表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
D・H  作者: ララ
69/137

「和解」

そんなこんなでアリスを先に空き地にワープさせておいた俺は母さんに見送られ家をでる。



「焔君にあやまるのよ?」



母さんが最後に俺に忠告。



「わかってるよ」


とはいったものの…焔に会うのはすごくすごく恥ずかしい!


あんなこと言った後だもんな;;



焔も激怒してるかもしれないし。



少し憂鬱…。



俺が悪いんだけどね…。



外に出て空き地へ行くとアリスと悠太君はもういた。



悠太君は母親に友だちと市民体育館へ行くと言って来たらしい。



勿論友だちに口裏あわせてもらって。



悠太君ちは今悠里がいなくなったばかりだし、あまり夜外にだしたくないらしいけど、最近やっと元気になってきたし…ということで許してもらったそうだ。




「あ、拓兄も一緒だっていっといた」



あっけらかんと悠太君の一言。



俺も一緒となれば年上だし昔からよく知ってる人だからおばさんも安心するだろう。



抜け目ないなぁ…;



「悠太君晩御飯は?」



「食べた」




そんなどうでもいい会話をしながら俺らはアリスにつかまりワープした。



俺はおにぎりだの飲み物だの大きな荷物を持って。



初めてのワープに悠太君は少し興奮気味だった。



そして着いたらリンは海の中に入ってて、ウミはひとりで座っていた。



そして少し気まずそうな焔と俺をかるーく睨んでる怜…。



俺はゆっくり焔に近づいた。



「ごめん」



俺は焔に思い切り頭を下げた。



焔の反応は以外にもまじめに慌ててた。


(焔のことだから茶化すかなと予想してた)



「わっ!;なんだよ;;頭あげろよ〜;;」



そして一言。



「俺こそ考えなしだったよ。自分の母さんと他人が自分のかわりにいるって…あんま気持ち良いもんじゃないよな…」



それに対しさらに俺は謝る。



「いやっ;;そうだけどそうじゃなくて;;俺が自己中心的だったわけで…とにかくゴメン;;」




「もういいじゃない。なんなんだかよくわかんないけど」



アリスがめんどくさそうに仲介?にはいる。



「それよりおなかすいた」



なるほど。



アリスちゃん…君は単に早く俺の晩飯をあけたかったんだね?



アリスが俺に手を差し出した途端俺と焔は笑ってしまった。



仲直りってわけだ。



それをみたウミはうんざりといったかんじで顔をそむけた。



ちなみにリンは気付いてすらいないようだ。



水とさっきからずっと遊んでるみたい。



それからリンを(なかば無理やり)水からあがらせてみんなで晩御飯。



ウミをよんだけどこっちにこようとしなかった。



頑固だなぁ。





評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ