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D・H  作者: ララ
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第一章二節「闇」

最近の悠里はムカつく。




幼馴染の俺(拓斗)だって耐えられない。



いつもイライラして人にやつあたり。



まあ・・・・そういう時期ってくるもんだよな・・。



ああ・・。いいすぎたかな?俺。



その頃悠里の幼馴染拓斗は家で自暴自棄に陥っていた。



あの後アイツ(悠里)がサボったのだって俺が怒ったからだよな・・・。




悩んでいても仕方ないので拓斗は悠里に電話をかけることにした。




「もしもし。大木ですけど・・。 拓斗君いますか? ・・・・え? でてった? 今探してる? お、俺もいきます!」




悠里が家出!?



なんだか拓斗は嫌な予感がした。



家族に悠里を探しに行くことを告げると猛ダッシュで悠里の家に駆けていった。






・・・・・ピンポーン。





「はい」




ガチャッ。



ドアのむこうには不安気な顔をした悠里のお母さんがたっていた。




「こんばんは・・」



話によると今おじさんは悠里を探しにいっているらしい。



弟の悠太君は腹を立てていて部屋にいるらしい。



「なんで悠里家でてったんですか?」




「・・・今日あの子が学校サボったものだから怒ったの・・。 そしたらいろいろあって・・・;」



ドクン!



心臓が大きく揺れた。



やっぱり悠里がでてった原因は俺にもあるんだ!



俺は震えながらおばさんに今日の学校での出来事を話した。



泣きそうだった。




でもおばさんは



「謝んないで。あの子本当に最近イライラしてて・・・皆困ってたのは本当だから・・。」


といってくれた。




少し安心した。




でもまだ俺の中には罪悪感が渦巻いていた。




「それじゃ、俺も探しにいってきます!! みつけたらすぐ電話します」




俺はドアを勢い良くあけて悠里探しにでた。




悠里は一体どこにいるんだろう?



俺のこと嫌いになっちゃったかな?




早く見つけなきゃ。




早く・・・。



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