それから部活。小学校の時剣道やってたから俺は剣道かなーって思って剣道部に入部。
悠里は迷って迷って結局放送部に入ってたけど幽霊部員だった。
俺たちは大体中学に入学してから一ヶ月くらいで一緒に行くのも帰るのもやめた。
俺は朝練あったりしたし帰りは部活だったし。
悠里はでたりでなかったりだったし朝いくことはなかったし。
それが中1。
すごく近くに住んでるのに約一年くらいずっとまともに顔合わせなかったな〜…。
この時期に悠里とちゃんと会って相談とか聞いてればよかったのかな?
この時期悠里は大変だったみたい。
おばさん…悠里の母さんが厳しくなったんだ。
勉強に。
悠里も苛立ち始めてて…。
そう…中1の最後の方から悠里は少し不安定な状態にあったんだと思う。
母さんに悠里の話をたまに聞いてた。
悠里が最近機嫌悪いとか大変そうって。
けど俺は大変だなーってそう思うだけで大した気にも留めなかったんだ。
なんであの時親身になってやらなかったのか…
悔しいよ。
そして中2。
クラス替えの季節になった。
1年の時に対してそんなに緊張しなかった。
その時もやっぱり同じように外に貼ってあるクラス替えの紙の前は混んでて。
だから俺は1年の時と同じように教室に貼ってあるクラス表をみた。
一組…ない。
二組…ない。
三組…
あった!!
俺の学校は全部で7クラスあるんだけど結局俺は4組以降になったことがなかった。
二年三年はクラス替えないからね。
そして教室にはいった。
席にかばんを置いて少しあたりを見回すと…
悠里がいたんだ!!
俺はすぐ悠里の席まで行った。
そうしたら悠里はニカっと笑って『去年同じクラスだったら8年連続だったのに…おしかったな』って言ったんだ。
そう…4月はまだ落ち着いてたんだ。