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D・H  作者: ララ
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「和解」

拓斗たちに朝が訪れるように悠里たちにも朝は同じくやってくる。




僕(悠里)が目覚めると狂った魔術師はご飯支度のようなことをしていた。



ちなみに僕がいまいるとこは僕の世界のどこかの洞窟の中。



狂った魔術師は洞窟が好きみたい。



ここをみつけてすぐに狂った魔術師は前いた洞窟の中野ものを召喚した。



それを見た僕は小さい頃みた「王様の剣」を思い出した。



それは魔法使いに話だったような…。



ベッドからおりて狂った魔術師のとこへいく。



「おはよ…」



挨拶をすると狂った魔術師は挨拶しかえしてくれた。



「おはよう」



そしたらまたウミを思い出しちゃって…。



少しだけ泣けてきた。



それに気付いた狂った魔術師は少し驚いた表情をして一言。



「悠里は本当によく泣くね」



その一言を聞いたら急に恥ずかしくなった。



「僕顔洗ってくる!!!」



慌てて外にある(っていうか狂った魔術師が作った)水場へ走った。



水をすくうとすごく冷たくて涙もふっとんだ。



ばしゃばしゃ顔を思い切り洗う。



すっきりしたところでタオルがないことに気付いた。



まぁウミといたときもなかったけどなんか狂った魔術師ならタオルとかもってそうな気がした。



だって狂った魔術師は家(洞窟)をもってるしベッドなんかもあるし、それに家の中には僕の世界のものも沢山あったから(絵本とかもあった)…。




顔をブンブン横にふってTシャツでぬぐおうとしたらいきなり視界がさえぎられて真っ白になった。



頭になんか乗っかってる。




「いるでしょ?」



と狂った魔術師の声。




頭からそれをとると…



やっぱりタオルだった!!



「あ…ありがとーーー!!」



僕は狂った魔術師にむかって叫んだ。



狂った魔術師は答える代わりににっこりと笑った。



一瞬とまどってるようにみえたのは気のせいかな?



僕は顔をタオルでふいて狂った魔術師のいる洞窟の中に駆けていった。







狂った魔術師は果物を食べている悠里をみながら考えた。




悠里…力の使いすぎで私のところへ運ばれてきたけど…その影響で心が少しもどりつつあるみたいだねぇ。



ウミの奴悠里から世界に対する心全部とらなかったから…。



私(魔術師)が今全部とっちゃおうか…。



そう思い悠里をじっとみる。



それに悠里は気付いた。



「何…?」



大きな目をこちらへむけてくる。




「なんでもないよ」



そういって笑っておいた。



今はまだこのままでいいか。



いずれとるんだし…。



もう少し向こうの世界の人間(悠里)をみていよう。



心の一部がかけた人間か…。



少し興味がある。



きっと私を楽しませてくれる。



そう思うんだ。



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