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D・H  作者: ララ
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皆と皆の気持ちと決意と

今日焔はうち(拓斗の家)に泊まることになった。


ちなみにアリスは向こうに残った。


焔はうちに泊まるとき俺の部屋で寝る。



ベッドは占領されちゃうってわけ。



いいんだけどね。



気に入ってるし。



今日は二人とも中々寝付けなくて俺は焔に今日怜と二人でいたときどんな話をしたのかとか出会いのエピソードみたいのを聞いてみることにした。




「なぁ焔ー」




「んー?」




「今日怜と二人でいたときさー、どんな話してたの?」



いや、怜の過去についてに決まってるけど。



ってかこんなこときいていいのか…?



聞いちゃったけど。




「えー?何って…怜の過去だよ」




やっぱそうだよね…。




「だよね〜…」



本当は俺はどうやって焔が説得したのかってとこを聞きたかった。



あとその時の怜の様子。



リン曰く中々おりてこなかったらしいけど。





「…拓斗はもっと詳しいことがききたいのか?」



焔が考えたように俺にきく。




「…うん…まぁ…。でもそんなん俺が聞いていいようなことじゃないよね;;」




俺は話をそらそうとした。



けど焔は話をそのまま続けた。




「いや〜。別にいいよ。だって俺ら仲間なんだろ??」




焔がニカっと笑う。




「焔…」



俺も笑った。





「あの時リンがお前らんとこいって俺一人になったじゃん?ずっと呼びかけてたんだけど全然返事なくてさー。んで俺は不安だったし…もう顔も合わせてくれないんじゃないかって。その時理由なんて知らなかったから俺になんもいってくれないって腹立ててた。んで、怜がいる木の枝まで登ったんだ」





「登ったの?」




行動力あるな〜…。




「おう。でも怜はずっと暗くて…なぐさめても全然元気にならなくて」




「なぐさめたの?」




「うん。良い子良い子してやったよ」



焔があんまり偉そうに言うんで吹き出してしまった。



「ぷっ良い子良い子かぁ〜」



「なんだよ?」



少し焔が怒ったような顔をした。




「別にぃ〜。話続けろよ」




「…なんか納得いかねぇな…。んで、話してたら怜がもし話したら俺のこと軽蔑するよ。とか言い出してさ〜!だから俺軽蔑しても嫌いにならないって行ったの」




「それで怜が過去について話したんだ!」




「そ!!俺嫌いになんなかったよ。怜のこと」




「そうだね…俺もだよ」



俺はなんか少し嬉しくなった。



というか胸があつくなったっていうか…。



あたたかくなった!!


焔をみたら焔も嬉し時にでるような笑顔で笑ってた。





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