「たくらみ」
バッチーン!!!!!!!!!!!!!
焔を思いっきりビンタした。
母さんも俺もびっくり。
でも焔はもっとびっくり。
「なっ…な…?」
「な」しか言えていない。
「どれだけ…こんなに心配かけやがって!!」
そこに現れたのがアリスとリン。
「焔ちゃん帰ったの〜?」
とリン。
「世話かけやがって」
とアリス。
そしてこの微妙な雰囲気を察した二人は同時に…
「「どうしたの??」」
本当どうしたものか…。
とりあえず俺の部屋へいった。
皆部屋に入ると…
「「ごめん!!」」
怜と焔は一斉にお互いに謝った。
「「あ?」」
反応も一緒。
そしたら皆一緒に笑ってしまった。
「焔、ごめんな、ぶったりして」
怜が罰の悪そうな顔をして謝る。
「俺こそ…悪い」
焔も。
これに怜はびっくりしていた。
焔が本気で謝るなんてって。
焔の赤くなった目をみれば何かあったことはわかったんだどあえてみんなは触れなかった。
リンをぬかしては。
「焔ちゃん…拓斗君のお母さんと何かあったでしょ??」
その言い方やだな〜;;
「何かって…;お前にゃ関係ねーよ///」
ようやく焔らしくなってきた。
「私にはわかるわ〜。愛に触れたのね…ww」
リンがうっとりと言う。
愛に触れた??
「ほ、焔…俺の母さんに惚れたんじゃないだろうな…?」
「惚れた?」
焔がきょとっとする。
「女性として愛しちゃったってこと。そうなの?」
怜が焔のほうをみる。
「あっ…!!l;んなわけねーだろ!!!;」
焔が慌てて否定する。
だよな〜。
まず年が離れすぎだもん。
「でも…俺の中の何か変えてくれた。この世界は不思議だ…」
焔がぼ〜っと思い出すように言葉を発する。
ん?
今の言葉…。
こっちの世界に好意を持ってるって事?
ためしにきいてみた。
「焔…それこっちの世界嫌いじゃないって事?」
その場にいたみんなの空気が変わった。
ゴクリ。
俺はつばをのむ。
これが上手くいけば…
予定より悠里を早く連れ戻せる!!!
「まぁ…嫌いじゃないかもな…」
みんなからツンっと目線をそらしながら焔はポツリとつぶやく。
「じゃっじゃあ世界滅ぼす必要ないじゃん!!!一緒に悠里を…ウミをとめようよ!それだって絶対楽しいよ!!!」
俺は必死だった。
少し時間がたった。
5秒くらい。
それでも俺には一時間くらいに思えた。
「…ま、いいかもな!!正義の味方ってキャラじゃねーけど!!」
そう言って焔はニヤっと笑った。
ってことは…
「やったーーーーーwww」
アリスとリンは同時に叫んだ。
やった!!!
これでもう悠里は取り戻せたも同然!!!
怜と焔の二人と会ってからより一層俺は悠里に会いたくなっていた。
この二人は昔の俺と悠里に似ている。
そう思った。
そしたら会いたくなって…早く会いたくて仕方ない。
でもよかった。
焔が味方に付いた今悠里を予定より早く連れ戻せる!!
確実に!!!
俺は考えもしなかった。
予定っていうのは未来のこと。
まだ白紙ってことなんだ。
絶対確実になる予定なんかこの世にないんだよ…。
ね?悠里。