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D・H  作者: ララ
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皆と皆の気持ちと決意と

それから俺は先が続けられなくなった。



無性に悲しくなって…。



涙が少しでてきた。



「拓斗…?」



俺が黙り込んだから焔が心配してベッドから起き上がったのがわかった。



「ごめん…。なんか思い出ってさー切ないな〜なんて」



俺は笑って見せたけどその笑顔はすごく力ないものだったと思う。




でも俺は重要な部分を話していない。



だから話を続けよう。



「続きはなす…」



「うん…」




すべてが変わり始めたのは中学に入ってから。




中学校。



俺と悠里はやっぱり一緒に入学式に行った。



すんごく緊張したの覚えてる。



悠里も意外と緊張するタイプだったから朝少しはらくだして『もうやだ〜』なんていってたっけ。



俺らは今まで同じクラスだった。



俺はまた一緒のクラスになりたいな〜なんて思ってたけど悠里はどうだったんだろ?



俺は心の中ではきっとまた同じクラスだな〜なんて思ってた。



勝手に。



だって6年間同じクラスだったんだから。




クラス票は外にも貼りだされてたけどすごく混んでたから俺らはさっさと中に入った。



中の教室にも貼ってたからね。



1組から順番に探していった。



俺は三組だった。



けど悠里の名前がない。



違うクラスだったんだ。



悠里は4組だった。



「別々か〜!!7年目達成ならず!!」



悠里は7年目も一緒っていうのを達成できなくて悔しがってた。



俺は悠里と別々だったのが残念だった。



新しく友だちができるのは楽しみだったけど憂鬱だった。



めんどくさいじゃん?



教室に入れって先生に言われるまで俺は悠里といるつもりだったけど悠里はさっさと教室に入っちゃって…。



今思えば俺って女々しいなぁなんて思ったり。



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