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D・H  作者: ララ
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「駒」

その頃悠里は力の使いすぎで立ち上がることもできなくなっていた。



「悠里…」


ウミの呼びかけに返答もしない。



息が荒い。



苦しそうだ。



「くそっ…!!どうすれば良いんだ?」



オーストラリアの人の心は全部この時点でとっていた。



ウミが戻ってきたときには悠里はもう倒れていたのだ。






(悠里を助けるには…狂った魔術師のとこへ…連れてくしかない…)



ウミは考えた。


あてがあったのだ。


しかしその当てである「狂った魔術師」とはあまり関わりたくなかった。



「けど…いくしかないよな…。悠里、待ってろよ?もうすぐで楽になるから」



そうウミはポツリとささやき、ワープした。



「狂った魔術師」の元へ。




狂った魔術師の住んでるとこは森の奥深くの洞窟の中。



誰も寄り付かない。



狂った魔術師には嫌なうわさがたくさんあった。



人を実験材料にしてるとか



会ったやつは皆殺されそうになったとか



アイツと会ったら知り合いが狂わされたとか…



そんなうわさがある中一人の少年が大分前に狂った魔術師の元へ行った。


世界を滅ぼすために。



それがウミだった。


世界を滅ぼすにはどうすれば良いか聞きに行ったのだ。


狂った魔術師には予言する力があるとされていた。


なのでウミは相談しに何度かいった。


そこで悠里が適合者だということなどを聞いたのだ。


しかしウミは狂った魔術師が最後まで苦手だった。


いつも裏があるような感じがして…。


そしてウミはその時狂った魔術師と約束をしていた。


世界の最後を狂った魔術師にも見せるということを。


狂った魔術師はウミのやろうとしてること(世界を滅ぼす)にとても興味を持っていて、面白がっていた。



ウミはみせるくらいなら良いと思い承諾していた。


だから悠里が倒れなくてもいずれは世界を滅ぼす前に狂った魔術師のところへ報告にこなきゃならなかった。


(魔術師は多少未来が見えるのでわざわざ来なくて良いとウミは思ったが狂った魔術師が来いと言った)


それでもやっぱり狂った魔術師のところへいくのは気が引けるのだった。



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