表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
D・H  作者: ララ
6/137

「糸」

早退(といっても届けはだしていないからサボり)

したとはいえ、すぐ家に帰るわけにはいかない。




お母さんに怒られるからだ。



昨日の公園に行ってみた。



銀髪少年はいない。



今なら銀髪少年がでてきても嫌じゃない。



むしろ嬉しいかもね。



寂しいんだ。



今すごく。




久しぶりにブランコに乗りながらこれからのことを考える。



そうこうしているうちにもう公園の時計は3時をさしていた。



早い子ならもう家についている。



僕は走って帰ってきたことにすることにした。




だから少し走った。



息をきらすために。




家に帰るとお母さんは怒っていた。



すごく険しい顔をしている。



どうしたんだろう?



一瞬考えたけどすぐわかった。



サボったことがばれたんだ。



当たり前だ。



センセイが連絡するって少し考えればわかったことなのに。



僕はよほど動揺してたらしい。




「どこいってたの・・・?」




低い声が「どすん」とぼくの心に響く。




「あ・・・と・・公園」



「なんで!?」


お母さんの声が大きくなる。



理由・・話せるわけがない。



話したくないよ。



みんなから嫌われたことがわかったんだ。


なんて。



なら怒られたほうがマシだ。




「怒れば?」



あ。また失敗;;



ストレートに気持ちを言った結果もちろんお母さんはすごく怒った。



僕は父さんが帰るまで部屋に閉じ込められてしまった。




独りっていう悲しみと二人きりで。



評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ