表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
D・H  作者: ララ
45/137

「たくらみ」

オーストラリアの子どもの心を全部とってから2日後。



ウミは中国の子どもを狙い、悠里はオーストラリアの大人の4分の一くらいの心をとっていた。








「悠里!大丈夫か?」


ウミが心配そうな顔をして悠里に呼びかける。


当の悠里は草むらにねころび、少し苦しそうにしていた。



息遣いが荒い。



「う…ん。大丈夫…」



「力を使いすぎだ!」


ウミが少し怒ったようにいう。



「う…ん。ごめん…」


悠里は少し罰の悪そうな顔をしている。



「なんで急いでるの?悠里は」



「…なんだか嫌な予感がして…。なんでかわからないけど早く世界を滅ぼさなきゃ一生滅ぼせなく気がするんだ…。不安なんだよ。一生世界を滅ぼせないってことは…一生僕らはこの狂った世界の中で生きなきゃならないんだ。目的が達成されるまで」



悠里は涙目だ。



「悠里…。大丈夫だよ。そんなに頑張らなくても。アリスたちのことなら心配しなくていいよ?あの二人くらいどうにだってできる。何も心配することなんかないよ?ね?」



優しくウミが悠里をなだめる。



「うん…」


悠里はそのまま眠ってしまった。





悠里が何かを恐れてる…。


これは虫の知らせか何か?


ウミが世界を滅ぼすって直接言ったのはあいつ…「狂った魔術師」だけ…。



そういえばなんでアリスが知ってた?


世界を滅ぼすって…。


そうか…あいつ…「狂った魔術師」か…。


あいつが言いふらしてるんだ!!


裏切ったな!


向こうの世界の奴らがこの騒ぎに便乗するのを楽しんでいるのか…?


でも今のところ知っていたのはアリスだけ。


どういうことだ…?


「狂った魔術師」は何を考えている?


なにをたくらんでるんだ…?


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ