皆と皆の気持ちと決意と
「ははっ。やっぱ一心同体なんだね」
「おう!」
お互い顔を見あわせて二カっと笑った。
時計をみると午前1時。
「さ〜てそろそろ寝るか〜」
俺は布団に入りなおした。
だけど焔は寝るのを拒否した。
「まてよ。まだ寝かせないよ?」
えーーーー?
「お前と悠里の話聞いてねぇもん」
焔が少し真剣な顔をした。
悠里って名前をきくたびにギクリとする。
いやドキっかな?
とにかく一瞬あせる。
「俺と悠里の話…?」
「そ。悠里って一体なんなんだ?」
「俺と悠里は…」
俺と悠里は幼馴染だ。
悠里は俺が二歳くらいの時に近所に引っ越してきた。
俺らの家族はすぐに仲良くなって必然的に俺と悠里もよく一緒に遊ばせられた。
だから幼馴染より兄弟に近いかも。
悠太君が生まれた時俺はきっと悠里くらい嬉しかった。
自分も兄弟みたいにおもってたからね。
小学校の時は俺と悠里は行きも帰りも一緒だった。
クラスも6年間ずっと一緒。
近所のおばさんからは「いつも本当に仲がいいのね」
なんていわれてさ。
俺は「はい。まぁ…///」みたいに答えたんだけど悠里は決まっていつも「別にぃ」って言ってた。
そんな悠里を俺が軽く睨むとにこっと笑って「嘘だよ」って言うんだ。
俺がすぐ気にするの知ってからかもね。
本当に悠里は「別に」って思ってたのかも。
でもそれでも俺は悠里と親友だって兄弟だっていつも思ってた。
そうそう夏休みなんかはいつも一緒に自由研究やった。
俺は真剣にできるだけすごいものをつくろうっていっつも頑張ってたんだけど悠里はいっつもふざけてた。
適当にやる〜なんていって頑張ってる俺にのしかかってきたり何回も「遊ぼうよ〜」とか言って邪魔してきた。
悠里が何かに真剣になってるなんてそうなかったんじゃないかな?
あいつ集中力続かなかったし。
初めは少し人見知りするけどなれれば明るいし面白いし少し甘えたなとこがあったけどまぁ顔もまあまあだし?
まぁかっこいいとは言いがたいかもしれないけど笑
カワイイの部類だね笑
まぁそんなこんなで女の子からもまぁまぁな人気だったんじゃないかな?