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D・H  作者: ララ
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「和解」

怜たちをさがしてる途中でリンに会った。



二人きりにさせたほうが良いんじゃないかってことだ。




俺(拓斗)らは砂浜に戻ることにした。




リンはまだ怜の過去を知らなかった。





言うかどうか迷ったけど話すことにした。




怜の過去を。




狂った魔術師の忌まわしい思い出話。




リンは驚いていた。



だけど意見は俺らと一緒。



別に嫌いになったわけでもなんでもない。



ただ…狂った魔術師には謝るべきだと思う。



謝って済む問題じゃないけど。



でも向き合うってことが大事なんだと思うから。



きれいごとなのかもしんないけど。



問題は焔の反応だ。



きっと怜は焔に話すだろう。



そんな気がする。



その時の焔の反応によってどうなるか…だな。
















怜がぽつりぽつりと話し始めた。




「昔々の話。っていっても17年前だね。狂った魔術師とその弟の話。それからその母親。俺は17年前に狂った魔術師の弟として生まれた。父親は違うけど母親は一緒。俺は覚えてないけど母さんはいつもいってた。幸せだったと。だけどその一年後。狂った魔術師に変化が見られる。薄々気付いていたことだけど…狂った魔術師の力が強大だったってこと。狂った魔術師が3歳くらいの頃。狂った魔術師はよく動物を殺して遊んでたらしい。これって異常に思うだろ?でもほら、そうでもないんだよ。きっと。だって俺らだって小さい頃虫殺したりしてたでしょ?きっとそれと一緒。狂った魔術師は強大な力をもっていたから大きな動物でも殺せたんだね。それははたからみると異常だった。そんな力に気付いた奴は力試しに襲撃してきたりした。そのたびに俺らは逃げなきゃならなかった。詳しくはきいてないけどもしかしたらその過程で狂った魔術師は何人か人を殺していたのかも。身を守るために。わかる?」





「…なんとか」





「そう。それで母さんは怖がった。狂った魔術師を。自分の子どもだって言うのにおかしな話だよね。こんな強大な力をもっていたらわざとじゃなくても母さんや俺を殺すかも知れないって思ったのかも。そんなわけである日を境に狂った魔術師は監禁されてしまった。洞窟に。そこには動物も入らせないように岩の扉を作った。狂った魔術師は初めは怒ったりしてたかも。でもしっばられてた。母さんお得意のシールドで。まだ抜け出せなかったんだね。小さかったし。それでもそれから6歳になるまでの3年間狂った魔術師は大人しくしてた。強大な力をもってるなんて嘘のように。俺は物心付いた頃から監禁されてる兄をみて特に何も感じなかった。けどある日気付いたんだ。なんで監禁されてるんだろう?って」



「うん…」




怜は少し黙ってまた話を続けた。









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